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いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<珍しい野菜> ピュアホワイト

2024-09-07 07:54:49 | 珍しい野菜

 「ピュアホワイト」

 白いとうもろこし「ピュアホワイト」とは


 生で食べられる?白いとうもろこしの味わいと食べ方
 「ピュアホワイト」とは、その名の通り見た目が真っ白なとうもろこし。艶があり粒皮はやわらかく、甘味が強いのが特徴です。新鮮なものは生で食べてもおいしい品種で、生でかじると、フルーツのような甘さとジューシーさを味わえます。メロンと同程度の高い糖度に、驚くこと間違いありません。

 ピュアホワイトは、生で食べるほかに、加熱してもおいしいです。調理方法は通常のとうもろこしと同様におこなってください。粒皮がやわらかいため、加熱時間は短めでOKです。

 白いとうもろこしの産地と旬の時期
 とうもろこしは、全体の約40%が北海道で作られます。白いとうもろこし「ピュアホワイト」は、2002年に北海道で開発されて以来、主に北海道で作られますが、最近では千葉県や茨城県、群馬県、京都府など各地で生産されています。

 通常のとうもろこしと同様に、旬の時期は6月から9月。主な生産地である北海道では、8月中旬から9月中旬にかけて多く出荷されます。

*https://macaro-ni.jp/77847 より

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<珍しい野菜> アイスプラント

2024-09-06 07:07:58 | 珍しい野菜

 「アイスプラント」

*https://kinarino.jp/cat6/11395 より

 アイスプラント(英: Ice plant、学名: Mesembryanthemum crystallinum)は、ハマミズナ科メセンブリアンテマ属の植物。

 ヨーロッパ、南アフリカ原産[1]。肉厚の葉や茎の表皮にミネラル(塩)を蓄える細胞があるため、凍ったように見えることが名前の由来である。

 英語ではアイスプラント(iceplants)は本種が属するハマミズナ科の植物の総称で、狭義ではアイスプラントはむしろ耐寒マツバギク属(Delosperma)やマツバギク属(Lampranthus)を指す。また欧米では近縁のCarpobrotus edulisの方が食用のアイスプラントとして一般的である。

 生態
 乾燥に耐えるとともに、耐塩性が高い塩生植物の一つであり、海水と同程度の濃度の塩化ナトリウム水溶液中でも水耕栽培が可能である。さらに、生活環が半年程度と比較的短く、栽培も容易なため、植物の耐塩性研究におけるモデル生物として学術的な注目も集まっている。水耕栽培ではなく土耕栽培を行った場合は、地中にカドミウムなどの有害な重金属が含まれている場合、一般作物以上に吸収、蓄積する特性がある。

 乾燥や塩ストレスを与えないと一般的な光合成経路であるC3光合成を行い、乾燥/塩ストレスを与えるとCAM型光合成へ移行することができる。CAM型光合成を行うアイスプラントは、アミノ酸のプロリンやピニトールといった環境適合溶質をより生合成することによって、過酷な乾燥ストレスから生体を防御する。 また、表皮には塩嚢細胞(ブラッダー細胞、英語:Bladder Cell)と呼ばれる体内に侵入した塩類を隔離するための細胞が発達している。塩嚢細胞の大きさは2ミリ前後に達し、透明でキラキラと輝くため、種名のクリスタリナムの由来となっている。

 栽培
 発芽適温は20度前後、過湿に弱い性質があり、日当たりと水はけのよい場所で育てる。日本における作型は、早春に播種、春に植え付けて初夏に収穫する春まき栽培と、晩夏に播種、初秋に植え付けて晩秋にかけて収穫する夏まき栽培の方法がある。日中30度を超えてくると、下の葉が枯れてくる。花が咲いてきたら収穫期は終わりになる。

 腐葉土を入れた育苗ポットで種をまき、発芽して10センチメートル (cm) ほどに育ったら植え付けを行う。茎も葉も折れやすいため植え替え時は丁寧に苗を扱う。乾燥気味に育てるため、コンテナ栽培では日当たりのよいところに置いておく。露地栽培するときは、日当たりがよくて水はけのよい場所に高畝を立てて、株間30 cmぐらい開けて苗を定植する。生長を見て追肥し、葉先から15 cmくらいを切って収穫する。

 利用
 若い葉や茎が食用になり、独特の食感と塩味が特徴である。フランスではフィコイド・グラシアル(ficoïde glaciale)と呼ばれ、フランス料理の食材として使われている。アフリカでは民間薬や石けんとして利用される。味や香りが薄いため、サラダや天ぷら、炒め物などの料理に適している。

 日本でも佐賀大学農学部が栽培化し、塩味のする新野菜として紹介したことをきっかけに、近年、全国各地でも栽培されはじめた。日本国内産の栽培品種はさまざまな商品名ががついており、国立ファームはソルトリーフ、佐賀大学発ベンチャーの農研堂はバラフとクリスタルリーフ、アグリ社はプッチーナ、滋賀県長浜市の日本アドバンストアグリはツブリナという商標を用いている。また、静岡県ではソルティーナやシオーナの名で販売されている。

 アイスプラントには、中性脂肪の増加を抑えて内臓脂肪を減らす効果があるといわれるミオイノシトールが含まれる。またピニトールも含まれており、血糖値を下げる効果や、肝機能改善効果が有るとされる。 また、国内でもアイスプラントを配合した化粧品が開発されるなど、その保湿作用やビタミン[要説明]に着目した新規素材として使われ始めている。

*Wikipedia より

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<珍しい野菜> コールラビ

2024-09-05 08:08:05 | 珍しい野菜

 「コールラビ」

 インパクト抜群の見た目が特徴の「コールラビ」。見かけたことはあるけれど、どうやって食べたらいいのかがわからないという方も多いのではないでしょうか。じつは、キャベツに似た甘さで、とってもおいしい野菜なんです!この記事では、コールラビの特徴やおすすめの食べ方、おすすめのレシピなどをご紹介します。

 「コールラビ」ってどんな野菜?
 コールラビは、アブラナ科アブラナ属の越年草の野菜です。キャベツやブロッコリーの仲間で、かぶの本体から葉っぱが生えたような特有の見た目でインパクトがあります。コールラビという名前は、ドイツ語のコール(キャベツ)とラビ(かぶ)からきたもの。日本名は「カブカンラン(蕪甘藍)」や「球茎キャベツ」などいくつか名前がありますが、コールラビという名称で広く認知されています。

 コールラビの原産地は地中海沿岸といわれています。日本には明治初期に導入され、古くからある野菜のひとつです。しかし、当時は食べ方が知られておらず、あまり普及しなかったといわれています。

 コールラビの特徴とは
 コールラビはキャベツの芯のような味わいで、みずみずしく甘味があります。締まった肉質であることから、シャキシャキとした食感も楽しめる野菜です。まわりの皮は、薄い緑色をしたもののほかに紫色をしたものがありますが、皮をむいてみると中はどちらも真っ白です。

 旬は年に2回あり、6〜7月の初夏、11〜12月の晩秋の時季にあたります。コールラビには、栄養素としてビタミンCが多く含まれています。コールラビのビタミンCは加熱に強く、ゆでたり煮たりしてもあまり流出しません。ぜひ調理に取り入れたいですね。

 コールラビおすすめの食べ方
 コールラビは生でも加熱してもおいしくいただけますよ。どんな食べ方があるのか、見ていきましょう。

 サラダ

 生だとシャキシャキとした食感を楽しめるので、サラダなどにするのがおすすめです。クセが少なく、さっぱりとした味わいなので、さまざまなドレッシングやマヨネーズなどにもよく合います。

 ただし、生で食べる場合、下部や根に近い部分の皮は繊維質が多く硬いため、厚めに皮をむくようにしましょう。皮ごと食べたいという場合は、薄くスライスするなどの調理法がおすすめです。

 スープやポトフなどの煮物
 加熱するとかぶのようにホクホクとした食感になり、ひと味違ったおいしさを味わえます。火も入りやすいので、スープやポトフなどの煮物にもおすすめです。油でサッと炒めると、シャキシャキとした食感を残しつつ、生とはまた違ったおいしさを楽しめますよ。

 コールラビの保存方法
 コールラビは見た目は根菜のようですが、葉野菜のように扱います。乾燥と冷気に弱いため、新聞紙などに包み、ビニール袋に入れ冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。

 葉付きのまま販売されていることもありますが、買ってきたらできれば葉の部分と球体の本体部分は切り離しましょう。収穫されても植物は生きているため、葉を伸ばそうと養分をとられて味が落ちてしまうためです。ちょっとしたひと手間で長くおいしさを保つことができますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 アレンジいろいろ!コールラビ活用レシピ
 コールラビの特徴やおいしい食べ方がわかったところで、ここからはコールラビの特徴を活かしたおすすめレシピをご紹介します。調理方法によって、コールラビの食感や味わいを存分に楽しむことができますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。

 コールラビとにんじんのエスニックなます
 大根の代わりにコールラビを使って、いつものなますをアレンジしてみませんか?お酢と砂糖のほかにナンプラーを加えてエスニックな味わいに仕上げました。ナンプラーがほのかに香るさっぱりとした味わいで、サラダ感覚でパクパク食べられますよ!コールラビは、大根のような辛味もないので大根の辛みが苦手な方にもおすすめです。

 コールラビとベーコンのバター醤油炒め
 クセの少ないコールラビは、どんな食材とも相性がよく、さまざまな味つけで楽しむことができます。このレシピでは、コールラビをベーコンと一緒にバターで炒めて、しょうゆとみりんで味つけしました。コールラビは、サッと炒めればシャキシャキとした食感に、少し火を入れればホクホクとしたお芋のような食感になりますよ。お好みで試してみてくださいね。

 カレー風味のフライドコールラビ
 フライドポテトならぬフライドコールラビのご紹介です。生だとシャキシャキとした食感を楽しめるコールラビですが、揚げるとポテトのようにホクホクとした食感に変わります。作り方はとても簡単で、拍子切りにしたコールラビに片栗粉をまぶして揚げるだけ!カレー粉をまぶしてスパイシーな味わいに仕上げました。お酒のおつまみにもぴったりなので、ぜひ作ってみてくださいね。

 コールラビをどんどん食卓に取り入れてみよう!
 いかがでしたか?今回は、コールラビの特徴やおいしい食べ方、おすすめのレシピなどをご紹介しました。クセのない味わいと食感で、さまざまな食材と相性のいいコールラビは、近年スーパーなどでも少しずつ見かけるようになってきましたよね。お近くのスーパーや八百屋さんで見かけたときは、ぜひ手にとっていただき、今回ご紹介したレシピを試してみてくださいね。

*https://www.kurashiru.com/articles/ddb4148a-0860-4350-8e5b-96f3931c12ec より

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<珍しい野菜> ビーツ

2024-09-04 09:17:23 | 珍しい野菜

 「ビーツ」

 ビーツとはどんな野菜なのか? 

 ビーツとは地中海原産の野菜です。

 アカザ科のサトウダイコンの一種で、皮をむくと真っ赤な色をした根菜です。

 カブや大根のような見た目と触感で、日本ではあまり見かけませんがヨーロッパでは非常のポピュラーな野菜なのです。

 ウクライナ料理の「ボルシチ」にも使われている歴史のある野菜と言えるでしょう。

 ビーツってどうやって食べるのがおすすめ?

 ビーツはどうやって食べるのがいいのでしょうか?よく調理される方法をご紹介します。

 ①生でサラダに入れる
 1つ目の方法は「生で食べる方法」です。

 ビーツは皮をむいて薄くスライスすることで生でも食べることが出来ます。

 ただしビーツは火を通さなければ独特の土臭さがあり、沢山の量を食べることは出来ないでしょう。

 ただ、サラダの彩をよくすることには効果的で、豊富なビタミンCを摂取することが出来ます。

 ②茹でて調理する
 2つ目の方法は「茹でて調理すること」です。

 茹でて調理する場合は、皮はむかずそのまま沸騰したお鍋に入れ、10分程度茹でて中まで柔らかくなったら完成です。

 皮をむいて茹でてしまうと、赤い色素と栄養素が全てゆで汁に溶け出してしまうので注意しましょう。

 茹でて食べると、大根やジャガイモを食べているような触感と味になります。

 ③焼いて調理する
 3つ目の方法は「焼いて調理すること」です、ビーツを焼いて調理する際はホイルでくるむ「蒸し焼き」がベストです。

 ホイルの上にビーツを置き、そこにオリーブオイルを垂らしてホイルでくるみます。

 そのままオーブンに入れ180℃に熱したオーブンで蒸し焼きにすると完成です。

 肉料理の付け合わせなどにしてもおいしく頂けるはずです。

 ビーツにはどんな栄養素があるのか?

 ビーツには豊富な栄養素がたくさん含まれています。

 一例を挙げるとカリウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、葉酸、食物繊維、ビタミンB1、B2、B6、ビタミンCなどです。

 中でも葉酸はビタミンBの一種で、胎児の発育には欠かせない栄養素だと言われています。

 妊娠期の女性が食べるのにおすすめの野菜だと覚えておきましょう。

 亜鉛や豊富なビタミンが含まれているため、肉体疲労時に食べてもよさそうです。

 ちなみに、ビーツの赤色の正体は「ポリフェノール」で、活性酸素を取り除いて生活習慣病予防にも良いと言われています。

 ビーツで調理できる料理をご紹介

 ①ウクライナ料理ボルシチ

 ②ビーツの冷製スープ

 ③ビーツを使ったポテトサラダ

 ④ビーツときゅうりのサラダ

 ⑤ビーツとジャガイモのスープ

 ⑥ビーツを使ったパスタ

 まとめ
 というわけで、今回は地中海原産の真っ赤な野菜、ビーツを調理するにはどんな調理法があるのか?について詳しく解説してきました。

 ビーツの調理法は様々ありますが、シンプルに煮込み料理に使うのが最も簡単かもしれません。

 誰でも作れる料理ばかりなので、是非とも挑戦してみましょう。

*https://www.asagiri-nouen.jp/contents/2021/04/post-57.php より

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<珍しい野菜> おばけかぼちゃ、おもちゃかぼちゃ

2024-09-03 08:13:57 | 珍しい野菜

 「おばけかぼちゃ、おもちゃかぼちゃ-アトランティックジャイアント」

*https://kinarino.jp/cat6/11395 より

 アトランティックジャイアント (Atlantic Giant) とは、巨大な実を付けるカボチャである。なお、アトランティックジャイアントは学名ではない。

 概要
 アトランティックジャイアントは、巨大なカボチャとして知られている。180cmを超える実を付けることも可能である。また、その重量も数百kgに達することが可能であり、例えば、2011年にカナダのオンタリオ州で育てられたアトランティックジャイアントの場合、収穫時の実の重量は824.9kgを記録した。しかし、このカボチャの巨大さは、セイヨウカボチャ(Cucurbita maxima)の変種の表現型(遺伝的要素と生育環境との相互作用によって生じた姿)なので、生育環境によっては、ここまで巨大にはならない場合もある。このカボチャが生育可能な気候の地方でツルや葉を広げるのに十分な土地を用意して、1つの株に1つの実だけにして育てる(1つの実だけに養分を集中させる)ことなど、様々に手をかけることで、アトランティックジャイアントが出現する。このように、育て方などにも実の大きさが左右されるため、どのくらいの大きさにまで育てられたかを競い合うイベントも開催されることがある。なお、このカボチャは、アトランティックジャイアント(大西洋の巨人)という名称で呼ばれてこそいるが、必ずしも大西洋沿岸で育てられているわけではない。

 歴史
 アトランティックジャイアントというのは、アメリカ合衆国で付けられた名称である。「アトランティックジャイアント」の商標は1985年9月を以って法律による保護期間が終わり、社会的な共有財産(パブリックドメイン)となった。そして、2004年にはアトランティックジャイアントに関連する全ての表現型が、社会的な共有財産となった。

*Wikipedia より

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<珍しい野菜> アーティチョーク

2024-09-02 07:14:24 | 珍しい野菜

 「アーティチョーク」

*https://kinarino.jp/cat6/11395 より

 アーティチョーク(英: Artichoke, Globe artichoke、学名: Cynara scolymus)は、キク科チョウセンアザミ属の多年草。和名はチョウセンアザミ(朝鮮薊)。形態的には大型アザミである。若いつぼみを食用とするヨーロッパの春野菜(花菜類)。地中海沿岸原産。

 名称
 英語名アーティチョークは、中世アラビア語のアル・カルチュ(al khurshuuf、「巨大なアザミ」の意)がスペイン語のアルカルチョーフ(alcarchofa)に転化し、さらに北イタリアのアーティチオッコ(articiocco)に変化したものが英語の由来といわれている。

 フランス語は artichaut(アーティショ/アルティショ)、イタリア語で carciofo(カルチョーフォ)、複数形では carciofi(カルチョーフィ)とよばれる。 和名「チョウセンアザミ」は漢字で朝鮮薊と書くが、朝鮮半島とは縁もゆかりもなく、「異国のアザミ」というニュアンスを表現した名称である。

 特徴
 キク科に属するアザミの仲間の多年生宿根草本。草丈は1メートル (m) 内外で、葉は50 - 80センチメートル (cm) に達し、花蕾は直径15 cmに達する。分枝は少なく、1株に3 - 4本程度である。主茎の先端につく花蕾の形はいろいろあり、パープル種とグリーン種がある。収穫適期を過ぎると紫色の花が咲く。根の張りが広く、同じ場所で3 - 4年は栽培が続けられる。

 ちなみに、英米ではキクイモとチョロギもArtichokeと称する。エルサレムアーティチョーク(英語: Jerusalem artichoke)とアーティチョーク(英語: Artichoke、Globe artichoke)は別の種類の植物であり、エルサレムアーティチョークはキク科のヒマワリ属キクイモで、アーティチョークはキク科のチョウセンアザミ属チョウセンアザミである。

 歴史
 南ヨーロッパ地中海沿岸地方が原産。元は野生のアザミであったが、古代ギリシャ・ローマ時代以降、品種改良が進んで今日のような食用品種となった。近縁種のカルドン(学名:C. cardunculus)はとげが鋭いが、同様に食用になる(こちらは茎も食用とする)。ヨーロッパの野生アザミの一種から、切り花用に利用されているカルドンに改良し、さらに改良してアーティチョークになったという説もある。本格的に栽培され始めたのは15世紀イタリアのナポリ近辺で、16世紀からフランス・ドイツ・イギリスへと徐々にヨーロッパ全域に広がった。

 16世紀にフランスに輿入れしたカトリーヌ・ド・メディシスによってフランスに伝播した。彼女の悪評の一つとして、当時は媚薬として考えられていたアーティチョークを結婚初夜の日に食べ過ぎたという逸話が残っている。

 日本には江戸時代にオランダから渡来したが、当初は主に観賞用として栽培されていた。明治以降に導入されたが、食用としては栽培されず、一部で切り花として栽培された。

 19世紀末からイタリア移民のグループがカリフォルニアで大規模にアーティチョークを栽培し、ニューヨークのイタリア系マフィアの資金源となっていた。1930年代、マフィアの封じ込めに力を注いでいたニューヨーク市長ラガーディアは市にアーティチョーク禁止令を出したが、アーティチョークの魅力に抗えず1週間後には取り下げられた。

 現在の世界的な生産地は、地中海沿岸やフランス南部などのヨーロッパ南部地域、アメリカ合衆国のカリフォルニア州、ニュージーランドなどであるが、特にフランスでは多くの品種が作られている。日本では、徳島県、長野県、九州などが主な産地であるが、生産量は多くない。

 品種
 フランスに多くの品種があり、中でも総苞の先端にトゲがないグリーン・グローブが多く使われている。その他の品種はイタリアのアルカチョフなど、トゲの鋭いものが多い。イタリア産の細身の品種にトスカーナパープルがあり、ふつうのものより萼が少なく小ぶりで、また萼の付け根は新鮮なものであってもやや紫色をしている。アーティチョークの種子繁殖のものでは、トゲのない品種でもトゲのある個体や形態の違うものが出てくるため、優秀な品種を株分けして増殖することも行われている。

 栽培

 一般的には春(4月)に種をまき、晩春に苗を植え付けて1年目は株を育て、2年目以降の初夏(5 - 6月)にできる丸い蕾のうちに切り取って収穫する。あるいは、9月に株分けして露地栽培して繁殖する。いったん植え付ければ、3 - 4年は収穫が続けられる。種を播いたあと、1か月で本葉は2枚程度になり、2か月で6枚ぐらいになる。一定の低温に遭い、その後の長日条件で抽苔して花蕾が出るが、このとき不完全な条件で経過するとロゼットとなって満足な花蕾は得られない。花蕾が出るのはおおむね5 - 6月で、夏の高温期は草勢が著しく衰えて、秋口には再び生育して根元から萌芽してくる。降霜以後の厳冬期は地上部がほとんど枯れるが、根は生きており、春先から再び生長を始め、5 - 6月には花蕾が出て収穫期となる。

 水はけの良い土地が生育に適し、栽培適温は10 - 22度とされる。土壌条件や気象が収量を左右する条件であるが、年平均気温が13 - 18度の気候をもつ地域がよく、土壌は耕土が深くて排水が良く、有機質の多い肥沃な土地であれば良品が得られやすい。

 育苗ポットに種をまいたら、本葉4 - 5枚になるまで育てて定植する。定植する場所は、あらかじめ元肥をすき込んでおき、株間が50センチメートルから1メートルほど空けるようにして植える。親株の根元から出てきたわき芽を株分けして植えても良い。定植後は十分に灌水して、畝間に敷き藁やマルチングを施して、雑草の発生と乾燥を防ぐのが望ましい。

 定植1年目は、株を充実させるために育て、1か月に1回の頻度で追肥を行うようにする。冬になると花茎は枯れて、葉がロゼット状になって冬越しになる。2年目以降の花蕾は、花が開く前の大きく膨らんだ丸くなったときが収穫適期で、蕾の下を切り取って収穫する。総苞が十分肥大して、紫の花弁が出る前であり、花茎を手で持てるほど残して切り取る。花蕾の収穫が遅れるとかたくなってしまい、食べられなくなる。

 病気の発生は少ないほうだが、病虫害は春先にアブラムシがつきやすくなり、見つけたら取り除いて駆除する。高温期に乾燥すると、石灰欠乏症が発生することがある。

 利用
 食用にするのは開花する直前の蕾で、葉のように見える肉厚の萼の下部と、萼に包まれた花芯(花托)の部分を食べる。食用になるところは、総苞(萼)の基部にある少量のデンプン質と花托基部のやわらかいところであり、総体積に占める可食部の割合はわずかである。萼が開いていない肉厚なものが良品であるが、鮮度が落ちてくると萼の付け根が紫色になる。ラテン系の人々が好んで食用とするが、フランス料理での利用が多い。食材としての旬は5 - 7月で、蕾が締まって重みがあり、萼がふっくらしているものが市場価値の高い良品とされる。デンプン質に富むほのかな甘味があり、ゆり根やイモやタケノコ、ブロッコリーの茎に似た食感、ソラマメに似た味わいがあり、水溶性食物繊維に富む。

 食べるときは、つぼみを塩ゆでにするのが一般的で、塩とレモン汁を加えた熱湯に入れて茹で上げる。ゆでる際は、つぼみの上下を切り落として、レモンスライスを切り口に当てると変色を防ぐ効果がある。花および果実の冠毛になる繊毛を取り除き、萼状の苞片(総苞片)を1枚ずつはがし、バターやオリーブオイル、ドレッシング、塩を好みでつけて、基部の肉質部分に歯でしごくようして食べる。

 最後に萼を除いた花托部分(中心部)をスプーンですくって食べたり、カップ状に輪切りにして、中心の毛状の部分を取り除いてからサラダを詰めて盛り皿に並べるなど、様々な料理に使われる。フライなどの揚げ物やオーブン焼き、ソテーして肉料理の付け合わせ、煮込み料理にして食べることもある。

 料理
 主にイタリア、フランスなどのヨーロッパや、アメリカでは広く食用としているほか、インドでも二日酔いの防止のために飲酒の後に茶に混ぜて飲まれている。日本では輸入物が中心で、栽培条件が合わないこともあって野菜としてはあまり普及していない(観賞用が多い)。ただし、近年ハーブティーとして飲まれることが増えている。イタリア料理では、イタリア語由来のカルチョーフィ(carciofi【複】)またはカルチョーフォ(carciofo【単】)と呼ばれ一般的な野菜として前菜などに使用される。フランスではゆでたり詰め物をしたりして調理するが、新鮮なものを生で食べるケースもある。花を乳に入れて加熱すると60℃で凝固することから、これを凝固剤として使うカイユボート(フランス語版)というチーズがある。ポルトガルではアーティチョークのおしべを使って凝固させるチーズがしばしば見られる。セーラ・ダ・エストレーラやニーザなどである。ベトナムでは乾燥させてお茶のように飲むアーティチョーク茶 (trà atisô) がダラットの特産品として知られる。アメリカでは、小型の蕾をアーティチョーク・ハーツといい、瓶詰にしたものの需要が多い。

 成分・栄養素
 100 gあたりの栄養価
 エネルギー 220 kJ (53 kcal)
 炭水化物10.51 g
 糖類 0.99 g
 食物繊維 5.4 g
 脂肪0.34 g
 タンパク質2.89 g
 ビタミンチアミン (B1) (4%)0.05 mg
 リボフラビン (B2) (7%)0.089 mg
 ナイアシン (B3) (1%)0.111 mg
 パントテン酸 (B5) (5%)0.240 mg
 ビタミンB6 (6%)0.081 mg
 葉酸 (B9) (22%)89 µg
 ビタミンC (9%)7.4 mg
 ミネラル
 カリウム (6%)276 mg
 カルシウム (2%)21 mg
 マグネシウム (12%)42 mg
 リン (10%)73 mg
 鉄分 (5%)0.61 mg
 亜鉛 (4%)0.4 mg
 出典: USDA栄養データベース(英語)
 野菜としては炭水化物が多く含まれているのが特徴で、可食部100グラム (g) 中に11 gほど含まれており、水分は少ない。そのため熱量(カロリー値)が多めであるが、たくさん食べるような野菜ではない。

 ビタミンCとカリウムは豊富に含むほうで、カリウムが多いため、利尿作用や体内の余分な塩分を排出する効果があり、カルシウム、食物繊維も豊富に含まれている。アーティチョークの赤い色はカロテン由来のものではないため、緑黄色野菜には分類されない。一方、食物繊維は特に豊富で、可食部100 g中に約9 gも含まれており、多くの野菜は不溶性食物繊維をたくさん含んでいるが、アーティチョークでは水溶性食物繊維が極めて多いのが特徴である。水溶性食物繊維を食事に取り入れると、コレステロールや糖質を便として体外に出す働きをするため、糖尿病や高脂血症の予防が期待される野菜といわれている。

 シナリンという成分が含まれていて、古くからヨーロッパでは薬効が高い野菜として知られている。血中コレステロールや中性脂肪を減少させ、肝機能を高める効果が期待されている。葉にシナリンを含み、肝臓の解毒に効果がある。シナリンには味蕾の甘味受容体の働きを阻害し、アーティチョークを食べたあとに食べるものの味をなんでも甘く感じさせてしまう働きがある。そのため、アーティチョークに上質なワインは合わないとされている。

 なお、放屁の回数と臭いを抑える効果があるとされる。しかし一方で含有するイヌリンが放屁の回数を増やすという報告もある。

*Wikipedia より

 

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<珍しい野菜> シャドークイーン

2024-09-01 07:29:41 | 珍しい野菜

 「シャドークイーン」

 (1)来歴
 旧農林水産省北海道農業試験場(現(独)農業・生物系特定産業技術研究機構 北海道農業研究センター)において、アントシアニン色素を高濃度に含有する生食用品種育成を目標として、1993年に「キタムラサキ」の開放受粉種子を採種し、1997年に実生個体選抜を開始した中から選抜された品種です。2001年の生産力検定試験により「勝系3号」の系統名を付し、2002年の生産力検定試験及び系統適応性検定試験により「北海92号」の地方番号を付して試験を行った結果、紫肉ばれいしょを用いた加工製品などの色調安定のために色素濃度の高い副原料として使用可能であり、ばれいしょアントシアニンならではの機能性に着目した研究により健康志向の食材として利用が期待されるため、品種登録を申請し、2006年にはばれいしょ農林57号「シャドークイーン」の名で命名登録されました。

 (2)形態的特性
 そう性は“中間”で、分枝数は“少”です。茎長は「男爵薯」より長い“やや長”、茎色は“紫”、茎の太さは「男爵薯」より太い“やや太”です。小葉の色は「男爵薯」より淡く“緑”、大きさは“小”、小葉の形は「男爵薯」より狭い“細”、小葉着生の疎密は“疎”です。開花数は「男爵薯」と同じ“多”、花色は“白”で、紫”の二次色が“星型”に分布しています。「男爵薯」とは異なり葯色は“黄”に紫の筋が入ります。花粉の量は“少”ですが、自然結果は“稀”です。ふく枝の長さは「男爵薯」より長い“中”で、いも着生の深浅は“深”で頂部は真下に向きます。いもの形は“長楕円体”で、「男爵薯」と異なり皮色は“紫”、肉色も“紫”です。目の深さは“浅”で、目の数は“中”です。

 (3)生態的特性
 初期生育は「男爵薯」より遅く“中”で、熟性は「男爵薯」より遅い“中晩生”です。いもの早期肥大性は「男爵薯」より遅く“中”で塊茎の粒揃いは「男爵薯」より良く“やや整”です。上いも重及び中以上いも重は「男爵薯」よりやや多い“やや少”、上いも数は「男爵薯」より少なく“少”で、上いも平均一個重は「男爵薯」より大きい“中”で、澱粉価は「男爵薯」より高い“中”です。休眠期間は「男爵薯」並の“やや長”です。

 (4)病害虫抵抗性
 「男爵薯」と同様にジャガイモシストセンチュウに対し“弱”で抵抗性はありません。疫病圃場抵抗性は“やや弱”、塊茎腐敗抵抗性は“強”、そうか病抵抗性は“やや弱”、Yモザイク病抵抗性は“弱”です。
 塊茎の生理障害は、二次生長が「男爵薯」より多い“少”、褐色心腐及び中心空洞は“無”、裂開も“無”です。

 (5)品質特性
 水煮による煮くずれの程度は「男爵薯」並の“中”、調理後黒変は少なく“微”です。肉質は“中”で、食味は“中上”です。チップ・フライの褐変程度は「男爵薯」より少なく“少”です。用途は“調理用”です。

*https://www.jrt.gr.jp/var/n57.html より

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<珍しい野菜> ストロベリートマト(食用ほおずき)

2024-08-31 08:19:03 | 珍しい野菜

 「ストロベリートマト(食用ほおずき)」

*https://kinarino.jp/cat6/11395 より

 甘さと酸味のバランスが絶妙な食べられるほおずき「食用ほおずき」

 ■世界各国に分布する「食用ほおずき」
 淡いオレンジ色のミニトマトのような「食用ほおずき」は、ナス科の野菜で、その種類は100以上もあります。原産地も種類によって異なり、アメリカ大陸、アジア、ヨーロッパと世界中に分布しています。日本のある地域では、山に「ほおずき」を植えて、山仕事の合間に喉の渇きを潤したとの話も聞かれます。

 ■特徴
 オレンジチェリー、ゴールデンベリー、ストロベリートマトなどさまざまな名前が付けられ、日本全国で栽培されている「食用ほおずき」は、袋状となった蕚(がく)の中の実を食用とします。完熟した果実はマンゴーのような甘みと上品な香りが特徴です。また、「食用ほおずき」には‘抗脂肪肝ビタミン’と呼ばれる‘イノシトール’が豊富に含まれているため、脂肪肝や動脈硬化を予防したい人におすすめです。

 ■‘上山まちづくり塾’の取り組み
 山形県上山市の‘特定非営利営利活動法人上山まちづくり塾’は、上山市の活性化を官民一体となって成し遂げることを目的として、平成13年10月に市民の有志で設立された任意団体です。活動の一環として、地元のかみのやま温泉で取り組んでいる‘浴衣の似合うまちづくり’にマッチした商品として、平成19年から「食用ほおずき」の生産を開始しました。高い育苗技術を持つ上山明新館高校をはじめ、旅館、菓子店などの地元企業に上山市も加わり広範なネットワークを構築し、生食品の販売や加工品の開発を行っています。広報活動としては、上山明新館高校の生徒達による銀座のアンテナショップでのPR、地元保育園児を対象とした試食体験会など数々のイベントを実施しています。
 また、平成20年度には、「食用ほおずき」栽培が、山形県の「新農業やまがた創造プロジェクト支援事業」に採択されるなど、県や市と協力した活動へと発展しています。

 ■「食用ほおずき」の生産
 ‘上山まちづくり塾’が、平成19年に3アールのほ場から始めた「食用ほおずき」生産は、平成22年には生産農家11件、栽培面積は60アールにまで拡大し、出荷量も増加しています。「食用ほおずき」の作型は、2月には種を行い、3月下旬にはポットに移植します。5月上旬に定植した苗は、8月下旬~10月にかけて収穫されます。生産者は、雨除け栽培に挑戦するなど手探りの取り組みを行っています。
 「食用ほおずき」は、葉の剪定など手間がかかり、生産者一人当たりの生産規模に限界があることから、‘上山まちづくり塾’では、生産者数を増やすことで生産量を拡大し、販路を開拓していきたいと考えています。

 ■産地から一言:‘旬の「食用ほおずき」を味わってください’
 甘さと酸味が絶妙なバランスの「食用ほおずき」は、そのまま食べてもおいしいですが、加工品にも向いています。市内の洋菓子店、製パン業者、牧場の協力のもと、さまざまな商品開発を行っており、牧場では、「食用ほおずき」で作ったジャムをのせた風味豊かなアイスクリームが人気です。かみのやま温泉で8月下旬~10月に収穫される旬の「食用ほおずき」を是非味わってください。

*https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/iroiro/1011_iroiro.html より

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<珍しい野菜> ロマネスコ

2024-08-30 08:31:36 | 珍しい野菜

 「ロマネスコ」

*https://kinarino.jp/cat6/11395 より

 ロマネスコ(伊: Broccolo Romanesco)はアブラナ科アブラナ属の一年生植物。カリフラワーの一種である。フラクタル形態のつぼみが特徴の野菜である。

 概要
 日本でのロマネスコという名前は、イタリア語での呼び名である Broccolo Romanesco(ブロッコロ・ロマネスコ、ローマのブロッコリーの意)に由来する。未成熟のつぼみと花梗を食用にし、アブラナ科の野菜の中では比較的穏やかで微かに甘い芳香を放つ。花蕾群の配列がフラクタル形状を示す特徴を持つ。

 16世紀にローマ近郊で開発されたとされているが、これには異論もあり、ドイツでも同時期から栽培の記録がある。

 色は黄緑色(クリーム色から緑色の中間色)で、姿はブロッコリーに近く背が高めで葉は展開する。一方、頂花蕾のみで側枝は発達せずカリフラワーの性質を示す。味はブロッコリーに近く、食感はカリフラワーに近い。

 この様に中間的な性質から、野菜市場、種子市場ともにどちらの品種とするか混乱がある。さらに緑色のカリフラワー(broccoflower)との混同が、これに輪を掛けている。

 現状では分類上はカリフラワーだが、呼び名はブロッコリー(英: Romanesco broccoli)が優勢となっている。

 ロマネスコの花蕾は幾何学的な配置となっており、個々のつぼみが規則正しい螺旋を描いて円錐を成している。

 円錐はさらにそれ自体が螺旋を描いて配列し、これが数段階繰り返されて自己相似の様相を呈する。また、配列したつぼみや円錐の数はフィボナッチ数に一致することも知られている。その形状からサンゴに見立て「黄緑サンゴ」とも称される。

 生産
 1990年頃からフランスのブルターニュ地方などで大規模な栽培が行われ、流通し始めた。1993年以降は冷凍品が広く市場に出回るようになったが、野菜全体に占める取引額はさほど大きなものではない。家庭菜園向けに販売されている品種は、Romanesco Veronica、Minaret、Natalino、Ottobrino、Guiseppe、など数種ある。

 日本でも種子が販売されており、その特異な形状に人気がある。なお、立派なフラクタルを形成させるのは容易ではないため中級者向けとされる。

 日本国内
 福岡県と宮城県を中心に全国的に生産・販売されているが、出荷量は少ない。概ね11月下旬~2月上旬頃に出荷される。

 利用
 茹でる、煮る、炒めるなど加熱調理をして食べる。サラダやピクルスなどにも調理される。花蕾が固く締まって小さく、色の綺麗なもの(先端が茶色に変色していないもの)を選ぶと良い。

 保存する場合は洗わずにきっちりと包装して冷蔵庫に保存し、4、5日を目処に消費する。調理する前に良く洗い、花蕾の塊ごとに切り分けて柔らかくなるまで加熱する。裏漉ししてピュレにし、牛乳や豆乳と合わせてスープにするのも良い。

 日本では「カリッコリー」「カリブロ」「やりがい君」「ドラゴンスパイラル」などの商品名でも販売されている。

 栄養価はおおよそブロッコリーなどと同じであるが、ビタミンCの含量は1)ブロッコリー、2)カリフラワー、3)ロマネスコの順。

 ロマネスコ1株(93g)あたりの栄養価:
 カロリー - 20kcal
 タンパク質 - 1.88g
 炭水化物 - 3.9g
 脂肪 - 0.19g
 食物繊維 - 2.0g
 ビタミンC - 56mg

*Wikipedia より

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<珍しい野菜> ウチワサボテン

2024-08-29 08:03:50 | 珍しい野菜

 「ウチワサボテン」

 サボテンを食べる 更新日 令和5年9月6日

 サボテンは「観るもの」というイメージがありますが、食用として食べる種類もあります。おいしく、健康にもやさしい、食用のウチワサボテン。そのサボテンについて、栄養価と期待される効果、おいしい食べ方をご紹介します。

 観賞用のイメージが強いサボテンですが、実はメキシコだけでなくイタリアなど様々な国で食用サボテンが食べられています。主に食用にされているのはウチワサボテンという品種です。
 春日井市内では「地産地消給食」として平成19年から学校給食にもサボテン料理が取り入れられているほか、サボテンを使った料理や商品を販売するお店が数多くあり、「サボテンを食べるまち」として注目を集めています。

 市内では2種類のサボテンが栽培されています
 ウチワサボテンには50種類以上の品種があり、サボテンの本場のメキシコでは、その中の約20種類が食用として栽培されています。現在春日井市では「マヤ」「バーバンク」の2種類が市内農家の手によって栽培され、食用サボテンとして食べられています。

 春日井サボテンの栄養価と期待される効果
 主な栄養価
 春日井市内で栽培された食用サボテン(バーバンク種)による試験結果

 ● β-カロテン:450マイクログラム
 [トマトに近い]
 ● カルシウム:304ミリグラム
 [牛乳の約2.7倍]
 ● マグネシウム:98.1ミリグラム
 [オクラの2倍]
 ● 有機酸総量(クエン酸・リンゴ酸):1.1グラム
 [オレンジと同程度]
 ● 食物繊維総量:2.4グラム
 [ハクサイの約2倍]

 いずれの数値も100g当たり(一般社団法人日本食品分析センターによる分析)

 期待される効果
 サボテンは野菜と果物の栄養素を併せ持つ万能食材で、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の発症の原因となる活性酸素を消去する物質が含まれており、予防あるいは改善する生理活性を持つことが期待されます。また、メラニンの蓄積を抑制することに起因する美白効果や発がん物質を消去する力、がん細胞の増殖を抑制する効果もあるので、がんの予防効果についても期待されています。(名城大学分析による)

 がん・高コレステロール症・動脈硬化症予防ビタミンCやβ―カロテンをはじめとした豊富なカロテン類などの抗酸化成分によって、がんや動脈硬化の原因となる活性酸素の除去に効果的といわれています。ダイエット効果
 整腸作用水溶性食物繊維が体内の水分を吸収し膨潤することで、満腹感が得られやすくなります。また、消化を助けて腸の働きを整える作用も期待できます。疲労回復・精神安定カルシウムの他、マグネシウムやクエン酸などの豊富な有機物が、疲労回復や精神安定に効果的といわれています。抗アレルギー作用動物実験において、サボテン粉末を摂取することでアレルギー作用を抑制する結果が出ました。
食用のサボテンに世界が注目! (資料提供:中部大学堀部研究室)

 過酷な状況下でも育つサボテンは、平成29年(2017年)にFAO(国際連合食糧農業機関)が「ウチワサボテンが食料安全保障にとって重要な作物であり、食糧危機を救う作物になりうる」と発表するなど、世界の食糧難を救うサスティナブルな食材としても注目を集めています。

 サボテンのおいしい食べ方
 サボテン料理
 健康食材としても注目され、さわやかな酸味とオクラのようなネバネバ感、みずみずしさが特徴のサボテン。そんなサボテンをおいしく食べてもらうためにトゲの下処理から様々な調理方法などのレシピをまとめた『サボレピ』を公開しています。また、クックパッドでもサボテンを使ったレシピが公開されています。

 レシピを参考に調理し、自宅でサボテン料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 サボテン商品
 市内ではサボテン料理を食べられる飲食店や、和洋菓子や麺類などの加工品を購入できるお店が多くあります。手軽に春日井サボテンを味わうことができるため、ぜひお店にも足を運んでみてください。

 このページに関するお問い合わせ
 産業部 経済振興課

*https://www.city.kasugai.lg.jp/business/1009248/kanko/cactus/1024777.html より

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