
朝一番に到着したルクソールは、真っ白な靄のかかっていたカイロとは打って変わって抜けるような青空。本当は少しくらい雲がかかっててくれた方が身体は楽なんだけど。なにしろナイル河を飛行機で1時間ほど南下したここルクソールは年間降水量わずか30ml。日本なら1日で降る量だよね?つまりいつだってカラカラに乾燥した砂漠気候ってわけで、10月も半ばを過ぎたこの時期でも日中の気温は35度にも及ぶ。あっという間に身体が干からびそうよ。
それでもここルクソールはこの国にとっての古都であり貴重な遺産が山盛りだから、観光客の数はカイロに負けず劣らず。まず最初にやって来た王家の谷に行列を作る人の多さには驚くばかり。炎天下の観光はかなりの体力を消耗しそう。もしかすると今回は少し痩せて帰れるかな?な~んて今のところはまだまだ余裕のある私だけど。
ところで歴代の王たちの墓が集まるこの谷は、もちろん今でも他の王たちの墓の発掘作業が行われてる。すでに公開されてるものも順次修復されてる。たくさんの観光客のかたわらで砂埃にまみれて地味に作業する人々を眺めてると、観光立国エジプトを支える人々の力強さをあらためて感じたり。
写真は一番人気のツタンカーメンの墓(入口)




