「柔道」
視覚障がいの選手による柔道。視覚障がいの程度によるクラスと体重による階級にそれぞれ分かれて競技を行う。クラスにはJ1(全盲)とJ2(弱視)の2つがあり、体重による階級は男女それぞれ4階級ずつに分かれている。
一般の柔道と同じ試合場を使用し、基本規定を国際柔道連盟(IJF)の試合審判規定とし、それに加えてIBSA(国際視覚障がい者スポーツ連盟)JUDOが定める独自規定がある。視覚に障がいのある選手たちが出場することを考慮したルールが加わっているが、ほぼ一般と同じルールで行われている。
視覚障がい者柔道の代表的なルールは、開始から常に組み合った状態で試合を行うこと。審判によって両選手とも道着の同じ位置を掴み、公平な状態を確認してから、「はじめ!」の合図がかけられる。試合中に両手が離れたり、場外に出てしまった場合などは、開始時と同様、審判によって試合場の中央に戻され、再度組み合ってから試合を再開する。
また、選手には声や音などを使って情報が伝えられる。例えば、場外が近づいている場合は審判が選手に「場外!場外!」と声をかけて位置を知らせる。
対象障がい:視覚障がい
*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/judo.html より
【パリ2024パラリンピック実施種目】
・Men’s – 60kg J1
・Men’s – 73kg J1
・Men’s – 90kg J1
・Men’s + 90kg J1
・Men’s – 60kg J2
・Men’s – 73kg J2
・Men’s – 90kg J2
・Men’s + 90kg J2
・Women’s – 48kg J1
・Women’s – 57kg J1
・Women’s – 70kg J1
・Women’s + 70kg J1
・Women’s – 48kg J2
・Women’s – 57kg J2
・Women’s – 70kg J2
・Women’s + 70kg J2
※変更の可能性あり(2022.10時点)
Point 観戦のポイント
最後まで勝敗が分からない『接近戦』
組み手争いがないため、「はじめ」の組み合った状態からいかに相手を崩すかが勝負のカギ。接近戦での技の応酬は壮絶で見応えがあり、4分間の試合は一瞬たりとも目が離せない。とくに、残り2秒でも組み合ってから始まるため、大逆転勝利もあり得るのはパラリンピックの柔道ならではの見どころ。
*https://www.parasapo.tokyo/sports/judo より
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