本日稽古場に
新たなお顔が仲間入りなさいました
先月
「最近お茶に興味が出てきまして・・・」と
メールをいただき
稽古場体験をしていただいた後
さっそく今月からお願いしますという
お返事を頂戴しました
今日はこの掛物を掛けて
彼女を迎え入れました

「一期一會」
紫野大真師
初めての方にはいつも
利休百首の
「その道に入らんと思ふ心こそ我身ながらの師匠なりけれ」
この歌をお伝えします
Sさんが茶道に第一歩を踏み入れたこの日に立ち会えたことを
私はうれしく思います

桑小卓 薄茶点前
今日も久方ぶりの方が何人かいらっしゃいました
玄関を恐る恐る開ける人
稽古場を覗き込んで目をうるませる人
お茶から離れていた時間があったからこそ感じる
お茶の世界への郷愁にも似た思い・・・
「忘れています・・」と恐縮しながらも
点前座にすわれば
すらすらと手が動き
美味しいお茶を点てて下さいました
非日常の日々は少しずつ薄らいでいきますが
完全に以前と変わらぬ”日常”は
もう戻ってくることはないでしょう
それもまた
ある意味ではこの世の摂理かもしれません

主菓子 鵜かがり 鼓月製

干菓子 二人静 両口屋是清

紅白一対のこのお菓子
盛り付け方に
お弟子さん共々悩みました。。。