気が大きくて気が弱いデザイナーの会社設立日記

大学在学中ですが、京都で「建築&ウェブ」のデザイン会社を友人4人で設立しました。

会社設立1年半(まであと3日)

2006-06-01 01:36:41 | なぜ会社を設立したか
6月4日で会社設立から1年半です!なぜ「3日前?」っていうと、ちょうどその日に書けるかどうか自信がなかったので。なぜ「1年半?」っていうのは、1年のときは振り返る予定がまったくないほどバタバタだったのです(T.T)

この1年半、まさに「紆余曲折」「波瀾万丈」。でも、ほんと何も分からないながらも手探りで進んでいたら、最近だいぶ仕事っぷりがまともになってきたような気がします、と多少、自画自賛(*_*)自分だけでなく、周りのパートナーを見ていてもですが。われわれもようやく、仕事を遂げていくことが、身に付いてきたのかも知れません。

こうなってこられたのには、大きな理由があります。今、うちの会社には、共同主宰の4名のパートナーの他に、常勤のスタッフさんが2名居てくれています。また頻繁に顔を出してくれるバイトさんもいます。これが本当に大きなことです。一人増えるたびに、ヒシヒシとその人の力を実感するのです。人間ひとりができることっていうのは、すごく大きなコトなんだな、と。スタッフの時間を借りることで、作ることができるわれわれの時間。この余裕のおかげで、心や体に余裕ができて良い仕事ができたり、スケジュールを守って仕事をできるようになってきたのだと思います。(もちろんまだまだヒヨッコだし、全然、完璧ではありませんが…。)

社会人を始めてから学んだことは本当に多いです。(まだ院を修了してねーだろ、というツッコミはナシ(..;))

とにかく「1にスケジュール」「2に予算」。普通に働いている皆さんにとっては、とっても当たり前のことですよね。けど、われわれは最初はこの重要性がどのくらいかさえわかってなかった…。「どれくらい現実のものとして捉え、どのくらい正確にこれらの予測を立てるか」が、社会人への第一歩なんだな、と感じています。というか「それが仕事」くらい重要なことなんですよね。

すべてを自分たちだけでやっていたときは、このスケジュールや予算を立てた上で自分たちがすべてのデザインもしなければいけなかった。しかも社会人経験のないヒヨッコたちが…(←ていうかこれが問題なんですね、ベテランの人は1人でもやっておられるから。)結局、無理をしまくってて、休みもないし、徹夜も当たり前で、心も体も崩壊してました。いま、人が増えて、自分たちも少しずつ仕事に慣れ、少しはこなせるようになってきたのかなと。もっともっと予測の精度をあげ、デザインのクオリティを上げること。その努力で自分たちを高めていかないといけないのだな、と気持ちを新たにしたいと思っています。

この1年半の間に、ひよっこの我々に仕事を頼んでくれたこれまでのクライアントの皆様方が、われわれにこんなことを教えてくれました。仕事を頼んで頂いただけでなく、われわれを育ててくださってもいます。本当にありがたいな…と。また恩師であり顧問であるホイヘンス氏が、折に触れアドバイスを下さり見守って下さっています。他にもたくさんの方々からのアドバイス…。これらがなかったらもう倒れていたかも…。

一番大事なもの、それは「人」ですよね。人との繋がり、人の期待に応えること、人の信頼を裏切らないこと。何よりも大事なことです。その手段としての「スケジュール管理」「予算管理」、そして「成果物のクオリティ」なのかなと。難しいし…できてないことも多い。それが身に染みてきてつらくもなりますが、がんばります!

いいんかな~1年半の振り返りってこんな感じで(^_^; 青いことを書いている気がして気恥ずかしいですが、青いときに感じていることはそのときにいろいろ書き残しておきたいなと思いまして。半年後に自分がこの文章をどう思うか、楽しみです。
では、また半年後に。

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