流し撮りは難しい

　流し撮りは、シャッタースピードを落とせば勿論流れ方が大きくなり、それだけ躍動感も出るのですが、ファインダーの中で列車が止まっているように上手にカメラを振る必要があり、シャッタースピードを落とせば落とすほど、また列車の速度が遅ければ遅いほど、これは難しくなります。

　更に、真横からの撮影で無い限り、列車がブレずに止まるところは画面のどこか一部分となります。
　２枚の写真はいずれも、連写して機関車の先頭部分が止まっているコマを選んで掲載したもので、シャッタースピードはどちらも１／６０秒です。

　カメラの性能任せで連写しても、１／６０秒となると、先頭が止まっている写真は２割以下で、後は側面のナンバープレートは止まっているけど先頭がブレている写真とか、全体がブレている写真とか．．．
　これに、例えばギラリ写真を撮るときの様に、自分がシャッターを切りたい場所で先頭を止めるとなると、私にはもはや僥倖を頼むしか有りません。


　３０６１レ／ＥＦ２１０－９０１　２０１０年３月１４日撮影
　

　８００９レ／ＥＦ８１９２　２０１０年３月１６日撮影


　ならばお願いします