気が大きくて気が弱いデザイナーの会社設立日記

大学在学中ですが、京都で「建築&ウェブ」のデザイン会社を友人4人で設立しました。

左手専用マウスが登場「コクヨレフティマウス」

2005-11-03 22:05:19 | 気になるもの
世の中には、建築以外にも「気になるもの」がございまして、そういうものについても書きたくなって参りました。
今日取り上げる左手マウス「コクヨレフティマウス」です。

最初に申しますと、私は左ききではありません(汗)
しかし、コンピュータを使うデザイナーとしての生命線である「マウス」を左手で使うハメになっています。
というのは、何年も右手を酷使した結果、右手が腱鞘炎と言いますか、マウスを使うとピリピリとしびれてくる感じなってしまいました。そのときに使っていたのは、昔のApple純正マウス。マンジュウと揶揄されていた直径8cmくらいの完全に円形ので青白PowerMacG3とか初代iMacにについていたやつです。使い心地もデザインも好きでしたが、手への負担はめちゃくちゃ大きかったんでしょうね。今では恨んでますが…。
それで、やむなく3年ほど前に左手でマウスを使い出すことになりました。そのときに選んだのは、超Macユーザーなのですが、Microsoft InteliMouseなのでした。それから3年以上、マイクロソフトのマウスを使い続けているのです(..;)

で、実は、このインテリマウスには、このInteliMouseには人間工学を考えた上位機種(値段も高いけど)があるのですが、完全に「右手」に特化した製品なのです。ちょっと高いけど、マウスで手を痛めた自分としては、手に負担のかからないものなら、いくらでも買うっていう気分なのですが、右手マウスでなくなってしまった自分としては使えなくて(涙)
自分が左ききの人の気持ちになるなんて、思いもしなかったんですけれど…、そう「左手用マウスがない!」現実に直面したのです。ユニバーサルデザインとして左ききの人も使いやすいハサミが出たりしたことが話題になったりしましたけど、左ききの人ってそういうところで苦労しているんって実感しました…。そこで登場したこの左手専用マウス。コクヨさん偉い!待ってました!!!まだ出たばっかりなのでさわってないのですけれど、ぜひお店に行って現物をさわってみようと思っています。今のマウスは左右対称の形をしてはいるものの、そしてマイクロソフトブランドであったとしても、使い心地は気に入っているので、即乗り換えになるかわかりませんが。このレフティマウスのさわり心地がよかったら、試してみようかなと思っています。

参考サイト:「レフティマウス」に関するKOKUYOのニュースリリース
http://www.kokuyo.co.jp/press/news/20050915-456.html

東京国際フォーラム「くじら」

2005-11-01 22:43:12 | 気になる建築
山手線の東京駅と有楽町駅のちょうど間にある「東京国際フォーラム」です。設計はRafael Vinoly(ラファエル ヴィニオリ)。日本ではたぶんこの建築しか作っていません。
はじめてみたとき、白い骨格の美しさと、木造風仕上げをしたルーバーの組み合わせで形作られたとても大きな空間に度肝を抜かれ「東京ってすげえ」と思わせられました(^.^)。とてつもなく大きな空間で、この大きさを体験できるところは日本では少ないでしょう。またとても静謐な空間です。駅のスグ近くにこんなに静かな場所があるというのも素晴らしいこと。たまに訪れては、いすに座ってぼーっと上を眺めています。このアトリウムに沿って用意されている中庭にも、いつも多くの人が憩いの時間を過ごされています。
タイトルに書いた「くじら」。
これは私の友人がつけた愛称です。その友人は建築とは無関係な職業についているのですが、この建築のことがずっと好きで、親しみを込めてこう呼んでいました。その大きさとシルエット、そして骨格から連想されたであろうこの愛称を、私もとても気に入っていて、そう呼ぶようになりました。
GAから出版されている「現代建築○と×」の中で、建築家「磯崎新」が東京粗大ゴミのひとつと言われたことでも有名です。それもそのはず、このでっかいアトリウムは、隣接している劇場やホールのための、エントランスホール兼階段室なのです。機能としてはそれだけ。そのためだけに、膨大なお金をかけて建設し、維持している。そりゃ粗大ゴミと言われても仕方ないですよね。特に納税者の立場になれば。でも、この空間には確かな魅力があります。お金はかかるけど、こういう空間はあってもいい。無駄な公共建築と一緒にされる向きもありますが、この建築の持つ上手さと、空間の質は、評価されてしかるべきものではないかと思っています。東京駅・有楽町駅・日比谷駅に行かれた際にはぜひお立ち寄りを。

撮影日:2005年10月30日

参考ウェブサイト:
ARCHITECTURAL MAP 東京国際フォーラム
http://www.archi-map.net/~tks_design/jp_tokyo/forum.html