富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

おもしろい川の浸食

2014年12月22日 | 自然

 2014.12.12. 16:29 富田林市錦織東2丁目7 石川河川敷

なんかおもしろい形に浸食されています。

 

 約100万年前の大阪層群粘土層が川の浸食でこのようになっています。

 

 かなり締まった未固結の粘土層で青緑色をしています。

 

 石川化石木 2013年6月5日に発見されました。

そのときは、頭を出している部分はもっと少なく、水草に覆われていました。

 なんと、1000000年前の生えていたそのままの針葉樹です。幹(根元)の直径が150×120cmもあります。

 

 これは別の直立樹幹の化石 中が室(むろ) になっているというか、側だけ残っています。炭化木のようになっています。

 

 これは汐ノ宮火山岩 ここでは、ところどころで見つかります。玄武岩に近い安山岩で、上流部より流れ着いたもの。 二上山のサヌカイトに近い岩質で、サヌキトイドとも呼んでいます。富田林市横山付近で冷泉の湧出とともに、柱状節理を成しています。

この辺の河原の石は花崗岩質(領家帯花崗片麻岩)のものと和泉層群堆積岩(和泉砂岩・礫岩質)、大阪層群堆積岩質(チャート)、そして汐ノ宮火山岩 といろんな石が混じっていて、おもしろいです。

 

 単なる川の浸食でしょうか、甌穴(おうけつ=ポットホール)でしょうか、それともゾウの足跡化石でしょうか?下流部350mで、100万年前のゾウやシカの足跡化石が見つかっています。

  

 大阪層群粘土層と化石木

 

 川模様が独特で楽しいです。

 

 いずれはこわれてしまうと思いますので、今のうちに見ておいてください。

場所は近鉄長野線 滝谷不動駅 東を向いて、滝谷不動方面 高橋(石川にかかる橋)下流すぐ

 

関連記事もごらんください。

私の富田林百景+  「 横山潮湧石 」  2013年10月4日

石川化石木・足跡化石(14)

2014.12月22日 ( HN:アブラコウモリH )

 


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