表千家一期一会

大徳寺月次利休忌茶会  


今日は
久しぶりに
大徳寺利休忌のお茶会にでかけました



昨日は 
近畿地方に木枯らし1号が吹き

今朝の紫野境内は
ひんやりと澄み切った佇まいでした





いつものように
朝10時からの法要に合わせて
9時頃より聚光院に入りました


今日は
大徳寺のお茶会は初めてという
社中のお二人をお連れしました


本堂で
厳粛に法要が営まれた後

閑隠席にて
お薄をいただきました

お掛物は

「山花開似錦  澗水湛如藍」 吸江斎


この掛物は
春や夏のものだとばかり思っておりましたが


「山花」を山の紅葉ととらえることで
この季節にも使うことができるのですね


竹杓八の花入には
嵯峨菊が入れられ

主茶碗は
「木守」

お棗には

「風露新香隠逸花」の文字


晩秋の風情を
しみじみと感じさせるお道具組でした




本日は
聚光院の他に
表千家の釜が五か所で
掛けられていましたが

私たちは
そのうちの一席
大慈院に掛けられていた
千葉宗匠のお席に入らせていただきました


掛物は

「閑坐聴松風」 即中斎


宗全籠に
色とりどりの残花が飾られ


点前座には

大板に琉球風炉がのり
その横に
一見 南蛮かと見まがう
侘びた風情の信楽の水指が
置かれていました


主茶碗は宗入の黒

薄茶器は
一閑の折ダメ


いずれも
名残の時季にふさわしい
しずかなお道具組を
楽しませていただきました









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