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<大阪-観光> 東海自然歩道

2024-01-15 07:41:55 | 観光

 「東海自然歩道」

 東海自然歩道(とうかいしぜんほどう)は、東京都八王子市高尾の「明治の森高尾国定公園」から大阪府箕面市箕面の「明治の森箕面国定公園」までの11都府県約90市町村にまたがる長さ1,697 kmの長距離自然歩道である。 自然遊歩道は、いくつも点在する関係自然公園のなかを通過しており、起点にある明治の森高尾国定公園や、終点にある明治の森箕面国定公園のほか沿線には、富士箱根伊豆国立公園(神奈川・山梨・静岡県)、丹沢大山国定公園(神奈川県)、天竜奥三河国定公園(長野・静岡・愛知県)、揖斐関ヶ原養老国定公園(岐阜県)、飛騨木曽川国定公園(岐阜・愛知県)、愛知高原国定公園(愛知県)、鈴鹿国定公園(滋賀・三重県)、室生赤目青山国定公園(三重・奈良県)、大和青垣国定公園(奈良県)、琵琶湖国定公園(滋賀県)がある。

 歴史

 1969年(昭和44年)、厚生省(後に担当部局は環境省に継承)が長距離自然歩道を作る事を提案し、1970年(昭和45年)から関係自治体の協力のもとに整備が始められ、1973年(昭和48年)に完成した。

 経緯
 東海自然歩道の構想は、1969年(昭和44年)の年頭において厚生省の施策として発表された。 各地方のインフラ整備や都市の過密化が急激に進められ、四大公害病等の高度経済成長の影の面が顕在化し始めた当時、憩いの場としての自然を見直そうというこの構想は、国民から絶大な支持を得て、以後これに倣って数々の自然歩道が整備された。

 東海自然歩道の企画と実現には、当時の厚生省国立公園部(後の環境庁国立公園局。更に後の環境省国立公園課)に在籍していた大井道夫の尽力によるところが大きい。 厚生省時代から国立公園に携わり、環境庁設立と共に入庁した大井は、アメリカのアパラチア山脈などで建設されていた自然歩道(アパラチアン・トレイル)をヒントに、日本初の自然歩道である東海自然歩道を企画し実現した。 この二つの国定公園を歩道で結ぶという企画を契機として、道中の高原や湿原、峡谷等が、次々と国定公園に指定された。 観光地でも僻地でもないが、自然の生態系が存在している区域を公園に指定したこの試みは、観光地としての意味あいが強かった国定公園に、保護林ネットワークとしての役割を持たせ、後の国定公園のあり方について示唆を与えることとなった。

 コース

 国土地理院の2万5千分1の地形図上には、「東海自然歩道」の表記が要所になされている。

 通過する自治体
 東京都
  八王子市 -
 神奈川県
  相模原市 - 足柄上郡山北町 -
 山梨県
  南都留郡山中湖村 - 南都留郡忍野村 - 富士吉田市 - 南都留郡富士河口湖町 - 南都留郡鳴沢村 -
 静岡県
  富士宮市 -
 山梨県
  南巨摩郡南部町 -
 静岡県
  静岡市(葵区) - 藤枝市 - 島田市 - 周智郡森町 - 浜松市(天竜区) -
  静岡県内は山間部を通るため、静岡県が指定している海寄りを通る経路もあり、バイパスルート・バイパスコースと呼ばれている。
 愛知県
  新城市 - 北設楽郡設楽町 - 豊田市 - 瀬戸市 - 春日井市 -
 岐阜県
  多治見市 -
 愛知県
  小牧市 - 犬山市 -
 岐阜県
  各務原市 - 岐阜市 - 山県市 - 本巣市 - 揖斐郡揖斐川町 - 不破郡垂井町 - 不破郡関ケ原町 - 大垣市 - 養老郡養老町 - 海津市 -
 三重県
  いなべ市 - 三重郡菰野町 - 四日市市 - 鈴鹿市 - 亀山市 -
 滋賀県
  甲賀市 -
 三重県
  亀山市 - 伊賀市 -
 滋賀県
  甲賀市 - 大津市 -
 京都府
  京都市(山科区) -
 滋賀県
  大津市 -
 京都府
  京都市(左京区-北区-右京区-西京区) -
 大阪府
  高槻市 - 茨木市 - 箕面市

 恵那コース
 愛知県
  豊田市 -
 岐阜県
  恵那市 - 瑞浪市 - 可児郡御嵩町 - 可児市 -
 愛知県
  犬山市

 山之辺コース

 笠置町内の東海自然歩道山之辺の道コースと木津川

  宇治市、宇治神社前
 三重県
  伊賀市 - 津市 - 伊賀市 - 津市 -
 奈良県
  宇陀郡曽爾村 - 宇陀市 - 桜井市 - 天理市 - 奈良市 -
 京都府
  相楽郡笠置町 - 相楽郡南山城村 - 相楽郡和束町 - 綴喜郡宇治田原町 - 宇治市 -
 滋賀県
  大津市

*Wikipedia より

 

 昭和49年に開設された東京の「明治の森高尾国定公園」と、大阪の「明治の森箕面国定公園」までの1都2府8県を結ぶ日本で初めての長距離自然歩道。全長1697kmのルートは自然保護をはかりながら四季を通じてハイキングが楽しめるように整備されている。美しい北摂山系を縫うように続くルートは景勝地や史跡が点在。ファミリーから健脚家まで、自然や歴史を楽しみながらそれぞれのペースに合わせたコースを歩くことができる。この東海道自然歩道に始まって、その後も九州・中国・四国・首都圏・東北・中部北陸・近畿と8つの自然歩道が整備され、現在総延長は約2万1千km。年間4,000万人を超える人々に愛されている。

*https://osaka-info.jp/spot/tokai-nature-walk/ より


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