1校時に全校生は体育館に集まり、生徒指導主事の先生から「ゲーム依存」の恐ろしさについての講話を聞きました。
最初に「ゲーム依存から子どもを守る!」というDVDを見ました。続いて、お話です。
要約を掲載しますので御家族で話し合いの材料としてください。
1 中学生の15%がゲーム依存予備軍。
「何をしていてもゲームのことで頭がいっぱい」。そんなゲーム依存の中学生は15%の割合で存在しているという。
大中生にあてはめると、だいたい45人くらいに相当する。
2 どんなゲームが依存症になりやすいか。
オンラインゲームのうち、特に「戦争もの」が危ない。大中生の挙手による会場アンケートでも、やっている生徒は多かった。
3 なんで止められないのか。
「仲間がいるから。みんなで協力して戦うから。やればやるほど強くなるから。」
これらの理由は、部活動とよく似ている。実際に依存症の子どもたちも「部活動みたい」と言う。
魅力があるのだろう。しかし、部活との大きなちがいは、「終わりがないこと」。
4 ゲーム依存の子どもたちの生活
17時にオンライン上に集合。今日の作戦を立てる。
ミーティング→プレイ→反省と作戦のミーティング→プレイ→反省と作戦のミーティング→プレイ→(朝まで続く)
抜けられない→依存症へ。「ゲームが生甲斐」「風呂に入らない」「食事を摂らない」「眠らない」「朝、起きられない」
5 体や心にも異常が
骨密度の減少し骨がスカスカに。血液がドロドロに。肺活量の減少。言葉遣いが荒くなる。すぐにキレる。
6 「時間が溶ける」とは。
依存症の子どもがよく使う言葉に「時間が溶ける」というものがある。一方ギャンブル依存の大人は「お金が溶ける」という表現をする。
「溶ける」とは、「何もなくなる」ということ。中学生時代という貴重な時間を、無駄にしてしまうのはもったいない。
しかし、大人がいくら言っても止めないだろう。結局は自分。自分の時間、命を大切にしてもらいたい。
7 夏休みの生活をどうするか
提言① 明確なルールを家族の人と作る。
「ゲームは一日〇時間まで」
「ゲーム機に触るのは〇時まで」など。
そして、そのルールを、目につくところに貼る。
提言② 3年生は自由な時間がいっぱいできる。
受験勉強も大切だが、適度に外に出て日光に当たること。
家族と話すことも大切にする。
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