表千家一期一会

第48回如庵茶会

本日は
愛知県在住の茶友Nさんと連れだって
犬山の如庵茶会に行って参りました

茶会の様子は
後日茶道雑誌などに
詳しく掲載されますから
ブログでは
私の個人的な記録として
書かせていただきます
受付をすませた後
それほど待つことも無く
すぐにご案内があって
中に通されました

玄関に入ると
大阪で顔なじみの御茶屋さんが
世話人の一人として
顔を出され
あら!こんなところで...と
お互いにびっくりしました

因みに
今日の濃茶はその
石本川口軒さんのお茶が
出されました

お茶をいただいた後は
並べられたお道具を拝見し
如庵の中に入って
床飾りと点前座の道具を
拝見いたしました



如庵

今日の濃茶席のご担当は
大阪世話人の方々だったので
ここでも
お馴染みの道具屋さんに出会って
説明を伺いました

濃茶席のお道具では
個人的には
伊羅保片身替のお茶碗が
特に印象に残りました

というのは以前
同門会愛知県支部のお茶会で
記念品としていただいた
伊羅保掛分け写のお茶碗の中にある
白い刷毛目が気になって
これはどうなっているのだろうと
思っていたからです

今日はその本歌を
間近に見られて
とても嬉しかったです


弘庵

薄茶席は
金沢世話人の方々の
ご担当でした

こちらのお席では
これまでは名残の風情で
やつれ風炉などが
使われていたことが
多かったような気がしますが

今日は
大西浄清作の小ぶりの風炉に
江戸大西家初代定林作の
すっきりした筒釜を合わせて
その右横に
美濃伊賀のどっしりとした
白い水指がおかれていました

今年はつい最近まで
汗ばむような日々が
続いていましたから
このようなお道具組になさったのかなと
思いました



まるで鶴の首のような
真っ白な雲を見上げながら
露地傘の下で
お番茶をいただきました


元庵

これまで何度も
如庵茶会に来ていましたが
有楽苑内に
こちらのお茶室があることに
気づきませんでした!

 この茶室は
織田有楽斎が
大坂の天満屋敷に設けた茶室を
古図をもとに
復元したものだそうです

「元庵」の名は
即中斎宗匠によってつけられたそうで
扁額は
即中斎の書かれたものでした


三畳台目の小間は
亭主床となっていました

竹の中柱で
点前座の袖壁に
下地窓が開けられているのが
とても珍しいです

説明書によると
点前座の風炉先は
道庫になっているらしく
よく見ると確かに
開けることができるようです

また
このぱっくり開いた火灯口にも
驚きました!

隣の鞘の間は
相伴席としても使えるようです

織田有楽斎という人は
戦乱の世にあっても
心は自由自在に
生きていた人だったのだなあと
あらためて思いました

ホテルインディゴ犬山有楽苑のロビー

正面に犬山城が見えます

点心



身も心ものんびり癒やされた
秋の一日でした


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