オフィス松山 オペラの部屋

オペラ&ミュージカル制作企画オフィスの徒然

久し振りにオペラの楽しみ  お勉強3は如何ですか?

2005-07-29 09:27:50 | オペラのお勉強
ロッシーニやヴェルデイのオペラではアリアや重唱の終わり頃「アーーアー」等、いわゆるカデンツなるものが多くみられます。今日はこのカデンツのお話です。さてこのカデンツ、ロシー二の時代にはオペラ歌手による楽譜に関係なくなるくらいまでのこぶし回し(日本の民謡や演歌のように)の競演が主だった頃、勝手に歌われる行為に、同じやるならこんな風にやってくれと言ったか言わなかったかしらないがロッシーニのカデンツ集?なる出版物があるくらいであります。それと歴代の歌手達の歌ったカデンツ見本のようなものまで見たことがあります。
さて、このカデンツ、ロッシーニの「タンクレデイ」「シンデレラ」によく見られる超絶コロコロのカデンツもヴェルデイの時代になって大きく変化しました。ヴェルデイ自身によってきっぱりと厳格に一つのドラマ表現技法として完成され、
ヴェルデイ晩年の作品にはその影を潜めていきます。そしてオペラはカタラー二・プッチーニへと続きます。

では今日の設問です。
今日の課題のカデンツの問題です。
設問:オペラにおけるこのカデンツの意味とは、その効果とは、
(昔大学講義の中で出した問題です。回答率は100人中1人で、声楽ではなくピアノ科の学生でした。ちなみにその学生はショパンが大好きでした。)


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