オフィス松山 オペラの部屋

オペラ&ミュージカル制作企画オフィスの徒然

本舞台での大道具

2005-08-30 01:01:48 | 夢舞台制作
コローレロッソ「カルメン」終演後舞台裏に数人の方がたずねてくださいました。ありがとうございました。皆様それぞれご感想を述べていました。「これがベランダ制作の舞台ですか」「思っていたよりもスケールが大きいですね」と「以外にも少々お金をかけていますね」とかご感想を述べられていました。
実はあまりお金もかけていませんし装置自体は実際にはそんなに大きくないのです。とその時種明かしをしました。それは
今回このスケール感を増したのは一つのマジックで種も仕掛けもあるのです。
そのマジックとは舞台上部分を黒幕で覆いつぶし、空間構図の錯覚を利用した事です。ノバホールではこの方法が有効です。歌手の配置もそうですが
オペラでは音楽にあった構図を整理する事によって、空間構図を構成するのです。この舞台表現空間構図は師・故三谷礼二によって教授されたもので永年の演出生活の中で体系化したものです。オペラでは舞台装置を含み配置が重要になります。歌手の立つ位置やそれぞれの配置を意識したキャスト間構図が大変重要です。立つ位置や方向によっては聞こえる声も聞こえなくなり、逆に聞こえにくい声も聞こえやすくなるのです。これが舞台空間構図構成の基本です。皆さん大いに錯覚してください。

人気blogランキングへ参加してみました。1クリック宜しくお願い致します.


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シャコタン状態の車

2005-08-29 12:22:25 | 夢舞台制作
ロッソカルメン終演後の撤収ではトラックやワゴン車が活躍しますが、我が乗用車も活躍しました。もう積めない位の大荷物にてんわやんわでした。時間が来たのでホール敷地内から追い出されて路上での積み込み作業になり手間取りながらみんなはすでに打ち上げも終わっているはずのに時間に東京に向けていざ出発となりました。オフィス松山メンバーも乗り込んで満杯状態。後部座席の人はひざの上や下に
荷物を持ちながらの窮屈なドライブとなりました。昔、ルーフにヨットを積載してキャンプドライブしていた時よりすごいのです。安定走行に時間が過ぎ朝帰り時刻に帰宅しました。まるで30年前の舞台生活に戻ったような感じでした。写真後部座席は今回舞台スタッフ体験生のW君です。眠たげな表情に心配ですが無事お宅に送り届けました。

人気blogランキングへ参加してみました。1クリック宜しくお願い致します.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オペラ公演中の写メール?

2005-08-29 11:47:13 | 夢舞台制作
コローレロッソ「カルメン」公演「閉幕」。と言ってももともとつくばノバホールには緞帳やオペラカーテンが無く閉幕とは言えないので閉照と言えるでしょう。ところでロッソカルメン公演中の出来事で面白い光景を目にしました。オペラが始まったとたん客席からパシャパシャと携帯写メールシャッター音が響きました。
最近こんな光景があちらこちらで見られます。オペラ鑑賞に集中したい人にとってははなはだ迷惑な事です。このパシャパシャ音は日本人独特の風習なのでしょうか理解に苦しみます。確かに携帯電話は便利なツールですが、なにも演奏が始まってからパシャパシャと無神経な迷惑音を立てなくてもいいじゃないでしょうか。ここに日本の文化民度の低さが露呈しています。
オペラ上演中の写メール撮影是か非かなんて言わなくても理解できるはず。
かつて「お客様は神様」と言った歌手がいましたが
お客は何をしていい、ではないのです。
これはオペラ鑑賞中に、 客席でペチャクチャ、クシャクシャとお弁当を食べる行為と同じです。
その街の文化民度はその街の人のマナーで表されます。

予言します!公演中に客席から写メール音を出す観客の多い街は、必ずその街は汚れます。
『汚れた街は消しゴムで消せますか?』小さなゴミでも塵も積もれば山となる、です。文化民度はその町のマナーのバロメーターなのです。

オペラを鑑賞する人にはその音楽に浸りたい、歌声を味わいたい、
雰囲気に酔いたいとか等で劇場に来る人ばかりのはず。
なにも明治時代のように「クラシック音楽は高尚なものだからありがたく背筋を伸ばして厳粛に鑑賞しなさい」では無いのですが、やはり人の迷惑を省みない日本人の悪しき習性なのか、嘆かわしい!の一語です。
「ゴミを丸めてゴミ箱にポイ!、、、それが君に出来るはじめの一歩」です。

人気blogランキングへ参加してみました。1クリック宜しくお願い致します.
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いわゆるホールオペラの公演

2005-08-24 12:18:23 | 夢舞台制作
みんなで作ろう夢舞台!地域オペラ「カルメン」がいよいよ公演迫るのお知らせいたします。南茨木を活動拠点にするオペラグループの老舗コローレロッソが創成15年の歴史に相応しく地域オペラ「カルメン」
8月28日(日)17時開演:つくばノバホール
(かってホールの位置が少々解かりつらいと言っておられた方がいましたのでどうぞ早めにおこしになってください。それと当日会場周辺ではまつりつくばが開催されています。
今年はつくばエキスプレスも開通しました東京からのアクセスが便利になりました。とは言え、つくばにおける劇場文化の夜明けはこれからでしょう。
このつくばエキスプレス開通を機につくば地域全体の文化のあり方を問い直す時期がやってきたのでしょう。私の知っている限りつくばではしっかりとした劇場はありません。確かにノバホールと言う市御自慢のホールはありますが。
このホールは劇場ではありませんコンサートホールなのです。
このノバホールをいい劇場だと言った専門家の見識を疑います。何度も言いますがノバホールはコンサートホールで劇場ではないのです。以前行政の職員にこの言葉を言い聞かせた事があります。
エッ?劇場じゃない?ですって?と強烈に不機嫌な様子の驚いた返事が返ってきました。その言葉に私は、そうです!このノバホールはコンサートホールで劇場ではありません!ときっぱりいいました。するとその行政職員は「そんな」と言って
次のような言葉をおっしゃいました。「このホールは多目的ホールでバレーもオペラも演劇も出来るようになっています。」と。しかし
「舞台にはオーケストラボックスはなく緞帳もなくバレーにもオペラにもミュージカルにも不適合です。と言わざるをえない」と申し上げました。
さらに今日本での、この多目的ホールと言う施設は本当に何でも出来る様になっているのでしょうか。
いま地方都市ではコンサートホールと言う建物が増えています。
何処の都市においても公共ホールとしての劇場は存在します。そろそろ既存の公共ホールも古くなったので新しく建てようと言って元来のホールとは違った多目的ホールに魅力を感じる行政が増えてまいりました。

さてこの多目的ホール、じつは結果的には無目的になってしまっています。だから今よく見る地方都市での多目的ホールは「帯に短しにタスキに長し」なのです。これは悪口ではなく現状なのです。今日本では戦後の高度成長期に立てられた施設が古くなり次々と新しくホールを建て替える時期になっています。
そうです。今日本の各都市に残っている公共ホールとしての施設は殆ど間違った劇場概念を基にして立てられた施設ばかりで国際的には恥ずかしいものばかりです。かって日本の生活施設を見てウサギ小屋と揶揄され時期が有りました。30年~40年前に建てられた文化施設としての公共ホールのはこれとよく似た現状が残っています。何処の公共施設においても劇場としての基礎概念も無く間違った様式で建てられた公共会館これが日本の劇場文化の成長を妨げてきましたといっても過言ではないのです。いま日本の公共ホールは立替の時期が来ています。
今ががチャンスなのです。
これを機会に劇場とコンサートホールの認識を見直す時期なのです。地域文化の育成を考えるなら今がチャンスなのです。
間違った認識で劇場を建てないで欲しい。
劇場とコンサートホールと競技場はどれもこれも用途が違うのです。

劇場とは非日常体験の場でファンタジックな夢空間なのです。

行政の皆さん今や日本で言われる多目的ホールは劇場としてはつけない事が多いのです。劇場本来の考え方や認識ををしっかりし、地域文化の育成に励んでください。
あなたの街の住民のための劇場を建てるなら劇場本来の目的に沿った施設をお考え下さい。
コンサートホールは演奏会。劇場は劇場。スポーツは競技場。それぞれ地域住民には必要不可欠なのです。昔から文化は知と血:学と楽(数学と音楽)は同率に存在したのです。
かってヨーロッパの野外劇場では知、競技場では血、とそれぞれ国民育成には欠くべからざる建物だったのです。とこの様に今野外フェステイバル等で使われている野外劇場、かっては決闘の場、殺戮の場だったのです。
余談ですが
ヨーロッパの野外劇場で野外芸術を鑑賞しているあなた!そのあなたの足元は先人の血に染まっていたのですよ。ライオンの血、決闘士達(グラディエーター)達の血、見せしめに動物とと決闘させられた人間の血。。。。はい話を戻します。

科学万博を開催した都市、文化都市として全国的に有名な学園都市つくば。
どうです、そろそろ劇場本来の地域文化が発信出来る施設をお立てになっては如何ですか。何億円もかかる数枚もの無駄な緞帳はやめ、立派なオペラカーテンのある劇場:オーケストラボックスのある劇場:花道のない劇場。
舞台に予算をかけた劇場:音響のいい客席:劇場音楽を感じ、髣髴とさせる劇場
こんな劇場があったらなあ、と思うのは私だけではありません。住民の願いでもあると聞きます。
地域住民の文化民度向上のための施設、多目的と言うまやかしに惑わされず劇場本来の使命を全う出来る施設があればいいのです。

劇場と競技場と美術館はそれぞれ人口の規模に応じて考えるべきです。
ギリシャ時代の文化施設としての競技場や劇場の客席の数は住民が一同に会せることを考えていましたので現在その施設の遺跡を見るだけで当時のその国の住民人口の規模が容易に想像できます。

お願い!
多目的ホールと言う施設を建てる時は間違った認識を捨ててください。
劇場には兼用は無いのです。劇場施設の不備による創作の自由を奪わないで下さい。劇場芸術表現には制限があってはならないのです。全てに自由であるように地域住民も自由に文化を享受出来る建物を望みます。


人気blogランキングへ参加してみました。1クリック宜しくお願い致します.

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベランダ大道具の柱が立った

2005-08-22 14:02:51 | 劇場
オペラグループコローレロッソ公演地域オペラ「カルメン」!のベランダ制作大道具の完成を機に
スタッフによる大道具仕込み練習を終えました。スタッフ一同意気揚々と
集合


人気blogランキングへ参加してみました。1クリック宜しくお願い致します.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロッソ「カルメン」衣裳チェック小道具チェック

2005-08-16 10:21:11 | 夢舞台制作
8月28日のオペラグループ・コローレロッソ「カルメン」ノバホールの公演のための準備が着々と進んでいます。いよいよ稽古も佳境に!稽古時間を利用して主演者全員の衣裳や小道具等のチェックの日がやって来ました。
みんなそれぞれに工夫を凝らしています。出演者達「うゥーん」とうなったり感心したり、お互いに厳しいチェックが入り終始和やかな稽古時間を過ごしました。美術担当のイタリア人アモロソ・フィリッポ氏の舞台に吊るすタペストリー幕も完成し、初披露にもなりました。え?どんな絵か?だって?
:それはね8月28日17時開演のつくばノバホールでご覧頂けます。このイタリア人アモロソフィリッポ氏の絵はとても一人で描いたとは思えないくらい立派です。


人気blogランキングへ参加してみました。1クリック宜しくお願い致します.
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホール打ち合わせ

2005-08-13 02:36:32 | 夢舞台制作
オペラを上演する前に必ずする事があります。本来なら団体事務局か舞台監督が行くのですが、オペラグループの「カルメン」には諸般の情勢により演出家が自らホール打ち合わせをします。
このホール打ち合わせとは:使用する会館側舞台事務所にタイムスケジュールの表示及び説明や仕込みの段取り・ホールでの本番前リハーサルの展開進行など開演開場などの細かな打ち合わせをし、公演の準備をするのです。当然打ち合わせをした演出家が公演時には、進行役として舞台監督の職務もこなすのです。本来なら舞台監督と演出家が兼ねると言うのは有り得ないのですが、この場合「みんなで作ろう夢舞台!」ですので、そんなことは言ってられません。すべてはオペラを取り巻く諸般の情勢がそうさせるのです。みんな色々作っているのです。アメリカ人のロン氏は出演の傍ら小道具のスペイン銃も作っているのです。これは1見ですよ。
アメリカ人・イタリア人・日本人の国際スタッフチームがサポートしてくれています。今回の「カルメン」きっと国際的薫のする舞台になりますよ。きっと!

人気blogランキングへ参加してみました。1クリック宜しくお願い致します.




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロッソカルメンのフラメンコ完成しました。

2005-08-13 02:05:00 | 夢舞台制作
コローレロッソ「カルメン」いよいよ佳境に!8が28日にはオペラグループコローレロッソの「カルメンが上演されます。二幕のフラメンコ酒場に登場するダンサー達がいます。本来ならこのフラメンコダンサー達の出番は二幕峠のフラメンコ酒場の場面場だけでしたが、今回は4幕にもも登場します。これは画期的登場です。どうなるかは8月28日17:00開演のつくばノバホールにおいで下さい。ちょうど今月8月24日には中つくばエキスプレスが開通し、今まで以上に交通の便がよくなっています。東京からわずか50分前後と聞いています。但し28日当日は祭りつくばと重なり、お早めにおいで頂くと祭りつくば2005に出会えます。当然カルメンにも!

人気blogランキングへ参加してみました。1クリック宜しくお願い致します.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もう一つの「みんなで作ろう夢舞台」

2005-08-10 12:27:05 | 夢舞台制作
ここに、もう一つの「みんなで作ろう夢舞台」があります、。オフィス松山が提唱している文化事業のお手伝い。オフィス松山代表の松山が芸術監督をしている川口少年少女ミュージカル団では10月の新作「ピーターパン」の発表試演会に向けてメンバー達は一生懸命稽古に参加しています。その横で親の会のお母さんが何やらダンボールと布とを縫い合わせています。何が出来るかと思ったら稽古終了前にはん、なんと縫い包みのワニさんでした。さっそくキャストが実験すると見事にワニさんが舞台に存在しました。本当にお見事の一語に尽きます。そうです。ここにも「みんなで作ろう夢舞台が実現しています。ベリーベリーハッピーな団員達の笑顔に癒されました。


人気blogランキングへ参加してみました。1クリック宜しくお願い致します.


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モネ歌劇場の昔

2005-08-10 12:03:31 | 料理
モネ歌劇場の昔はこんな様子だったのです。




人気blogランキングへ参加してみました。1クリック宜しくお願い致します.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする