大阪美術倶楽部で行われた
第13回若美津茶会に出かけて参りました

濃茶席は
正木美術館様がご担当されました
正木美術館は
故・正木孝之氏により
昭和43年に創設された美術館で
東洋古美術品約1200点を所蔵しています
その中から
今回はどのような道具が出されるのか
とても楽しみに参りました
本席・松筠亭の床には
一休宗純 墨蹟 滴凍軒号偈
床柱には
信楽 蹲の花入れに
山法師が入っていました
美術館のガラス越しの展示とは異なり
お席の中で拝見できることが
得難い喜びです
待合では
漢作肩衝の茶入 銘有明
釘彫伊羅保の茶碗などの名品を
篤と拝見させていただきました
ご担当の方にお願いして
茶入の盆付や茶碗の高台などを
拝見させていただけるのも
こういった茶会ならではの楽しみです
薄茶席は
永楽善五郎様のご担当でした
歴代永楽家の作品を中心に
千家十職による道具の取り合わせを
楽しませていただきました
展観席では
永楽家歴代展が開催されていました
眼福を得た後には
点心席にて
高麗橋吉兆の点心を頂戴いたしました
これまでは毎年
一人で参会しておりましたが
今年は社中の方々がご一緒して下さいましたので
楽しい時を分かち合いながら
有意義な時間を過ごせたことも幸せでした