オフィス松山 オペラの部屋

オペラ&ミュージカル制作企画オフィスの徒然

歌劇場の教科書あります。

2006-10-16 13:44:02 | 劇場
イタリアはフィレンツェから東のアンコーナにはムゼ劇場と言う日本がお手本にすべき歌劇場があります。いわゆる日本の中都市規模の市民会館程度の劇場のお手本となる存在です。先ずは正面です。最近流行の劇場外の不必要な設備は見当たらず、いかにも劇場に相応しい構えです。 

   
そして一歩中にはいって見るとほら、このとうりですが一見見たところ、まるで日本の中都市にある会館にありがちな中ホール規模と同じように見えるでしょうが、
誤解のないように。
   

解かりにくい方のために下の画像ご覧下さい。
そして,誤解のないようにせつめいしますがこの幕は緞帳ではありません。防火シャッターなのです。
よくヨーロッパの劇場画像での舞台絵を見るとまるで日本の豪華な緞帳をを思わせる幕が見えることが多いのですが。ヨーロッパでは幕が閉じる開くのオペラカーテンの前に防火シャッターがあるのが普通です。その昔日本人が中国のタペストリー(どんつう)と勘違いをして過った劇場設備として真似して出来上がってしまったのが現在どこの公民会館にもある緞帳なのです。ですからこれは緞帳ではなく防火シャッターなのです。おまけにこの舞台の額縁としてのプレセニアムアーチの縦横の比率は伝統あるヨーロッパの歌劇場の平均的比率になっています。日本の横長様式とは全く違うのです。これは、正に歌劇場サイズなのです。
話は戻りますがこの画像を見るとますます小ホールの印象をもたれると思いますが如何でしょう? 
     

そして下の画像を見て驚いて下さいこの上の画像から想像も付かない客席です。
1階の平土間客席後ろを向いて見上げるとびっくり!まるで谷底に居るように錯覚します。


この結果全ての客席~舞台が見やすくなっているのです。客席容積の様式を縦に捉え、谷底状にする事によってどの席からも舞台が近く見えるのです。ここが客席と舞台を一体化させる理念に基いて設計されている所以です。
といってこのままこの形のみを真似しないで頂きたい。薄っぺらなかんがえで真似するとまた緞帳のよう過った設備を作る事になってしまいます。
                           


しかし、これこそが今、日本の劇場建設に求められている事案です。日本においての公立会館設立において、いつも先ず問題になるのが客席数です規模を自慢する意味でのやれ、2000席!やれ1800席とか言ってきましたけど。そのどれもが平たく広がった客席が主流でどこも客席数では勝っていると自慢しますがその結果どこの会館でも観客はまるで、マッチ箱の様な舞台の観劇を強いられているのです。これって、誰も何も言わないのでしょうか。

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