奥様は海外添乗員〜メモリアル

一周忌を迎えて〜青い海へ




あの日から一年。あっという間だったような気もすれば、先に全く明かりの見えない長い長いトンネルに入ってしまったかのように感じたり。とてもひと言では言い尽くせない一年でした。いざとなるとなかなか踏ん切りがつかずにおりましたが、この一周忌を機にかねてより故人が希望していた形で弔いをしようと決心。4年前に亡くなった愛息子のどんと一緒に、約束通り青い海へと見送ってまいりました。




「亡くなった人の魂はどこへ行くのか?それは極楽浄土でも天国でもありません。その魂はいつだってあなたの心の中に、あなたのそばにあるんですよ。」ずいぶん前にお話し頂いたとあるご住職の法話です。宗教には無縁の私ですが、震えるほど感動したのを覚えています。この一年間は思い返す余裕もありませんでしたが、今再びしみじみと噛みしめています。



前回この場で留守番隊の逝去を報告後、たくさんの方から温かいお便りや励ましのメッセージを頂きました。多くの支えがあったからこそ、今回こうして留守番隊との約束が果たせたんだと思っています。あらためてお礼申し上げます。ありがとうございました。



きっと今頃は以前のように親子できままに楽しくお散歩していることでしょう。そう信じます。「でも約束だからね。私のこと、ちゃんと待っててよね。」

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