■ヒューズボックスとアンテナが鍵
本日、ネット通販で注文していた小田急30000形EXEが届きました。
実車に忠実にすればするほど、形式ごとの差異を再現していくこととなるのですが、Bトレでそれをやるには限界がありますし、やっても意味がないという最大の“落ち”があります。
と言うことで、ほどほどに懲りましょうということなんですが、できることはやりたいですね。
今回のこのBトレは、企画し製作に深く関わっている方の声が聞けると言うユーザーにとっては大変役に立つ状況になっています。
もう皆さんご存知の小田急トレインズの店長ブログです。
赤い彗星さんのブログにも記載されているように、この店長ブログを読んで組むことが良き説明書になると思います。
この店長ブログに9号車の屋根について忠実に再現するには加工が必要とあり、次回の記事でその方法を載せる予定となっていました。
そして本日手元に届いたEXEを開封し、説明書を見ると…
「9号車であるデハ30000の屋根はヒューズボックス1個、アンテナありの形態です」と書かれています。
ちょっと混乱してしまったので、赤い彗星さんと南新宿の跨線橋に立ち、しばし実車を観察することに。
10両編成の場合、小田原方から号車番号が振られています。
Bトレ説明書の編成例の右側から1号車となります。
パンタ付きの中間車は2、3、5、8、9号車の5両ですが、3号車だけは電動車ではなく付随車となっています。
2号車
ヒューズボックス 1個搭載
3号車
ちょっとピントが外れてしまいましたが(汗
ヒューズボックス 2個搭載(主回路ともう1個は母線用?)
手前に電話アンテナ 2個設置
マッシュルームのような形状のベンチレーター? 1個 2個設置
上の写真では、ヒューズボックスがパンタのシューとアームにちょうど重なってしまっているので下の写真も載せておきます(3号車)
3号車の屋根はBトレ並みにぎゅうぎゅう詰めですねぇ
5号車
ヒューズボックス 1個搭載
(電話アンテナは隣の4号車に搭載)
8号車
ヒューズボックス 1個搭載
9号車
ヒューズボックス 1個搭載
マッシュルーム状ベンチレーター? 2個設置
電話アンテナ 2個設置
9号車サイド
マッシュルーム状の形態がよく分かる
駅においてあるロマンスカー時刻表の諸設備位置図のイラストによると電話が搭載されているのは3、4、9号車となっており、上記写真の棒状アンテナ設置号車と一致します。
さて、Bトレの方はといいますと…
中間車屋根は3種に作り分けられています。
ヒューズボックス 1個 電話アンテナ なし
よって2、5、8号車対応となります
(因みに説明書のデハ30500は30400の間違いです) ↑ちょっと錯誤してました 形式はデハ30500で合っています
間違いは編成例の形式で、2号車は30400ではなく30500です
シールは30500で合っていました
ヒューズボックス 2個 電話アンテナ 2個
よって3号車対応
パンタなし 電話アンテナ 2個
よって4号車対応
9号車対応がありませんが、実は3号車対応のヒューズボックス2個タイプを代用させるように指示されています。
そうなんです、残念ながらタイプになってしまうんです。
3箱購入では、ヒューズボックス1個タイプの屋根が足りず、2個タイプを使用せざるを得ないのです。
屋根のヒューズボックスと妻板の配管を削り、伸ばしランナーで作ったアンテナを追加すれば、何とか1個タイプに見えるのですが…
ちょっと大変ですね。
アンテナは銀河モデルのパーツを使えば楽ですが、編成全体のバランスを考えると総取替えとなってしまうでしょう。
悩ましいところですね。
店長ブログに打開策が出るのをとりあえず待ってみましょう。
ところで、
EXEの一部がデジタルATS装備のため運用から抜けていますが、本日の代走はMSE6連でした。
なかなか見られない新宿でのMSEに出くわしたというわけです。
TRAINSの濱崎と申します。
ブログ拝見してびっくりしました。
写真は新宿2号踏切あたりでしょうか、9号車の屋根はまさにご指摘の通りです。
マッシュルーム形状の物はおそらく売店用換気扇と思われます。(実はちょっと自信ないのですが、運転に必要な機能を持つ装置じゃない事は確かです)
いま改造方法について更新をしているところですが、すごく参考になりました。
またお邪魔させてください。
濱崎
コメントいただきありがとうございます。
まさか開発されたご本人からいただけるとは…
実はビックリし、声を出してしまいました。
グッズとはいえ、一つ一つを大事にしている
姿勢に共感しております。
いろいろとご苦労がおありと思いますが、
これからも良いものをたくさん出していっていただければと思ってます。
これからもよろしくお願いします。