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2007,9,22
甲斐駒ケ岳(長野県・山梨県)
2967m
(2)
戸台口-北沢峠-駒仙小屋キャンプ場-甲斐駒ケ岳-双児岳-駒仙小屋キャンプ場(泊)
■駒津峰 10:20(2750m)
▲駒津峰からの甲斐駒くん。
甲斐駒ケ岳をながめながら、岩稜帯をしばし抜けてゆきます。
▲直登と巻き道との分岐
岩稜帯をやりすごしと、岩岩の直登コースと、巻き道コースとに分かれます。
もちろん、我々は迷わず、巻き道をセレクト!(ヘタレです。)
ちょっとした岩稜帯をこなすと、状況が変貌しザレザレに。
実は、これが山頂まで続き、なおかつこれが甲斐駒ケ岳の特徴あるザレと岩の白い世界を作り
だしています。
▲おもいっきり日差しを浴びて歩くヘタ子
ザレで足元がゆるいので、歩きにくいんですが辛抱で進みます。この辺が、甲斐駒くんの核心部。
体力をおもいっきり奪われ、へろへろ状態です。
きついのは、我々だけではないのか、途中ひきつけを起こした人を見かけました。この後、他にも
見たので皆さんきつい山行なんだと実感。
だって、9月下旬というのに、下界では30℃をゆうに超えているという異常気象。
真夏となんら変わりありません。
▲こんな花崗岩とザレが甲斐駒の特徴
ザレがずっと続くので、下りの人はすべる人がちらほら。下りはわが身になりそう。
疲れが出る頃なので、他人事とは思えないです。
甲斐駒独特の空虚な世界をゼーゼー言いながら通過中。
バックには、麻利支天がどんどん下に見えてきました。そろそろ頂上か?
あれが頂上か?なにやら白い線が・・・・・
えっ 凧? やっぱり凧だ。 甲斐駒ケ岳の山頂で凧あげとは、なかなかオシャレ。
凧を見ながら、歩いていると甲斐駒山頂に到着。
■甲斐駒ケ岳 12:10~12:47(2967m)
▲甲斐駒ケ岳山頂
2967m 甲斐駒ケ岳山頂に到着。頭上は晴天なのになぜか、周りの山々はガスの中。
さっきまで見えてた仙丈ちゃんもガスの中。
やれやれ、でも登頂のうれしさで一杯ですよ。
山頂は、人でいっぱい。道中それほど多くなかったんですが、直登の人もいるのか一杯です。
昼食をとり、約40分間山頂ですごしましたが、周りの山のガスが取れず残念ながら下山します。
ザレザレの道を降りてゆきますが、結構他の人が苦労してた道が、薬師岳のザレガレがトレーニング
になったのか、一向に気にならずにサクサク降りてゆきます。
岩稜帯も抜け、無事駒津峰へ到着。
■駒津峰 13:58(2750m)
ここから、さあどうするか?
来た道、仙水峠に降りるか、未踏の双児山から北沢峠に下りるか?
仙水峠は急峻だし、地図を見ても双児山経由の方が尾根道でゆるやかな感じ。
やっぱり、未踏の双児山経由でしょ~
で、決定~~~!
駒津峰から順調に標高を下げ、甲斐駒からはガスが懸かって見えなかった鳳凰三山も姿を
現しました。
▲鳳凰三山
写真では、分かりずらいですがオベリスクもはっきりと確認できます。
思っていたより険しい山容ですね。ちょっと以外。
サクサクと降りてくると、目の前に一山見えます。もしかして、双児山?
ということは、登り返し?ちょっとした登り返しなんですが、バテているのか、頂上を巻かないかな、
って思ってしまいます。でも、地図はしっかり頂上に行くようになってるし。
やっぱり登ってる。ハイハイ登りますよ。
ずっと、下りだったのと、ヘタってるのとでやっとのことで、双児山頂上に到着。
■双児山 14:47(2644m)
▲双児山山頂
しばし休憩し、息を整えて下山にかかります。ここからは、下り一辺倒。
ところが、下りは下りなんですが、えらい九十九折。地図では、なだらかな尾根道の予定が。
おまけに、急降下で展望も全く無し。
もくもくと、降りて行きますが、かなり膝に負担が・・・
明日、仙丈に登れるのか、心配になってきました。皆さんセットのように登ってますが、
きついですよね。
冷静に考えれば、1000mの昇降ですから、当たり前なんですが。
■北沢峠 16:00(2030m)
やっとのことで無事下山。もう周りは、薄暗くなってきました。
とりあえず、ビールを飲み、夕食の準備。
19:30には、死んだように寝てました。
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■駒仙小屋キャンプ場
以前は、長衛小屋と言ってましたが、名称を駒仙小屋に変更。長衛荘と混同しなくてよくなりました。
北沢峠から約10分。駒仙小屋に併設なのでなにかと便利。
約100張可能とのこと。料金は、1人500円
水場も近くに蛇口で、6つあり。(タダ) トイレも駒仙小屋の横に水洗トイレで非常にキレイ。
テン場は2段に分かれていて、今回我々は、下の段に張りました。
段になってるので、地面は平らで、非常に快適。