奥様は海外添乗員〜メモリアル

風車のある風景@キンデルダイク

    

今朝もどんよりな空を見上げて小さなため息。天気予報はご多分に漏れず雲時々雨?まあこれがオランダらしい空であり天気であるとも言えるんですが、それでもやっぱり青い空に広がっててほしいというのが正直なところです。特にこんな素敵な景色を目の前にするとねぇ?朝一番やって来たのは、大きな港街ロッテルダムの南東に位置する田舎街キンデルダイク。オランダを象徴する風景に欠かせないものといえばチューリップと風車。ここキンデルダイクには18世紀に造られた19基もの風車が現存しています。余所ではなかなか見られないこののどかな風景はオランダを代表する観光ポイント。そんなわけで毎年この時季はたくさんの観光バスでひしめき合います。

元々は小麦の粉引き用に造られた風車ですが、ここオランダの風車にはもうひとつ大きな役割がありました。国土の4分の1が海抜0m以下というこの国が常に戦っていたのが水。排水用に用いられたたくさんの風車のおかげで干拓が進み、安全に暮らすことのできる国が築かれたとうわけです。それでも19世紀以降はその役割を終え数も激減。その後国民による保存活動が効を成して、ここキンデルダイクの風車群は世界遺産として後世に残されることになったわけです。どんな国でもそうですが利便性ばかりを追求するあまり昔ながらの風景はどんどん消えてしまってます世の中。古いものを保存することはもちろん大変でしょうが、こんなのどかな風景はいつまでも残しておいてほしいと思ってしまいますよね。


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