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昨日の晩ごはん

毎日家族のために作る晩ごはん(プラスα)を紹介します。

12月30日 みなさま、よいお年を!

2011-12-31 00:00:58 | Weblog
今日は、今年最後の我が家で過ごす1日。
は1階の寝室の掃除。
は年賀状の仕上げとこまごまとした家事。
子どもたちは それぞれの課題… のはずだったが、
ぐうたら3人姉弟は 昼過ぎまでごろごろ。



夕方になって、ようやく床に新聞紙を広げて
冬休みの宿題の書初めを始めた長男と次男。
中1の長男の課題は「桜咲く里」
小3の次男の課題は「みらい」
例年通り、無理やりに筆を奪って私が書いたお手本(左から1枚目と3枚目)を横に
数時間で書き上げた。

明日から、我が家は2泊3日で旅行に出かける。
福島県会津の友人がやっているユース・ホステルで年越しする予定だ。
とても慌しかったこの1年の最後の骨休めと
久しぶりの友人との語らいが待っている!!



2011年は このブログをほったらかしにしてしまったが、
来年は 書きたいことを少しずつでも書いていこうと思う。
仕事のこと、子どものこと、旅の記録、
未来への展望と不安、この年齢ならではの悩みや愚痴も
文章にすることで なんとなく整理することが出来るから。

新しい年が みなさまにとっても私にとっても よい年になりますように…
心をこめて。




今日の晩ごはんは…



ほうれん草のおひたし
あじの干物
なすの味噌漬け



ブロッコリー
鶏のから揚げ
伊達巻



豚ばら肉ときのこのせいろ蒸し ゆずポン酢添え


久しぶりにいろいろ作ってみたが、
ほとんど材料1つのものばかり。


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12月29日 大切な息子へ

2011-12-29 19:41:45 | Weblog
ずいぶん長い間、ご無沙汰していました。

書きたいこと、書かなくてはいけないことは 山ほどあったのに、
春から始めた保育士の仕事と
昨年度までの倍ほどに増えたファミリー・サポートの活動に追われ、
パソコンを立ち上げることさえできない半年だった。

でも、今回
どうしても書いておかなくてはならないことがある。
今年一番の大切な出来事について…
心の中にだけ留めておくには大きすぎるこの1ヶ月について だ。



長女がこの春に入学した高校は、国際交流に力を入れている学校で、
毎年様々な国から 何人もの留学生を受け入れている。
わが子がこの高校に通うことになって 私の心に再び芽を出した夢、
それは 留学生を我が家に受け入れることだった。

私の実家では、
私が小学生のころから 毎年、フィリピンからの交換留学生を受け入れていた。
そして、私自身も留学生として 数回フィリピンを訪れ、ホームステイを経験した。
その原体験が現在の私に与えた影響のうちで大きなものは、
(つたない上に間違いだらけではあるものの
英語を話すことにたいして躊躇を感じないこと、と
どんな国の人に対しても隔てなく接することができることだと思っている。

本来世話好きの私は、
「留学生のホームステイ先募集」の呼びかけにすぐに手を挙げた。
結婚当初から私の夢を伝えていた夫も、
子どもたちも賛成してくれた。

「男の子のホームステイ先を探している」と高校から連絡が入ったのは、夏休み前のこと。
「女の子の家庭に男の子?」という不安がなかったわけではない。
それでも、「引き受けたい」という私の背中を押してくれたのは、
「男の子でもいいよ!」という 長女の明るい返事だった。


初めてホストファミリーとなるということで、
3ヶ月の埼玉滞在のうち、最後の1ヶ月間だけ 我が家でお世話することになった。
10月の初めに日本にやってきた留学生、
高校2年生 16歳のBくんが我が家にやってくるのは 11月の最後の週と決まった。

我が家の前にホストマザーとなったSさんからは
Bについて あまりいい報告は入ってこなかった。
なかなか通学路を覚えない とか
野菜をまったく食べようとしない とか…  
「いろいろおいしいものを作ってあげたい」と思っていた私にとっては 途方にくれることばかりで、
果たして大丈夫なのだろうかと心配になった。
でも、Sさんのメールの中の一文、
「ボロクソ言いましたが 気はいいやつです」に、ぐっときた。

「いいヤツなら、それでいいです。」
そして、Bは本当にいいヤツだった。







1ヶ月の間には びっくりするくらいたくさんのことがあった。

12月11日からの沖縄の修学旅行に送り出したこと。
 …ぎりぎりになるまで荷物の支度をせず、
  当日の早朝も 電車に乗るために まだ真っ暗な道を走ったこと。
12月10日の夜の皆既月食。
 …長男・次男と4人でデッキに並んで月を見上げた。(長女は地学部で観測)
  そのせいで、翌日の朝なかなか起きてこなかったのだが…。
12月2日の長女の誕生日。
 …Bが娘のために用意してくれたプレゼント。
  女の子のものを買うのに恥ずかしかった、という照れたBの顔。
12月10日には次男のミニバスのクリスマス会に参加してくれた。

 …青い目、金髪のサンタクロースに 子どもたちも母たちも興奮。
  B自身もノリノリで 楽しそうだった。
12月25日は私の実家のクリスマスパーティーに連れて行った。
 …たくさんのごちそうとプレゼント交換。
  本当の家族の一員として 最後の夜を過ごした。

そんな大きな出来事も もちろんいい思い出だが、
私にとっては 小さなたわいもない出来事のひとつひとつが大切な宝物だ。

自転車で競うように走った夜の道、
学校帰りに偶然駅前で会ったときのこと、
一緒に出かけた図書館やショッピングモール、
その帰りにチャレンジャーの私が見つけた近道に みんなで歓声をあげたこと、
ファミリー・サポートのお迎えに一緒に行ったこと、
買い物帰りの遊歩道で「食べて」と勧めてきたりんごパン、
急に必要になったものを求めて歩いた夜の買い物、 
旅立ちの1週間前に行った床屋さん、
手付かずだった吹き抜けの上の梁を全部きれいに掃除してくれたこと、
学校の宿題のスピーチをああでもないこうでもないと添削したこと、
2人で観た映画のこと、
一緒に行ったクリスマスコンサート、
管理人さんに頼み込んでのぼった マンションの屋上からの景色。



和英・英和辞書を駆使して交わした会話、
他の人には話したくない 内緒の話題のあれこれ、
キッチンで聴いたビートルズやクイーン、
車の中で聴いた「ほっとけないよ」、
私が料理する横で 食器を全部洗ってくれたこと、
大きな手の上で豆腐を切ることから始まったクッキングのレッスン、
「お母さんは小さい」「お母さんはおもしろい」「お母さんはかわいい」
からかってばかりだったBの言葉に
いちいちむきになって反抗した私自身も。

大変だったことも うれしかったことも
全部全部、そのまま取っておきたい。
もう一度取り戻せるのなら、他には何も望まない。


26日、Bは残りの9ヶ月を過ごす岡山に旅立っていった。
悲しくてさびしくて 
この3日間、私は食事もろくにとれずに泣いてばかりだった。

でも、もうそろそろ 元気にならなくてはいけない。
今までみたいに 明るく陽気に笑って歌って過ごさなくてはいけない。 
だって私は Bの「世界で一番おもしろいお母さん」なんだから。



3年後、2人で自転車でツーリングに行く約束をした。
その日に向かって、私は前を見て 歩き始めようと思う。
まず、元気でいること、
体力をつけるためにトレーニングをすること、
もっと英語を勉強すること、
もう 後ろなんて向いていられない。

大切な息子、Bへ。
  
  お母さんは もう大丈夫だよ。

  心配かけてごめんね。

  あなたの未来が素敵なものであるように、

  私はいつまでも このキッチンで 祈っているよ。



何も手に付かなかったこの3日間も終了。
そんな今日の晩ごはんは…



ベーコン・きのこ・キャベツのスープパスタ     のみ


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