みんなで作ろう夢舞台!地域オペラ「カルメン」がいよいよ公演迫るのお知らせいたします。南茨木を活動拠点にするオペラグループの老舗コローレロッソが創成15年の歴史に相応しく地域オペラ「カルメン」
8月28日(日)17時開演:つくばノバホール
(かってホールの位置が少々解かりつらいと言っておられた方がいましたのでどうぞ早めにおこしになってください。それと当日会場周辺ではまつりつくばが開催されています。
今年はつくばエキスプレスも開通しました東京からのアクセスが便利になりました。とは言え、つくばにおける劇場文化の夜明けはこれからでしょう。
このつくばエキスプレス開通を機につくば地域全体の文化のあり方を問い直す時期がやってきたのでしょう。私の知っている限りつくばではしっかりとした劇場はありません。確かにノバホールと言う市御自慢のホールはありますが。
このホールは劇場ではありませんコンサートホールなのです。
このノバホールをいい劇場だと言った専門家の見識を疑います。何度も言いますがノバホールはコンサートホールで劇場ではないのです。以前行政の職員にこの言葉を言い聞かせた事があります。
エッ?劇場じゃない?ですって?と強烈に不機嫌な様子の驚いた返事が返ってきました。その言葉に私は、そうです!このノバホールはコンサートホールで劇場ではありません!ときっぱりいいました。するとその行政職員は「そんな」と言って
次のような言葉をおっしゃいました。「このホールは多目的ホールでバレーもオペラも演劇も出来るようになっています。」と。しかし
「舞台にはオーケストラボックスはなく緞帳もなくバレーにもオペラにもミュージカルにも不適合です。と言わざるをえない」と申し上げました。
さらに今日本での、この多目的ホールと言う施設は本当に何でも出来る様になっているのでしょうか。
いま地方都市ではコンサートホールと言う建物が増えています。
何処の都市においても公共ホールとしての劇場は存在します。そろそろ既存の公共ホールも古くなったので新しく建てようと言って元来のホールとは違った多目的ホールに魅力を感じる行政が増えてまいりました。
さてこの多目的ホール、じつは結果的には無目的になってしまっています。だから今よく見る地方都市での多目的ホールは「帯に短しにタスキに長し」なのです。これは悪口ではなく現状なのです。今日本では戦後の高度成長期に立てられた施設が古くなり次々と新しくホールを建て替える時期になっています。
そうです。今日本の各都市に残っている公共ホールとしての施設は殆ど間違った劇場概念を基にして立てられた施設ばかりで国際的には恥ずかしいものばかりです。かって日本の生活施設を見てウサギ小屋と揶揄され時期が有りました。30年~40年前に建てられた文化施設としての公共ホールのはこれとよく似た現状が残っています。何処の公共施設においても劇場としての基礎概念も無く間違った様式で建てられた公共会館これが日本の劇場文化の成長を妨げてきましたといっても過言ではないのです。いま日本の公共ホールは立替の時期が来ています。
今ががチャンスなのです。
これを機会に劇場とコンサートホールの認識を見直す時期なのです。地域文化の育成を考えるなら今がチャンスなのです。
間違った認識で劇場を建てないで欲しい。
劇場とコンサートホールと競技場はどれもこれも用途が違うのです。
劇場とは非日常体験の場でファンタジックな夢空間なのです。
行政の皆さん今や日本で言われる多目的ホールは劇場としてはつけない事が多いのです。劇場本来の考え方や認識ををしっかりし、地域文化の育成に励んでください。
あなたの街の住民のための劇場を建てるなら劇場本来の目的に沿った施設をお考え下さい。
コンサートホールは演奏会。劇場は劇場。スポーツは競技場。それぞれ地域住民には必要不可欠なのです。昔から文化は知と血:学と楽(数学と音楽)は同率に存在したのです。
かってヨーロッパの野外劇場では知、競技場では血、とそれぞれ国民育成には欠くべからざる建物だったのです。とこの様に今野外フェステイバル等で使われている野外劇場、かっては決闘の場、殺戮の場だったのです。
余談ですが
ヨーロッパの野外劇場で野外芸術を鑑賞しているあなた!そのあなたの足元は先人の血に染まっていたのですよ。ライオンの血、決闘士達(グラディエーター)達の血、見せしめに動物とと決闘させられた人間の血。。。。はい話を戻します。
科学万博を開催した都市、文化都市として全国的に有名な学園都市つくば。
どうです、そろそろ劇場本来の地域文化が発信出来る施設をお立てになっては如何ですか。何億円もかかる数枚もの無駄な緞帳はやめ、立派なオペラカーテンのある劇場:オーケストラボックスのある劇場:花道のない劇場。
舞台に予算をかけた劇場:音響のいい客席:劇場音楽を感じ、髣髴とさせる劇場
こんな劇場があったらなあ、と思うのは私だけではありません。住民の願いでもあると聞きます。
地域住民の文化民度向上のための施設、多目的と言うまやかしに惑わされず劇場本来の使命を全う出来る施設があればいいのです。
劇場と競技場と美術館はそれぞれ人口の規模に応じて考えるべきです。
ギリシャ時代の文化施設としての競技場や劇場の客席の数は住民が一同に会せることを考えていましたので現在その施設の遺跡を見るだけで当時のその国の住民人口の規模が容易に想像できます。
お願い!
多目的ホールと言う施設を建てる時は間違った認識を捨ててください。
劇場には兼用は無いのです。劇場施設の不備による創作の自由を奪わないで下さい。劇場芸術表現には制限があってはならないのです。全てに自由であるように地域住民も自由に文化を享受出来る建物を望みます。
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