にいはんは周回遅れ

世間の流れとは違う時空に生きる

編集部員、出て来~い

2008-01-29 | オーマイニュース

創刊1周年を機にスタートした、オーマイニュース(以下OMN)の市民記者編集委員(以下編集委員)制度。まあいろいろありましたが初代編集委員が3ヶ月の任期を務め上げ、昨年12月に第2期の編集委員にバトンタッチされてから2ヶ月が過ぎようとしています。

第2期編集委員の中には、既に続編を含めて2本の提言を投稿している市民記者がいる一方で、任期が残り約1ヶ月となった今でも編集委員コーナーに記事が掲載されていない市民記者が2名います。編集委員は総勢6名ですから、全体の1/3がまだ記事を掲載されていないか、投稿していないという事になります。

その2名による記事は、おそらく残った任期の中で掲載されるのでしょう。2名とも記者活動を停止しているわけではなく、それ以外の記事を執筆したり、コメント欄に登場していますので、今後出てくるであろう編集委員としての記事に注目したいと思います。

さて、第2期編集委員による関連記事は、現在5本掲載されています。そのうちの多くは、未登録者用も含めたコメント欄で市民記者と読者の議論が行われているのですが、そこにOMNの編集部員がぱったり顔を出さなくなりました。初代編集委員の時にも同じような指摘を行ったエントリをアップしましたが、第2期に入ってからは、ひと言へのコメントを含め、ログインしなければ書き込めない市民記者用のコメント欄には、編集部員の書き込みがただの1回もありません。

ここで、過去の記事から編集部の発言を引用します。(引用部分はイタリック体で表示、フォント変更・太字は筆者)

編集部への質問・批判には、編集部員がコメント欄にて、平日、できる限り返答していく予定です。

明らかに言っている事とやっている事が違います。予定は未定と言われればそれまでですが、編集委員制度がスタートした当初は何らかの返答がありましたし、場合によっては編集委員の求めに応じる形で平野日出木編集次長(当時)の反論記事が出たりもしていました。

それが、スタートから半年も経たないうちに、何のアナウンスもなく編集部員は内にこもってしまいました。これでは、市民記者や読者の信頼を得る事はできません。コメント欄に時折出てくる情報によれば、編集部員はSNS内の記者クラブ 「市民記者⇔編集部ホットライン」や、編集委員用のメーリングリスト(以下ML)では発言することもあるようですが、それとこれとは話が別です。

確認したところによれば、前述のホットラインの参加者は現在47名。これは編集部員を含めた数字ですから、市民記者の参加者は40名に届くかどうかでしょう。ROM専の市民記者は別にして、全市民記者の1%しか参加していない場での発言は、とてもではありませんがパブリックなものとは認められません。同様に、編集委員は6名ですから、MLの情報は内輪もいいところです。

OMNでは、編集委員の提言は市民記者と読者に勝手にやらせておくことにしたのでしょうか?だとしたら、編集委員制度そのものの意義が問われます。


もし状況が変わったのなら、きちんとアナウンスをしましょう


変わっていないのなら、やると言った事はきちんとやりましょう