昔の望遠鏡で見ています

ファインダーの小川



 ” 望遠鏡の林 ”ならぬ、” ファインダーの小川 ”が、出来てしまいました。
  どこのものかすぐ判る人は、天文狂になってしまっていると思われますので、お気を付けください。
 
  右から、五藤、ユニトロン、タカハシ、ミザール、ミザール、アストロ、タカハシです。




 接眼部です。




 対物部です。




 ミザールの3㎝10倍のものは、3本ありました。これらは、ファインダーなしの10cm鏡筒を手に入れたばかりに、程度の良いものが欲しくなり、ついつい揃えてしまったものです。一本の中古の望遠鏡を入手すると、往々にしてこのような事態になりますので、注意が必要です。
 一番下の対物枠が、ほかの二本とデザインが違うようです。




 対物フードを外してみました。構造は同じようです。よく見ると、一部の塗装がなく、金属の地が出されている事が判りました。左の鏡筒ですが、ネジで絞められた跡があります。よっぽどの怪力だったのでしょう!?




 ユニトロンの接眼部です。抜き差しの押さえの形状が独特なのが、判ります。

 ユニトロンは、私が天文に興味を持ち始めた時代、天文ガイド等には、あまり宣伝を出していなかったため、良く知りませんでした。ただ、昔のスカイアンドテレスコープ誌の裏表紙に長年広告を出していた、知る人ぞ知る一流メーカーとは聞いていました。ある時、学校の一人の先輩が持っていると、教えられました。品の良い人でしたので、きっと上流家庭の出身で、インテリのお父様か誰かが海外での評判を知っていて、その人から買ってもらったのではと、想像したものでした。この経験から、私の中では、「ユニトロン=ハイソな望遠鏡」という図式が出来上がっています。

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