深圳しーすー日記

2008年に4年間の上海生活を終え日本帰国。2019年4月から香港→2022年8月から新しい土地での生活がスタート!

紫砂壺の街★宜興

2007-08-03 23:59:36 | *中国旅行
一度、この紫砂で作られた茶壺を作っている場所に行ってみたく、お友達に便乗して今回行ってきました

上海からバスで3時間、中国第3の湖、太湖の西岸にある街、宜興。
宜興は琉璃瓦や盆栽の器のほか、ここでしか採れない良質な土「紫砂」で焼かれる茶壺(急須)の産地として知られています。

紫砂とは、宜興近郊の黄龍山で採れる、紫・朱・緑の泥土を混ぜて、泥土にしたもの。
約1200度で焼かれる紫砂の茶壺は、硬く、保温性が高く、表面が滑らかな為、釉薬を必要としません。
どんな茶壺に出会えるか楽しみ

宜興に着くまでに、上海では見られないような山緑がいっぱい
まるで、日本の中央道を走っているような景色?
なんだか((o(^∇^)o))わくわく小旅行です

紫砂宜興と言われるほど、街中いたるところにお店や工場がありました。
どこへ行っていいのかわからず、まずは博物館に行ってみることにしました。

 


宜興陶瓷博物館』には歴史的な陶器から、 紫砂茶壷の歴代の名品や現代の高級工芸美術師クラスの作品が収めされていました。



 紫砂茶壷の歴代の名品が収められた「宜興陶瓷博物館」の敷地内にある「陶源居」には、工芸師の工房が数十軒を連ねていました。大半は紫砂工芸廠(工場)で学んだ後に独立、という経歴の方々で、将来の「名人の卵」達。ショールームも兼ねるため、博物館での作品鑑賞の帰りに立ち寄ってみました。価格も数百元からと、手に入れやすい

立ち寄った一軒目で、ご飯茶碗を5個(本当は、お酒を飲むときの器ですが)購入


 
潘俊さんの妹さんと、お父様


宜興には夫婦や家族揃って陶芸家というケースが多く、2軒目に立ち寄った工房は家族で陶芸家でした


工芸美術師 潘俊夫妻


潘俊さんの作品はとっても日本人好みの物が多い感じがしました。
良質な紫砂は、気孔が多くお茶の香り、渋味が染み込み、まろやかな味を引き出す
そうです。潘俊さんの作った作品でお茶を飲むと、当日飲み切れなったお茶でも、翌日も味が変わらず飲めるとの事。
へぇ~
色々見ていて、欲しいものは沢山あったのですが、お値段の価格が私一人では決めかね、今回は日本でよく見かけるような茶壺にしました



潘俊さんの作品


どの茶壺も本当にキレイで、こんな茶壺でお茶が飲めたらどんなにおいしい事か。
今購入しても、置く場所がないので、本帰国が決まったら買いに来ようかな


宜興陶瓷博物館
中国江蘇省宜興市丁山北路150号
051-0718-8321

宜興陶瓷博物館内
陶言壺語(潘俊工芸美術師の工房名)
(工房)興陶市場28號
0510-8740-6109



行き方

宜興市へは、上海からタクシーか長距離バスで約3時間。
または上海から無錫へ鉄道で約1時間半。そこからタクシーで約1時間 。
作家工房が集まる丁山地区へは宜興中心部からタクシーで約20分。



宜興はお昼過ぎからスコール
お昼を食べる場所を探したものの、天気が悪く、外は暗いし、お店は13時を過ぎていたからか開いているところがなく・・・
ケンタッキーを見つけたものの、まだopenしていなく
仕方なく、なんとなく開いていそうなお店に声をかけて見ることに。
お店の方が食べる水餃子をお裾分けしてくれる事になりました


手作り水餃子


豚挽き肉少し、ニラ、筍がたっぷり入った水餃子、素朴でしたが美味しかった
本当にありがとうございました

工場の周りなどには、飲食店があまりなく探すのに苦労。
お昼は持参すればよかったなぁ

宜興を5時半頃出発。
上海市に入る手前で渋滞にはまってしまい、家に着いたのは21時半ごろ。
朝8時~21時半までという長い1日でしたが、かい君も良く頑張ってくれました付き合ってくれてありがとう。
本当に充実かつ実りある1日でした