Director: Roland Emmerich
Starring: John Cusack, Danny Glover, Thandie Newton, Woody Harrelson, Chiwetel Ejoifor, Amanda Peet, Oliver Platt
13日の金曜日にこの大デザスターフィルムを見てきた。太陽から中性子が飛んできて地球の中がだんだん熱くなり、2012年にはそれが大爆発して地球は大災害に見舞われる、というもの。数年前からその結果が分っていたらあなたはなにをする?どうやって地球上の生命を災害後の世界が落ち着くまで生き延びさせるか、というのがこの映画の筋。
いままで見てきたデザスター映画の総集編というところ。筋的には豪華船がまっさかさまになるポセイドンと似ている。最後の方でヒーローが水の中で活躍するので、ポセイドンを思い出したのだ。元々の筋より最初から最後まで地球がどうして破壊されるかをCGで見せるのが主題だ。これは良くできている、というより描かれているといったほうがよさそうで、全部CGなのはみえみえだが、なかなかの迫力で飽きない。しかしこれではこの映画は人物だけホンモノの俳優でその他はつまりアニメーションということか。もう映画の世界では実写とアニメの境などなくなっているのだろう。
この監督はよくよくデザスターが好きらしく、私はIndependence Dayからみんなみているけれど、Godzilla、Day After Tomorrow、10000BCとみんな傾向が似ている。IDはましだったが、DATなどは見ていて腹が立ってきた。あれはまたぞろ地球的災害が起きているのにたった二人だけの物語になってしまって、規模がやけにちいさかった。今回はそれにこりて群像劇となっている。中心人物はキューサックの作家で、彼があらゆる危機を乗り越え、分かれた妻と子供たちを助けるというもの。彼の車だけ地割れ、崩壊するビルなんかをよけて逃げ回る。飛行場でも追いかけてくる地震を危機一髪で逃れ、上空からこれでもかと地球壊滅を見せてくれる。
もう一人の人物はイギリス俳優のEjoifor。彼が生命存続の中心となる科学者になる。私は彼がかなり好きなので、久しぶりに彼を見られてちょっと満足。その他ロシアの大金持ちだのチベットの僧、アメリカの大統領とその娘などが入り乱れて逃げ回る。もちろんほとんどの人たちは死んでしまう。
これが本当だったらきっと私もその他大勢のうちで死んでしまうのだろう。今年の冬は去年に比べてやけに暖かいので、もしかしたらこの話は本当なのかもしれない。しかしこの映画の中では地球の危機は人間のもたらしたものではなく、自然災害ということになっている。災害の描写はうまいことできているのに、人間の世界の話のほうはいままで見てきたデザスター映画とほとんど同じ。この映画のトレイラーですごいところは見てしまったのであまりおどろくことは無かったけれど、よくここまでやる、と感心するぐらい壊しまくっている。
ひとつ気になったのは、これは何月におきたことなのだろう、ということ、秋が冬だとすると、キューサックがあんなに長い間水につかっていたら凍えしんでしまうだろうに、と余計なことを考えてしまった。
まあ大スペクタクルを見るという点ではよく出来ている。75点。
Starring: John Cusack, Danny Glover, Thandie Newton, Woody Harrelson, Chiwetel Ejoifor, Amanda Peet, Oliver Platt
13日の金曜日にこの大デザスターフィルムを見てきた。太陽から中性子が飛んできて地球の中がだんだん熱くなり、2012年にはそれが大爆発して地球は大災害に見舞われる、というもの。数年前からその結果が分っていたらあなたはなにをする?どうやって地球上の生命を災害後の世界が落ち着くまで生き延びさせるか、というのがこの映画の筋。
いままで見てきたデザスター映画の総集編というところ。筋的には豪華船がまっさかさまになるポセイドンと似ている。最後の方でヒーローが水の中で活躍するので、ポセイドンを思い出したのだ。元々の筋より最初から最後まで地球がどうして破壊されるかをCGで見せるのが主題だ。これは良くできている、というより描かれているといったほうがよさそうで、全部CGなのはみえみえだが、なかなかの迫力で飽きない。しかしこれではこの映画は人物だけホンモノの俳優でその他はつまりアニメーションということか。もう映画の世界では実写とアニメの境などなくなっているのだろう。
この監督はよくよくデザスターが好きらしく、私はIndependence Dayからみんなみているけれど、Godzilla、Day After Tomorrow、10000BCとみんな傾向が似ている。IDはましだったが、DATなどは見ていて腹が立ってきた。あれはまたぞろ地球的災害が起きているのにたった二人だけの物語になってしまって、規模がやけにちいさかった。今回はそれにこりて群像劇となっている。中心人物はキューサックの作家で、彼があらゆる危機を乗り越え、分かれた妻と子供たちを助けるというもの。彼の車だけ地割れ、崩壊するビルなんかをよけて逃げ回る。飛行場でも追いかけてくる地震を危機一髪で逃れ、上空からこれでもかと地球壊滅を見せてくれる。
もう一人の人物はイギリス俳優のEjoifor。彼が生命存続の中心となる科学者になる。私は彼がかなり好きなので、久しぶりに彼を見られてちょっと満足。その他ロシアの大金持ちだのチベットの僧、アメリカの大統領とその娘などが入り乱れて逃げ回る。もちろんほとんどの人たちは死んでしまう。
これが本当だったらきっと私もその他大勢のうちで死んでしまうのだろう。今年の冬は去年に比べてやけに暖かいので、もしかしたらこの話は本当なのかもしれない。しかしこの映画の中では地球の危機は人間のもたらしたものではなく、自然災害ということになっている。災害の描写はうまいことできているのに、人間の世界の話のほうはいままで見てきたデザスター映画とほとんど同じ。この映画のトレイラーですごいところは見てしまったのであまりおどろくことは無かったけれど、よくここまでやる、と感心するぐらい壊しまくっている。
ひとつ気になったのは、これは何月におきたことなのだろう、ということ、秋が冬だとすると、キューサックがあんなに長い間水につかっていたら凍えしんでしまうだろうに、と余計なことを考えてしまった。
まあ大スペクタクルを見るという点ではよく出来ている。75点。