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日本光学8cmF15鏡筒の接眼部に、金属製の板がねじ止めされています。表面がきれいに磨かれているので、何かの基準なのかなと思い取説を見ましたが、何も記載されていません。そこで、外してみると・・・。
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金属板の裏側には凸の部分があり、つや消し塗装が施されていました。
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鏡筒側を見ると、スリットが加工されているのが判ります。そうです、接眼筒を直進させるためのガイドでした。なにも黒色の接眼筒に、金属光沢の面をわざわざ見せる必要も無いようにも感じますが、デザインの一つなのでしょう。実際、良いアクセントになっているように思います。
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なお、この望遠鏡の接眼部のストロークは60mmです。五藤8cmの120mmに比べると短いですが、ガタを出さない方に重きを置いたためなのだと思います。
50年位前の製品ですが、今でも立派に通用する、かっこいい望遠鏡です。