九月に入り
ほんの少し凌ぎやすくなりました
八月はお休みだった曙会に
久しぶりに出かけて参りました
本日の席主は
馬緤真二先生でした
寄り付きには
蓮月尼の
九月九日という日付の入った
重陽の節句に因んだ
歌懐紙
女性らしい
柔らかで美しい字でした
それとは対照的に
本席の兜ィは
男性的な筆で
「猛虎一声山月高」
点前座は
長板に総飾りの設え
乙御前風炉に小ぶりの真形釜がかけられ
青磁水指は酒会壺
蓮葉形の蓋が涼しげでした
お茶杓は
席主ご自作で
銘 秋風
流儀にこだわらず
席主のお好みで取り合わされた
季節のお道具組が
とても新鮮でした
正客の先生との
男性同士の問答にも
聞きどころがあり
楽しみながら
色々と勉強させていただきました