技術・家庭の学習は、理論面も大切ですが、実習を通して、ものを作ったり、その仕組みを調べたりすることも重要です。
1年生は1年を通して「材料と加工に関する技術」の学習を行っており、現在は「のこぎりびき」を行っています。
道具の使い方とともに、身体の動かし方や力の入れ方も、ものを作っていく時の大切な要素となります。
2年生は「エネルギー変換に関する技術」で主に「機械」について学習しています。
今週は、ガソリンエンジンなどに使用されている「往復スライダクランク機構」の模型を厚紙などで製作し、その仕組みを深く学びました。
3年生は同じ「エネルギー変換に関する技術」のうち、「電気」についての学習を行っています。
実習として、災害時に役立つ発電機能内蔵の「ポータブルライト&ラジオ」を、電子部品をはんだづけして製作しました。
実習を通して、ふだんは、ほとんど気にすることのない電気製品の仕組みが実感できたことと思います。
先人の優れた技術を受け継ぎ、それを発展させ、次世代に伝えていくことは(おおげさに言えば)人間の使命です。
中学校の授業を通して、そのリレーのバトンを受け取ってほしいと思います。