ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

最近、思う事

2009-10-24 09:23:13 | Weblog
世の中は、特に音楽は保守化が激しいと感じます。

それは、ひとつはYouTubeなど、情報の氾濫に因るものだと思います。
その7、8、割は、素人からの情報で、プロといえども「自称プロ」など様々です。

しかし、それは情報の完全な民主主義でもあり、
すごいチャンスでもあれば、非常に残酷でもある。
それをコンピューターが有用な情報と違うものを識別するなら、
それは単にヒット数によって、判断されるものになって来るからです。



音楽するものは、世界中のライバルと競争する事になる。

年齢は関係なくなる。

目につきやすい、しかも「あなたである必要」が重要になる。

また、ルックス(映像)も大事になって来る。

同じ土俵では、先に大きな成果を挙げた人に、
より視線が殺到して、正味期限は短い。

そして、歴史的アーティストとも,YouTubeにおいては、競争することになる。

********
いま、人は忙しい。
映像を見たり、音楽をする事は、時間をとられることで、
一番良いものをとことん選んで、聞くことになる。
年配は、自分の青春時代の音楽を。
より深い知識を得たい若者は、歴史の波にさらされても
なお残る音楽を。

そうなれば、古く時代を超えて素晴らしい成果を選ぶことになるから、
コンピレーションやベスト盤が売れる。

これも当然の流れだと思うのですが、
僕はだからこそ、未来志向で考えないといけないと思う。
基本的に人は、信頼出来ると思う性善説に立つ事。


良いものは、人に薦める。
作品を作る時に、高い望みを持つ事。
シーンを作る事が大事だと理解する事。
人の役に立つ事を考える事。


実際には、音楽にエンターテイメントの視点がすごく大事になっている。
それと同時にやりたい事をやることが非常に価値になっている。

そう思います。

難しい時代だと思うかもしれませんが、
歴史的には、一人の天才が、どうしようもないと思っていた世界を
サッと塗り替えるんです。
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