「與治兵衛きゅうり-よじべえきゅうり」
【産地】庄内地域
【特徴】外皮の色は淡い緑色と黄色がかっている。胴の太さが一般的なきゅうりの3倍ほどある。長さ 20cm 余り、太さ7cm 程度。半白で、白イボ。完熟すると 30cm 近く、太さはビール瓶くらいになる。種子は一般には入手不可能。
【食味】つる首付近にやや苦味があるが、とてもみずみずしく、味、香りともに濃厚。もろみやみそをつけて食べたり、なますやサラダで食べる。また、味噌を氷水で溶き、キュウリの薄切りを浮かべた夏の伝統料理「冷や汁」としても食べる。水分が多いキュウリなので、塩漬けすると実がやせてしまうため、漬物では食べない。
【来歴】養蚕が盛んに行われていた大正時代の始め頃、小国の五十嵐與治兵衛家に温海の峠ノ山から婿が来て、その人が養蚕と桑の栽培法に関する先進的な技術を学ぶために、新潟県の村上へ通った。そこから種をもらい受け、代々門外不出のキュウリとして大切に伝えてきたものである。現在は五十嵐孝昭さんの家で大切に守り継がれている。盆の仏壇に供える精霊馬に使用する。主な用途は、お盆の精霊馬と生食用。現在は一軒のみの自家用栽培。
【時期】、盆の精霊馬の季節に間に合わせている。
*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%E2%80%9506-%E5%B1%B1%E5%BD%A2/#i-93 より
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