今日のオーマイニュース(以下OMN)に、裁判に関する記事が続々掲載されました。日本中で大きなニュースとなった光市母子殺害事件の差し戻し高裁判決と、OMNにコラムを執筆している烏賀陽弘道氏が当事者となっている、いわゆるオリコン訴訟の地裁判決が重なった為でしょう。当エントリ執筆時点のトップ・サブトップは、4本全てがエムプロ組の関連記事によって占められています。
おかげで一時的に市民記者の影が薄くなってしまいましたが、このサイト構成は、OMNとしてはごく当たり前の事のように思えます。OMNでは昨年10月から死刑の是非について特集枠を設けていますし、オリコン訴訟も裁判の当初から報じ続けていました。判決が重なってしまったのは不幸な偶然といっていいでしょう。
今回取り上げた2つの裁判は、どちらも控訴されたので今後もまだ続きます。OMNでも続報を見る事ができるでしょうが、死刑の是非や表現の自由といった言葉ばかりが目立つようになると、サイトとして肩に力が入ったというか、堅苦しい印象を与えるものになってしまう可能性もあります。
そこで、OMNに取り上げてもらいたい裁判を1つ上げてみます。
東村山市会議員訴訟(仮称)
訴状はこちら
これは名誉既存毀損訴訟なのですが、原告・被告双方とも東村山市の現職市議会議員というのが一風変わっています。原告の薄井政美氏は、議員に当選した直後から辞職勧告をつきつけられましたが、昨年7月にその請願は不採択となりました。この詳細は、OMNでも渋井哲也記者が報じています。
そして、被告の矢野穂積・朝木直子両氏と元木昌彦社長の間には浅からぬ因縁があります。元木氏が週刊現代編集長に在職中、朝木氏の母、明代氏の転落死を某学会に殺されたと報じ、その学会から名誉既存毀損訴訟を受け敗訴した事があります。
その関係かどうか定かではありませんが、今回の訴訟でやはり被告となっている多摩レイクサイドFMのサイトでは、パーソナリティーとして今でも元木氏や元木氏と親しい人物の名前が出ています。
元木氏も無関係とはいえない人物や団体が被告となっているこの訴訟を、OMNで公正に伝えることができるかどうか。かつて薄井氏の件をOMNで取り上げた渋井氏の手腕に期待したいところです。
【お詫び】
コメント欄の指摘を受け、誤字を修正いたしました。スナギモさん、ありがとうございます。(4/23 7:45更新)
ところで渋井の本職は風俗ライター？
それより
×既存
○毀損
じゃないかと。
過去の実績から取材は可能ですし、やる気があって上からの弾圧に屈しなければ記事も書けるはず。
＞ところで渋井の本職は風俗ライター？
渋谷道頓堀劇場とは縁もゆかりもないと思います。
スナギモさん、誤字指摘ありがとうございました。
＞過去の実績から取材は可能ですし、やる気があって上からの弾圧に屈しなければ記事も書けるはず。
んじゃ自殺ネタ以外はちゃんと仕事してるんですかね。
あ、自殺ネタは飯のタネなのかも知れませんね。
＞あ、自殺ネタは飯のタネなのかも知れませんね。
また返しにくい話題を・・・
＞また返しにくい話題を・・・
思うところがあるということですね？
渋井に関してはマリア関連でいろいろと調べてみました。
調べていくとこれほどまでに言っていることとやっていることがかみ合わない人間も珍しいな、と。
後追い企画のようなネタは「まちぼうけ」スタイルで、あれは取材と呼べないでしょう。
きっといつかケータイ小説でも書いて小金持ちになるつもりなんだと思います。
まぁ死んだ人間を利用して飯食ってるのは事実。
＞後追い企画のようなネタは「まちぼうけ」スタイル
何かが起きてからそれに反応するスタイルも取材のうちかなとは思います。
それが「人が死んでんねんで」レベルになってから動くというのはどうかと思いますけど。
＞まぁ死んだ人間を利用して飯食ってるのは事実。
事実だからこそ返しにくい話題です。