土居のオモテとウラなど●根源的なアンビバレンツの考察ノート
恐怖と願望(甘え)という、根源的な両価的な存在を前提におきます。
恐怖とは、外在するものをいい、願望とは、内在するものをいいます。
この意味で、土居の言うオモテとウラは外在と内在に対応する用語と考えています。
本当の現実は、恐怖に満ちているという絶対認識を採用します。
つまり、絶対的な現実は太陽のように、恐怖に満ちた巨大空間であるということです。
註:色即是空という場合の、空の三義に関係する論考を最後に提示します。
こういう現実が私たちの目に見えずにいるのは、生きていく上で障害となりやすいからと考えています。
このために、オモテが現実認識を抑圧し、ウラが検閲を行うおかげで、直接の恐怖にさらされるのを防いでいるのではないでしょうか。
ですから、その場合のオモテ=抑圧とは、無意識的な良心機能をいい、ウラ=検閲とは、本能的な防衛機能という考え方が必然的に導き出されます。
註:フロイドのミスを指摘するならば、「検閲」の働きを良心としたことです。この点で、土居理論はまさりますが、惜しいかな、恐怖を心理学の考察の対象からはずしてしまいました。
この点は、非英雄論17でも書いていますので、不明の点は、参考にしてみてください。
一方で、内在する潜在的願望とは、いかなるものでしょうか?
これも本当の内部は、甘美な想念で満たされているという絶対的な現実を採用します。
つまり、内部の現実は、太陽のように、圧倒的な甘美な想念に満たされた巨大空間ということです。
こういう内部(潜在的)の現実が私たちの意識に上らずにいるのは、生きていく上で障害となりやすいからと考えています。
(たとえば、有吉佐和子のいう「恍惚の人」の場合、重度の記憶障害をもたらしやすく、その毒性ゆえの弛緩作用は大脳の死をすら招くと考えています。有吉は、それで逝去?)
このために、オモテ(良心)が内部の現実認識を抑圧し、ウラ(エス)が検閲を行うおかげで、直接的の内部認識を防いでいるのではないでしょうか。
以上のノートは、恐怖と願望の両価的な存在の「根源性」について、私の考えを述べたものです。
行動モデルへの直接の言及としては、なぜ恐怖主体と願望主体を同時に立ち上げるかの説明には役立つと考えています。
他に、検閲と抑圧の2重の作用を受けて、秀才タイプの努力主体はU字型を描くために、ある日突然に、恐怖主体に化けるのではないかと拝察。
最後に、行動モデルの応用●
恐怖と願望(甘え)という、根源的な両価的な存在を前提におきます。
恐怖とは、外在するものをいい、願望とは、内在するものをいいます。
この意味で、土居の言うオモテとウラは外在と内在に対応する用語と考えています。
本当の現実は、恐怖に満ちているという絶対認識を採用します。
つまり、絶対的な現実は太陽のように、恐怖に満ちた巨大空間であるということです。
註:色即是空という場合の、空の三義に関係する論考を最後に提示します。
こういう現実が私たちの目に見えずにいるのは、生きていく上で障害となりやすいからと考えています。
このために、オモテが現実認識を抑圧し、ウラが検閲を行うおかげで、直接の恐怖にさらされるのを防いでいるのではないでしょうか。
ですから、その場合のオモテ=抑圧とは、無意識的な良心機能をいい、ウラ=検閲とは、本能的な防衛機能という考え方が必然的に導き出されます。
註:フロイドのミスを指摘するならば、「検閲」の働きを良心としたことです。この点で、土居理論はまさりますが、惜しいかな、恐怖を心理学の考察の対象からはずしてしまいました。
この点は、非英雄論17でも書いていますので、不明の点は、参考にしてみてください。
一方で、内在する潜在的願望とは、いかなるものでしょうか?
これも本当の内部は、甘美な想念で満たされているという絶対的な現実を採用します。
つまり、内部の現実は、太陽のように、圧倒的な甘美な想念に満たされた巨大空間ということです。
こういう内部(潜在的)の現実が私たちの意識に上らずにいるのは、生きていく上で障害となりやすいからと考えています。
(たとえば、有吉佐和子のいう「恍惚の人」の場合、重度の記憶障害をもたらしやすく、その毒性ゆえの弛緩作用は大脳の死をすら招くと考えています。有吉は、それで逝去?)
このために、オモテ(良心)が内部の現実認識を抑圧し、ウラ(エス)が検閲を行うおかげで、直接的の内部認識を防いでいるのではないでしょうか。
以上のノートは、恐怖と願望の両価的な存在の「根源性」について、私の考えを述べたものです。
行動モデルへの直接の言及としては、なぜ恐怖主体と願望主体を同時に立ち上げるかの説明には役立つと考えています。
他に、検閲と抑圧の2重の作用を受けて、秀才タイプの努力主体はU字型を描くために、ある日突然に、恐怖主体に化けるのではないかと拝察。
最後に、行動モデルの応用●