ここイギリスは5月ごろ少し暖かかった後、8月など冬のように寒く、もうあの暖かい日々は来年まで来ないのか、とさびしく思っていたら、一週間だけ気が狂ったように暑くなった。毎日30度近くまであって、土曜日は久しぶりのBBQ、日曜日は今年最後の遠出をした。春にHistoric Houses Associationに入ってから、Norfolk, Devon、とずいぶん使わせてもらった。今回はロンドンの近くに初めて行った。これらの屋敷はもう9月の末で閉まっているものが多く、ロンドンの反対側にあるこのHever Castleは一年中開いてるみたいで、夏のようなこの日行ってみた。
前から行ってみたいとは思っていたが、もうずいぶん長くNational Trustばかり行っていたので、ここは初めて。この城はヘンリー八世の二番目の妻になったアンの家族が住んでいたところだ。13世紀に始まった城で、19世紀には荒れ果てていたようだが、アメリカの金持ちが買って、修復し、いまではみごとにチューダー朝の屋敷に甦っている。
まず入ると右側に非常に大きな湖がある。これは例によって人口湖なのだろうか。それにしてはまるでちょっとした海みたいに大きい。左にはイギリス人の好きなギリシャ、ローマ風の神殿の廃墟みたいなものがあり、絶景の湖を見晴らすいい風景になっている。

廃墟を通ると今度はイタリア庭園がある。真ん中にいくつかの芝生の広間があり、その周りを花壇とか葡萄の棚などが囲んでいる。そのほか広い敷地には薔薇園とかコンサート場、森、ピクニック用の芝生などがあり、このめったに無いほど素晴らしい晴天の日、子供連れでにぎわっていた。湖の横にWater Mazeというのがあって、真ん中の岩の塔に行き着くまでに周囲に通路があって、石を踏むといろいろなところから水がビュッと飛び出す仕掛けになっている。まるで真夏のようなこの日、沢山の子供が水着やら下着になって大喜び。
屋敷そのものはとても古く、内装、調度家具もとても赴きがあって美しい。柱などもものすごく細密な浮き彫りがしてあって、もうあめ色というか、光沢のあるこげ茶色になっている。そんなに大きくはないが、何百年も前の大金持ちの邸宅はこういうものだったのだろう、と教えてくれるようだ。窓も色とりどりのステンドグラスが美しい。もちろん豪華さではロスチャイルドのワデスドンなどには及ばないけれど、こちらにはホンモノの輝きがある。数年前にアンと妹のメアリーの映画があった。彼女たちの絵もいくつもあった。映画を見た時はこの姉妹になった、ポートマンとヨハンセンが性格と外見としては反対なような気がしたけれど、この屋敷にある彼女たちの絵をみると、なるほど、アンはなにかポートマンに似通っている。目も茶色だし。ちょっと映画のキャクティングにいまさらながら納得がいった。
屋敷の前面はもう赤くなりつつある蔦に彩られている。その前にはいくつもののトピアリーがあり、いろいろな形に刈り込まれていて楽しい。抽象的な形もあるし、カタツムリ、ブタ、なんだかわからないけれど、巨大な昆虫みたいなのもある。みな良く刈り込まれていて、鋭角の線が美しい。

私たちはHHAのカードがあるので入場にはお金は払わなかったけれど、入り口を見ると普通の大人の入場料は14ポンドとある。これでは夫婦、子供二人で入ったら、40ポンド近くかかってしまう。それでも昼ごろには子供連れでにぎわっていて。そのわりにレストランは空いていて、家族連れはお弁当でも持ってこなければ大変な出費だろう。HHAの会員は年間たしか一人30か35ポンド。これらの屋敷はまだ持ち主がすんでいるものが多く、開いている日をさがすのが大変、ということはあるけれど、随分節約になっていてたすかっている。
Hever Castle
前から行ってみたいとは思っていたが、もうずいぶん長くNational Trustばかり行っていたので、ここは初めて。この城はヘンリー八世の二番目の妻になったアンの家族が住んでいたところだ。13世紀に始まった城で、19世紀には荒れ果てていたようだが、アメリカの金持ちが買って、修復し、いまではみごとにチューダー朝の屋敷に甦っている。
まず入ると右側に非常に大きな湖がある。これは例によって人口湖なのだろうか。それにしてはまるでちょっとした海みたいに大きい。左にはイギリス人の好きなギリシャ、ローマ風の神殿の廃墟みたいなものがあり、絶景の湖を見晴らすいい風景になっている。

廃墟を通ると今度はイタリア庭園がある。真ん中にいくつかの芝生の広間があり、その周りを花壇とか葡萄の棚などが囲んでいる。そのほか広い敷地には薔薇園とかコンサート場、森、ピクニック用の芝生などがあり、このめったに無いほど素晴らしい晴天の日、子供連れでにぎわっていた。湖の横にWater Mazeというのがあって、真ん中の岩の塔に行き着くまでに周囲に通路があって、石を踏むといろいろなところから水がビュッと飛び出す仕掛けになっている。まるで真夏のようなこの日、沢山の子供が水着やら下着になって大喜び。
屋敷そのものはとても古く、内装、調度家具もとても赴きがあって美しい。柱などもものすごく細密な浮き彫りがしてあって、もうあめ色というか、光沢のあるこげ茶色になっている。そんなに大きくはないが、何百年も前の大金持ちの邸宅はこういうものだったのだろう、と教えてくれるようだ。窓も色とりどりのステンドグラスが美しい。もちろん豪華さではロスチャイルドのワデスドンなどには及ばないけれど、こちらにはホンモノの輝きがある。数年前にアンと妹のメアリーの映画があった。彼女たちの絵もいくつもあった。映画を見た時はこの姉妹になった、ポートマンとヨハンセンが性格と外見としては反対なような気がしたけれど、この屋敷にある彼女たちの絵をみると、なるほど、アンはなにかポートマンに似通っている。目も茶色だし。ちょっと映画のキャクティングにいまさらながら納得がいった。
屋敷の前面はもう赤くなりつつある蔦に彩られている。その前にはいくつもののトピアリーがあり、いろいろな形に刈り込まれていて楽しい。抽象的な形もあるし、カタツムリ、ブタ、なんだかわからないけれど、巨大な昆虫みたいなのもある。みな良く刈り込まれていて、鋭角の線が美しい。

私たちはHHAのカードがあるので入場にはお金は払わなかったけれど、入り口を見ると普通の大人の入場料は14ポンドとある。これでは夫婦、子供二人で入ったら、40ポンド近くかかってしまう。それでも昼ごろには子供連れでにぎわっていて。そのわりにレストランは空いていて、家族連れはお弁当でも持ってこなければ大変な出費だろう。HHAの会員は年間たしか一人30か35ポンド。これらの屋敷はまだ持ち主がすんでいるものが多く、開いている日をさがすのが大変、ということはあるけれど、随分節約になっていてたすかっている。
Hever Castle
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