ソニーのebookreaderを買ったのは7月のノーフォークにいく直前だった。前から欲しいと思っていたが、いろいろあるものの中でどれにしようか迷っていたのだ。amazonの評もいろいろ読んで結局買ったのはソニーのタッチスクリーンのものだった。ereaderの中では一番値段の高いもので、もうすこし出せばタブレットコンピューターが買えてしまう。しかし私が欲しかったのは軽くてバッグの中に入ってしまうものだった。使ってみての私の意見では、1 画面はereaderの中では大きいほうで、下にキーボードがないのでほとんど全面を使える、2 辞書が何種類も入っていて、知らない単語をたたくとすぐ下に辞書がでてくる、3 SDカードを使えるので本体の2gb以上使える。
画面は明るいとはいえないし、バックライトがないので明かりのないところでは読めない。しかし紙の本だって明かりなしには読めないではないか。重さは200gちょっとで文庫本の薄いもの、とまではいかないけれど、片手で持ってもくたびれるものではない。
辞書の機能はすばらしい。いままで英語の本を読んでいて、今だに知らない単語はぞろぞろでてくるが、たまには辞書をひいたり、想像でこんな意味だろうとすっとばしていたのがちょっとたたくだけで意味が下にでてくるのは驚きだ。もちろん英語の辞書だけれど、数行の表示で足りなければ、またたたくと画面いっぱいもっと詳しい辞書がでてくるのだ。
実際に読んでみると画面の暗さはあまり気にならない。日のあたっているところでも楽に読めるし、薄暗いところでは字を大きくすればいい。私はいつもはMのサイズで読んでいるが、少し薄暗いとLのサイズにしてみる。字が大きいとページをくるのが多くなるのだが、次のページに行く速度は速く、指でサっとなでるだけだ。ページが変わるとき一瞬白黒が反転するけれど、なれると気にならなくなった。
それでは実際の本は、というと、これを買うと100冊の本をくれる。ほとんどがクラシックでディケンズ、ワイルド、スコットなど。その他ロマンスとか新しいものもある。これらクラシックはグーテンベルグのサイトにいけばいくらでもダウンロードできるものだが、私はワイルドが大好きなのでダウンロードする手間がはぶけるのはよろしい。
作者が死んでから50年以上たつ有名な本はほとんどこのグーテンベルグにいけばタダなことは分っているけれど、それではまだ生きている作家のebookがタダでないかとグーグルでさがしたら、あるある、ゾロゾロみつかるではないか。私は昔からSFが好きなので、ハインラインのfree ebookとやったら見つかった。それもひとつのzipファイルで彼の生涯書いた全部の本が手に入ってしまった。これはオドロキだ。この手で他の作家もやってみるとタダのebookはもう星の数ほど数え切れないあることがわかった。面白くていろいろダウンロードしてみたものだ。
読むほうも手軽にどこにでも持っていけるので、前よりずっと読むようになった。ひとつ問題は日本語が読めない。日本語のebookを試してみたけれど、やはり全部文字化けして読めない。これは日本語のフォントがないためだろう。これはここイギリスで買ったので仕方がないことだろう。日本でereaderを買えばいいことなんだろうけれど、最近日本語の本をあまり読まなくなってしまったので、当分はereaderで読むものが全部英語でもいいことにしよう。
買ってから2ヶ月もたち、もう絶対紙の本など手にしたくないという気持ちだ。もちろんダウンロードした本もまだ10冊も読んでいないけれど、前からebayでebookのコレクションを売っているのを知っていた。あるもののなかには何万冊もの本をdvdで売っている。悪いことにはあまりに作者、本の数が多すぎて中身の説明が足りないことだ。しかしいくつか説明を読んでみて、なんの本が入っているかのリストを知ることのできるものを発見した。それも五千冊も。一応作家のリストを見てみると私でも知っている有名作家が沢山いる。そこでたった3.65ポンドだし試しに買ってみた。
買ってびっくり。確かにこの五千冊、数百、数千の作家の本の中には私の知らない作家のほうが多いのだけれど、ほとんどはまだ生存している作家が多く、ありとあらゆる本がつまっている。たとえばAだけでも127人もの作家がいる。Bは80人、そのひとつBernard Cornwellをあけてみると34冊も入っている。この調子で作家のリストを見ているだけで楽しくなってしまう。私のツレアイは最近歴史小説に凝っていて、今読んでいるのがCon Igguldenという人だが彼が今紙の本で読んでるものもあるしその他合計9冊入っている、ということはIgguldenが今まで書いた本全部が入っているのだ。そのほかあるある、リストをみていると恐ろしくなる。私のこれからの生涯のあらゆる時間をつぶしても読みきれない本がたった一枚のdvdに入っているのだ。
もうひとつ買ってみたのが、今度はSCIーFI30000冊、というもの。もちろん前の5000冊だって、普通の人が生涯に読める本の数倍は入っているのだけれど、SFの好きな私には少しものたりない。Besterなんか2冊、Bradburyは8冊もあるけれど、Silverburgは一冊も無い。この売り手の説明には作家のリストもないし、知らない作家のほうがずっと入っているとは思うけれど、なにしろ三万冊もあれば知っている作家のものもあるに違いないと思った。それにたった4.99ポンドだし。
結果はあたり!Besterは30冊、Sheckleyは35冊、Moorcockは49冊、と、もうこれらのdvd3枚で私のこれからの生涯に読みたい本のほとんど全部を手に入れたことになる。しかしながらこの二つ目のコレクションの悪いことはファイルの種類がpdfが多く、コンバートするとあるものにはページナンバーが入ってしまうことだ。つまり本文を読んでいるととつじょPage 9とかがでてくることだ。まだここからの本は覗いて見ただけで読んでいないのでどのくらいきに触るか分らない。まだepubにコンバートしてみたのは4冊だけで、そのうち2冊にはページナンバーが無いみたいだ。想像するに、どうも古いものにはページナンバーとか余計なものが入っていてるらしい。こういう書籍を電子化するのにも最近はやり方が進化しているのだろう。
ツレアイは先週iPadを買って、いい大人のオモチャになっているけれど、これで本を読むのがえらく気に入ったらしい。さっそくIgguldenを何冊かコピーしてあげた。これだと日本語も読めるのだけれど、まあいい。そのうち私用にもうひとつ買うか、日本語の読めるereaderを買おう。いまのところは英語のreaderで満足している。
使ってみて2ヶ月、ソニーのreaderの悪いところも分ってきた。MP3も使えて音楽もオーディオブックも聞けるのだけれど、あまり音が良くない。写真も入れられるけれど、やはり白黒じゃねー。メモもできるけれどどういうわけかキーボードにハイフンが無い(みつからないだけかな?)。本のリストが読みづらい。これはなにも何百冊もいれておくことはないのだ。今読んでいるのと、読みそうなものを数十冊入れておけばいいことだ。そのほかの本はpcにいれておけばいい。バッテリーが説明に書いてあるほどはもたない。
今私が読んでいるのはまだ一冊目で、J. D RobbのNaked in Death。ちょっとした近未来のミステリーでなかなか面白い。次は友人のお勧めのAlice Sebondの Lovely Bonesか、長い間読みそうでよんでいないAnne Franceの日記かな。
どうやら日本でereaderははまだあまり普及していないらしい。携帯電話で本を読むのかな。それに日本の電子書籍はまだ高いし、タダの青空文庫はいいけれど、やはり古いものばかりだ。そこへいくと英語ではタダの電子書籍はゴマンとあるし、私みたいに10ポンド以下で図書館一館分ぐらいの本が手に入ってしまう。買わなくても最近は図書館のサイトにいけば、ebookを借りることができる。最初に安くはないebook readerを買わなければならないけれど、これから持つ人が爆発的に多くなるのはわかる。私がMP3プレイヤーを持ったのは10年以上前で、その時にはあまり普及していなかったのだが、今では携帯でもできるし持っていない人のほうがすくないのではないかな。
最近買ったモノのなかでは最高に楽しんでいるおもちゃだ。
画面は明るいとはいえないし、バックライトがないので明かりのないところでは読めない。しかし紙の本だって明かりなしには読めないではないか。重さは200gちょっとで文庫本の薄いもの、とまではいかないけれど、片手で持ってもくたびれるものではない。
辞書の機能はすばらしい。いままで英語の本を読んでいて、今だに知らない単語はぞろぞろでてくるが、たまには辞書をひいたり、想像でこんな意味だろうとすっとばしていたのがちょっとたたくだけで意味が下にでてくるのは驚きだ。もちろん英語の辞書だけれど、数行の表示で足りなければ、またたたくと画面いっぱいもっと詳しい辞書がでてくるのだ。
実際に読んでみると画面の暗さはあまり気にならない。日のあたっているところでも楽に読めるし、薄暗いところでは字を大きくすればいい。私はいつもはMのサイズで読んでいるが、少し薄暗いとLのサイズにしてみる。字が大きいとページをくるのが多くなるのだが、次のページに行く速度は速く、指でサっとなでるだけだ。ページが変わるとき一瞬白黒が反転するけれど、なれると気にならなくなった。
それでは実際の本は、というと、これを買うと100冊の本をくれる。ほとんどがクラシックでディケンズ、ワイルド、スコットなど。その他ロマンスとか新しいものもある。これらクラシックはグーテンベルグのサイトにいけばいくらでもダウンロードできるものだが、私はワイルドが大好きなのでダウンロードする手間がはぶけるのはよろしい。
作者が死んでから50年以上たつ有名な本はほとんどこのグーテンベルグにいけばタダなことは分っているけれど、それではまだ生きている作家のebookがタダでないかとグーグルでさがしたら、あるある、ゾロゾロみつかるではないか。私は昔からSFが好きなので、ハインラインのfree ebookとやったら見つかった。それもひとつのzipファイルで彼の生涯書いた全部の本が手に入ってしまった。これはオドロキだ。この手で他の作家もやってみるとタダのebookはもう星の数ほど数え切れないあることがわかった。面白くていろいろダウンロードしてみたものだ。
読むほうも手軽にどこにでも持っていけるので、前よりずっと読むようになった。ひとつ問題は日本語が読めない。日本語のebookを試してみたけれど、やはり全部文字化けして読めない。これは日本語のフォントがないためだろう。これはここイギリスで買ったので仕方がないことだろう。日本でereaderを買えばいいことなんだろうけれど、最近日本語の本をあまり読まなくなってしまったので、当分はereaderで読むものが全部英語でもいいことにしよう。
買ってから2ヶ月もたち、もう絶対紙の本など手にしたくないという気持ちだ。もちろんダウンロードした本もまだ10冊も読んでいないけれど、前からebayでebookのコレクションを売っているのを知っていた。あるもののなかには何万冊もの本をdvdで売っている。悪いことにはあまりに作者、本の数が多すぎて中身の説明が足りないことだ。しかしいくつか説明を読んでみて、なんの本が入っているかのリストを知ることのできるものを発見した。それも五千冊も。一応作家のリストを見てみると私でも知っている有名作家が沢山いる。そこでたった3.65ポンドだし試しに買ってみた。
買ってびっくり。確かにこの五千冊、数百、数千の作家の本の中には私の知らない作家のほうが多いのだけれど、ほとんどはまだ生存している作家が多く、ありとあらゆる本がつまっている。たとえばAだけでも127人もの作家がいる。Bは80人、そのひとつBernard Cornwellをあけてみると34冊も入っている。この調子で作家のリストを見ているだけで楽しくなってしまう。私のツレアイは最近歴史小説に凝っていて、今読んでいるのがCon Igguldenという人だが彼が今紙の本で読んでるものもあるしその他合計9冊入っている、ということはIgguldenが今まで書いた本全部が入っているのだ。そのほかあるある、リストをみていると恐ろしくなる。私のこれからの生涯のあらゆる時間をつぶしても読みきれない本がたった一枚のdvdに入っているのだ。
もうひとつ買ってみたのが、今度はSCIーFI30000冊、というもの。もちろん前の5000冊だって、普通の人が生涯に読める本の数倍は入っているのだけれど、SFの好きな私には少しものたりない。Besterなんか2冊、Bradburyは8冊もあるけれど、Silverburgは一冊も無い。この売り手の説明には作家のリストもないし、知らない作家のほうがずっと入っているとは思うけれど、なにしろ三万冊もあれば知っている作家のものもあるに違いないと思った。それにたった4.99ポンドだし。
結果はあたり!Besterは30冊、Sheckleyは35冊、Moorcockは49冊、と、もうこれらのdvd3枚で私のこれからの生涯に読みたい本のほとんど全部を手に入れたことになる。しかしながらこの二つ目のコレクションの悪いことはファイルの種類がpdfが多く、コンバートするとあるものにはページナンバーが入ってしまうことだ。つまり本文を読んでいるととつじょPage 9とかがでてくることだ。まだここからの本は覗いて見ただけで読んでいないのでどのくらいきに触るか分らない。まだepubにコンバートしてみたのは4冊だけで、そのうち2冊にはページナンバーが無いみたいだ。想像するに、どうも古いものにはページナンバーとか余計なものが入っていてるらしい。こういう書籍を電子化するのにも最近はやり方が進化しているのだろう。
ツレアイは先週iPadを買って、いい大人のオモチャになっているけれど、これで本を読むのがえらく気に入ったらしい。さっそくIgguldenを何冊かコピーしてあげた。これだと日本語も読めるのだけれど、まあいい。そのうち私用にもうひとつ買うか、日本語の読めるereaderを買おう。いまのところは英語のreaderで満足している。
使ってみて2ヶ月、ソニーのreaderの悪いところも分ってきた。MP3も使えて音楽もオーディオブックも聞けるのだけれど、あまり音が良くない。写真も入れられるけれど、やはり白黒じゃねー。メモもできるけれどどういうわけかキーボードにハイフンが無い(みつからないだけかな?)。本のリストが読みづらい。これはなにも何百冊もいれておくことはないのだ。今読んでいるのと、読みそうなものを数十冊入れておけばいいことだ。そのほかの本はpcにいれておけばいい。バッテリーが説明に書いてあるほどはもたない。
今私が読んでいるのはまだ一冊目で、J. D RobbのNaked in Death。ちょっとした近未来のミステリーでなかなか面白い。次は友人のお勧めのAlice Sebondの Lovely Bonesか、長い間読みそうでよんでいないAnne Franceの日記かな。
どうやら日本でereaderははまだあまり普及していないらしい。携帯電話で本を読むのかな。それに日本の電子書籍はまだ高いし、タダの青空文庫はいいけれど、やはり古いものばかりだ。そこへいくと英語ではタダの電子書籍はゴマンとあるし、私みたいに10ポンド以下で図書館一館分ぐらいの本が手に入ってしまう。買わなくても最近は図書館のサイトにいけば、ebookを借りることができる。最初に安くはないebook readerを買わなければならないけれど、これから持つ人が爆発的に多くなるのはわかる。私がMP3プレイヤーを持ったのは10年以上前で、その時にはあまり普及していなかったのだが、今では携帯でもできるし持っていない人のほうがすくないのではないかな。
最近買ったモノのなかでは最高に楽しんでいるおもちゃだ。