私と野球 （２０００年）

１９８３年だから小学校４年生のころ神宮球場にヤクルト対大洋を見に行った。大人になってから神宮にそれから１０年ぶりくらいにいった時なんだか昔よりすごくグラウンドが小さく見えた。そして何よりも弱かったヤクルトが優勝争いをしている。小学生の頃は考えられなかった。荒木や長嶋一茂が入ったとしても優勝は無理だった。それが池山、広沢のイケトラコンビが人気実力とともに上昇して来て古田という大きな可能性を持った捕手の台頭、ヤクルト時代の到来を確信した。

９０年関根監督から野村監督に変わった。今までに何度も振りかえっているがこの時の自分の野村監督への印象は良くなかった。前からイメージしていた野村克也は明るいイメージがあったからだ今更いうまでもないがその野村監督がヤクルトを変えた。正直言うと弱かった時期のヤクルトの試合はほとんど見たことがない。当時の自分はじょしぷろれすや音楽に夢中だった。それでもはじめての観戦の感動が残っているわけでそんなに知っているわけではないけれど好きな野球チームはヤクルトにしておいた。当時、ホーナ－ブームがあったけれど覚えているのは来日当初だけで、杉浦、角、八重樫は今どうしているんだろう？とういう感じだった。プロ野球のしくみについてあまり知らなかったし興味がなかったというか、ごくたまにみる一般人。そういえばソウルオリンピック真っ只中で野球で
野茂と古田がバッテリーを組んでいたんだがそれからの２人の将来を考えるとすごい組み合わせまさに夢のバッテリー。

なんとなくテレビ番組で池山、広沢の名前を目にするようになったのが８８年８９年頃で、確かヤクルトのＣＭにも出始めたと思う。ちなみに高１の時の日本シリーズは先輩達がうちに来て見ていて巨人が日本一になった。中学から高１にかけて知っていた野球選手を（当時現役だった人）を挙げてみると、落合、原、小早川、ホーナ－、江川、工藤、清原、桑田、呂、クロマティなどまあ巨人（阪神もちょっと）の選手はよく知っていた。しかひバラエティとかに出てくる人は知っているけれど、その人の野球は見たことなかった。後からではあるがとんねるずの番組が野球延長でヤクルト対巨人戦が入っていたことがあって、その試合ヤクルとの岡投手が投げていて、荒井や若松も出ていて、すごく知らない時代で新鮮だった。先発は矢野投手、「一茂を出せ」と副音声の島田伸介がぼやいていた。若松はその年に引退した。平成元年だから関根監督時代だわ。巨人が香田の完封勝ち。巨人のビジターユニホームが水色ぽかった。最近そういえば日本テレビのケーブルテレビで昔の巨人対ヤクルト（東京ドーム）やっていたけれど、当時９２年頃まで巨人のホームユニホームってクリーム色だった。今の白は長嶋監督が帰ってきた時から昔に戻した。余談ではあるが長嶋さんが復帰して９２年の日米野球かなんかではじめて采配するために東京ドームのベンチ前に立ったとき鳥肌がたち、こんな自分でさえ感動したのを覚えている。ヤクルトが１４年ぶりに優勝した年ではあったが専門誌の表紙が長嶋さんだったのが悔しいけえど納得だった。松井をドラフトで見事ひきあてたのもすごかった。ヤクルトは野村監督が伊藤智仁を引き当ててにんまり。字は違うけれどヤクルトに伊東と伊藤でいとうが２人になった。実は自分は伊東昭光のことは全く知らなかったのだが、怪我から復帰してからの活躍で好きになった。