後で考えます

多分映画の話題。でも映画好きで、これから見たい方は読まないほうがいいです。

La Fille Du Regiment

2007-01-27 18:22:07 | オペラ
Florezを期待していったら、その日だけColin Leeという別のテナーが歌っていた。どうりで切符が買えたわけだ。配役を確認しないで買ったほうが悪い。フアン君は去年のリサイタルを逃したので、是非聞きたかったのだが。代役は若いテナーでなかなかいい声だし、悪くはなかった。さかんにブラボーもあびていた。ただ、世界のトップスターになるかは疑問だ。相手役はナタリー デゥセイでこれはよかった。彼女はスタイルもよく、相手役にだっこされる場面があって、これがジェイン イーグレンだったら彼は圧死していただろう、とヘンな想像をしてしまった。

オペラは全体にコミック調で、オペレッタという感じだ。やはり記憶に残るアリアはひとつだけで、数年前にフアンのリサイタルで彼も歌っていて、この時どういうわけかアンコールを用意していなかったようで、最後にもう一度これを歌ってくれたことを覚えている。フアン君の切符をまた買っておいたが、来年の春ごろだったかな。最近バービカンは一年半さきの切符まで買わせるのである。二幕目にドーン フレンチが登場した。彼女はもちろん歌は歌わず、セリフが短いのがちょっとあるだけだが、登場しただけで、あたりを圧倒するのはさすが。もちろんあの圧倒的な体躯にもよるだろう。私の席はかなり上の横のほうだったので、彼女を真上から見下ろすことになるが、その厚みのすごいこと。そのわりに動きは案外軽がるとしている。

オペラとしては楽しいがまたどうしても見たいをいうものではない。やはりフアン君を見たかった。

WHEN THE LAST SWARD IS DRAWN

2007-01-25 20:04:03 | 映画
この間読んだ壬生義士伝の映画版。小説の映画化で原作よりよかったためしがない。私の狭い読書経験によると、たった一つしかない。それはベンハー。ずいぶん昔読んで、映画も古いが、これだけは中篇の原作の小説より、50年代にできた映画のほうがよかった。さてこの壬生は最初は原作に忠実にはじまったな、と思ったが、途中をばっさりちょん切ってあるのでがっくり。まあ2時間で収めるには原作がながすぎるので、仕方ないだろう。しかし最後の死ぬ前の描写があまりに長々しので、これをもうちょっと短くしたらよかったのに、と思う。原作では何人かの視点から主人公の生涯がかたられるのだが、それを一人の視点にしたのは混乱が無くてよかったかもしれない。しかし私がとても興味深くよんだ新撰組の連中の描写が後半ではほとんどなかったのは残念だった。特に近藤とか土方の性格描写がとても面白かったのに、映画ではほとんど描かれていなかった。それと音楽がやたらと甘ったるく、いっそ音楽など無いほうがよかったのではないかな。

私はこれを英語の字幕つきでみたのだが、日本語の東北弁などもちろん無視で、意味だけの訳になってしまっている。それと日本の明治維新のころの予備知識がないと、これはどうしようもなく理解しがたいのではないかな。やはり日本以外でうけるのは難しいだろう。点数は60点。

THE LAST KING OF SCOTLAND

2007-01-25 20:03:39 | 映画
もちろん見ものはForest Whitakerのイディ アミン。James McAvoyの若いスコットランド人の医者は添え物といったかんじ。Whitakerのアミンはギラギラしたメークで存在感はある。しかしあんなに大物になったにしては、どうしてよく知りもしない若造の意見など聞きたがるのか、よくわからない。それにあんなに悪い面だけを強調して描かれると、どうしてこんなヤツを大統領にまでした人々が理解しがたい。そこら辺ももっと教えて欲しいものである。McAvoyはまだ27歳、最初に見たのはInside I'm Dancingである。この映画はなかなかよかった。ナルニアとWimbledonもみているが、はやりInsideが一番よかった。新進の英国俳優だろうが、テレビのほうが多い。私はテレビドラマはほとんど見ないので、彼のTVはみていない。これから世界的大スターになるかはちょっと疑問だ。彼の顔はある程度はハンサムなんだろうが、強烈な個性に乏しい。この映画でもアミンに頼りにされるほどの存在感はない。

疑問におもったのは言葉である。アミンは最初の演説でも他の場面でもほとんど英語をつかっているが、それでは本当は現地の言葉を使っている(アメリカ人が理解するため)という設定としては、ところどころ現地語も使っている。もちろん現地語で演説していては、McAvoyのスコットランド人医者が理解できないだろう。しかしそれでは現地の人たちは全員英語を理解し、共通語として使っているのだろうか。ハリウッドの映画にありがちなことだが、いつもこの英語と現地語のあつかいには納得できない。

新聞評が高い割には私の点数は68点。最後のほうにぎょっとする場面がある。

ROCKY BALBOA

2007-01-24 20:06:14 | 映画
実のところ前のROCKY5作を見ていない。それで6作目を見るなんて無茶だと自分でも思う。この映画だけみただけで、他の5作は想像できてしまう。まあ似たようなものだろう。この映画で一言いえることは、単純、ということ。長さも100分ぐらいで、もっと長かったら、間延びして仕方が無かったろう。その点はよしとしよう。スタローンはやはりトシで、筋肉はあるものの、上半身はだかにすると、あまり見られたものではない。相手のボクサーの体が比べると美しいとさえいえる。こんな老体にムチ打つようなことはやめて、今後はトレーナーかなんかの役で済ませて欲しい。ROCKYはこれで終わりらしいが、彼は今後どうするのかな。アクションスターとしてはちょっとね。この映画の中のROCKYみたいにレストランでも開くか。そういえばアーニー、ブルースといっしょにPlanet Hollywoodというレストランを開いたなー。彼の次回作はランボーIVだそうだが、このランボーシリーズも私は見ていない。彼の映画で好きだったのは、10年前ぐらいのCliffhangerだった。

多分Rockyファンには懐かしんで見る価値があるのかもしれない。息子役のMiloが若いときのパチーノみたいでちょっといい。55点。

THE HIDDEN BLADE

2007-01-20 19:43:48 | 映画
山田洋二監督の侍シリーズというのがあるそうだが、これは2作目。最初の「たそがれ清兵衛」は数年前にみたが、なんか貧乏くさかったとだけ覚えている。あれは山田監督の初時代劇だったそうだが、この「隠し剣」はちょっとよくなってる。時代劇にもかかわらず、出てくる人間が現代人みたい。それでも昔の身分制度に縛られている、と言うところが矛盾していておもしろい。着物も髪型、生活もとても自然にできていて説得力のあるものだ。このリアリティは最後の決闘場面にもいかされていて、ちょっとエグい(でもよくできてる)。面白かったのが中盤で江戸から来た砲術の先生が昔からの武術を尊ぶ藩の侍たちを訓練するところ。この人がまったくの江戸弁で、関東人のわたしには言葉がよくわかった。

3作目は公開されたばかりらしいので、DVDになるのは先のことだろうが、期待している。この隠し剣はかなり好きだったので、80点。

MISS POTTER

2007-01-20 18:20:53 | 映画
こういう文芸モノはたいていが退屈で、多分またウトウトかと思ったら、しっかり最後まで目があいていた。それでは興奮するほど面白かったたというと、やはりそうではなく、テキトウに面白かったというだけ。だいたい私はベアトリクス ポッターにはまったく興味が無かった。数枚ウエッジウッドの皿をもっているだけ。見終わった後、いままでよりはポッターに興味を持ち、湖水地方にある彼女の家を訪れた見たくなったので、その点では正解の映画だった。

途中でCGで彼女の絵が動き出すところはやりすぎではないかな。むしろ素直に絵だけのほうがよかったと私は思う。そうするとちょっと古風な映画になってしまうのかもしれない。監督はヌーナンでかれはオーストラリア出身だが、私はBABEしか見ていない。ZELLWEGERがBRIDGET JONES2作に続いてイギリス人の役だが、アクセントもとてもうまい。ただしJONESがイギリス人監督の作品にしてはなにかアメリカ的な雰囲気があったが、このPOTTERはイギリスの100年前の社会の雰囲気がよく出ている(と思う)。というか私は現代イギリスはちょっとは知っているが、100年まえの上流家庭の雰囲気など知らないので、単にこんなものだろうと思うしかない。

面白いのはいつも黒服のおばあさんが付き添いとしてMISS POTTERの後をつけてくる事。こういうのは普通だったのかな。この世界の未婚女性はずいぶん窮屈な生活をしていたものである。RENEEはほとんど化粧っけのない顔。あまり美人には見えない。もう少し気の強いところも見せたほうがいいかもしれない。かなり父親の理解力に助けられていたようだ。相手役のマクレガーはとてもいい。彼の前作THE ISLANDはできのよくないアクション映画だったが、このPOTTERではとてもチャーマングなところを見せている。途中でちょっと歌を歌うところがあるが、MOULIN ROUGEで彼がとても歌がうまかったのを思い出した。

よかったのは英語が100%わかったこと。アメリカ映画だと分かりづらいところがあるが、やはりあれはアメリカアクセントのせいに違いない。点数はまあまあの70点。

GISELLE

2007-01-12 19:29:54 | バレー
バレーが芸能なのか疑問だが、芸術なんていうと高尚じみてて、イヤな気もする。私は単に楽しんでるだけだから、芸能でよろしい。ENGLISH NATIONAL BALLETだが、全部ダンサーが英国人なわけではない。主役は各国から来るみたいだ。これはMETROでは4つ星だった。この日の主役はMETROの記事と名前がちがっていたが、十分4つ星以上はあげられるとてもうまい人たちだった。

主役のGISELLEはSimone Clarkeでこの人は英国人らしい。彼女はBNPのメンバーらしく、劇場前にデモ隊が押し寄せていて、上演中にも叫び声があがったり、ちょっと不穏な雰囲気だった。舞台はそれを無視して止まることなく演じられた。彼女の政治的意見はどうでもいい。バレリーナとしてはとてもうまいひとだと思う。AlbrechtはDmitri Gruzdyevというからロシア人かな?とても背のたかいがっちりしたひとで、相手役を持ち上げるのも軽々とやる。一人で踊るときの跳躍もそうとうなもので、迫力たっぷりだった。

舞台はクラシックとしかいえないもので、19世紀に劇場でバレーをみたらこんなものだっただろう。衣装といい舞台装置といい、美しい。過去にここコロシアムで見たバレーはほとんど現代風アレンジがしてあったので、こう古風なものはかえって目新しい気がした。ここの劇場は内部も豪華で椅子も座りやすく、見やすいので好きだ。これに比べてROHの椅子のすわり心地の悪さはどうしようもない。

音楽と振り付けとかには記憶に残るような斬新さは全く無いが、なにか浮世離れのした美しい宵であった。

DEJA VU

2007-01-11 01:59:13 | 映画
まず DEJA VU とは日本語でなんと言うのか。便利なもので早速インターネットで調べてみたら、既視感 というのだそうである。見るだけでなく、体験もいうらしので、既体験感とでもいうのかな?

映画はデンゼル ワシントンの新作。監督はTony Scott。この人はたしかRidley Scottの弟。兄の作品ほどは見ていないが、1993年のTrue Romanceはなかなかよくできた映画だった。それに比べるとこれは凡作。デンゼルのおかげで、少しは見られる、ぐらいだろうか。タイムトラベルモノにつき物のパラドックスで、終わった後、それではあれはどうなってるの、という疑問がありすぎ。デンゼルの行動で、船の乗客をほとんど助けるのはいいとして、そのこにもあの機械が存在するはずだし、数人は死んでるので、またその世界のデンゼルも同じ行動をするにきまってる。そうすると事故から四日には彼は消滅するのか。それとも犠牲が少なかったし、彼女も生きてるから彼はあれはやらなかったのか。こういうパラドックスをうまいこと解決してくれたのがバタフライエフェクトという映画だった。これは ASHTON KUTCHER 唯一の記憶に残る映画だった。

このデンゼルの映画は記憶に残る映画ではない。彼の好きな方にはおすすめ。65点。

APOCALYPTO

2007-01-11 00:48:35 | 映画
MEL GIBSONの監督した新作。彼の作品は数年前のPASSIONいらいです。数えてみると、彼の映画監督としての第4作目だ。そのうちの3作が忘れられない映画であることをみても、彼の監督としての力量が分かる。この新作も批評家には受けがよくないようだが、単にアクションヒーローモノとしてはとてもよくできている。

今まで映画化などされたこともない16世紀のメキシコのお話。マヤの都市から切り離されて生活している部族がマヤのいけにえの為にさらわれ、なかの一人が逃れて、家族を助けにいく、と単純にいうといままでハリウッド映画によくあるシチュエーションではある。その後にくるであろう西洋文明対マヤ文明の対決、というより、一人の男の物語、というのではDAY AFTER TOMOROWなんかが思い出させるが、あの映画よりこのほうがよっぽどうまくできている。最後のほうはジャングルのおっかけっこが長々と続き、ワナだの毒矢だのが出てきて、ターザンみたい。

俳優陣はほとんど名も知れないアメリカンネイテイヴで主人公の若者がとてもいい。まだ若いしお金も無かったからか歯並びがあまりよくないので、かえって現実感があってよろしい。これで名前も売れたし、お金も稼いだから歯の矯正でもやるかもしれない。なかなかハンサムで走るところも速いし、期待しよう。VIN DIESELの若いころはこんなだったかもしれない。

ずいぶん血まみれの場面も多いが、PASSION OF THE CHRISTでならされたので、それほどとも思わなかった。一つのシーンで死体が何百も出てくるところがあるが、あれではそこに行って見るまでもなく、あたりいったいがものすごいにおいでその中に入っていけるどころではないだろうに。ここらへんは「特殊清掃「戦う男たち」」を読んでいるので想像できる。画面で美しかったのはやはり滝のシーン。最後のほうで矢が刺さったまま走りまくるので、この間DVDでみたHOUSE OF THE FLYING DAGGERSを思い出して、ちょっと笑った。

GIBSONは最近例の事件でハイウッドではぶったかれているらしいが、2時間15分以上もの長丁場だがその間映画以外のすべてを忘れさせてくれた。十分楽しんだ一作。88点。

TOP HAT

2007-01-10 02:27:01 | 映画
ずいぶん久しぶりにVHSのテープで映画を見た。それも1935年にできたTOP HATだ。有名な映画なので、そのうちの一部はいろいろなところでみたことがあるが、通してみたのは初めてだった。1935年というと映画が無声映画からトーキーに変わった初期のころである。たしかCAPTAIN BLOODもこのころだったかな?フレッド アステアのダンスがすばらしいが、話の筋はちょっと無理がある。なにか舞台劇でも見ているような気がする。それとやはりテープなので絵の質が落ちる。見られないほどではないが、私はかなり大きなテレビでみるので、ちらちらと星がはいるのがよくわかる。音もDVDより落ちる。アステアは顔はハンサムとはいえないが、踊っているとあまりの優雅さにうっとりしてしう。相手役のロジャースよりよほど優雅に踊る。たまには映画史でも勉強しているつもりで古い映画を見るのもいいものである。またすぐみたいものではないが、しばらくしてまた違うものを見てみたい。DVDで。75点。一緒にはたいてるバアサンはいまだにDVDを拒否しているがどうかと思う。彼女は前の男性版白鳥の湖にも拒否反応をしめしたが、私は年をとっても新しいものも受け入れられるよう、いまから心の準備をしておかなければならない。

FLAGS OF OUR FATHERS

2007-01-06 07:56:32 | 映画
期待したけれど、あまりにも淡々とすすむので、わるいけどちょっと眠くなった。ヒーローモノにしないよう逆方向にがんばってるような気がする。映画としては面白みにかけるかな。出演者もネイテイヴ アメリカンの一人のほかは印象に欠ける。

最後のCREDITのところに出てきた写真は本物のその当時の写真なのだろう。そこが一番よかったのは、写真家のウデかもしれない。次の日本側からのに期待しよう。65点。

HOUSE OF THE FLYING DAGGER

2007-01-06 07:56:06 | 映画
私は映画は基本的には映画館で見る。よさそうなのを選んで見に行ってもそのうち半分以上はもう一度見たいとは思わない。中には見たということしか覚えていないものもある。また、よく覚えているけれど、もう絶対にもう一度は見たくない、というものもある。

このHOTFDはもう一度見てもいいもののひとつである。話の筋はつまらない。というか、まったくくだらない、とさえいえるかもしれない。しかしながら、あの画面の美しさははっきり覚えている。映画館で見たときは主に筋のほうに気をとたれていたと思う。だからこうしてDVDでまた見たときは、画面のほうに集中できた。前に見た時には、最後の決闘とか女が死んだと思ったら何度も生き返った時などばかばかしいとさえ思ったものである。最後に生き返ったときなど、もう、ハヤクシンジマエーであった。

この画面は美しいが話しはくだらない、というのはこの監督の前作HEROにもいえることである。あの絢爛豪華な画面と壮大なる物語の果が「虚と無」では腹が立ったものである。あれはもう見たくない。それでもHOTFDのほうは御伽噺かラブストーリーと考えれば赦せる範囲かもしれない。すべてのシーンが美しいが、まず始まりのダンスのシーン、建物の内装と彼女の着物、特に袖の色の調和。次の逃走の場面のWINDと女の着物の柄。竹やぶのシーンでの一味の着物の色と竹の色。最後の決闘の紅葉と雪の風景。CAPTAINが背中に短剣を刺したまま長々しく戦うのには今回も大笑いだが、雪の白の中の血の赤の鮮やかさ、など2時間の美しい絵と思えば、十分2回以上見る価値のある映画である。点数は美術的には100点、筋は40点で、平均70点というところかな。

BEACH

2007-01-04 18:21:55 | 映画
DVD 50点
主人公のデカプリオより、ちょっとだけ出てくるロバート カーライルの方がずっと印象的。せっかくパラダイスに住めたのに、GAMEBOYに夢中のやつがいるが、どうしてだろうか。原作があるらしいが、読んだわけではないけれど、なんかこなれ方が中途半端なんだろうな、と思う。原作者の意図とはちがうような。

2006年に見た新作映画

2007-01-04 05:42:53 | 映画
50 The Holiday
55 Night at the Museum
45 Stranger than Fiction
60 Hollywoodland
55 Setp UP
90 Pan's Labyrinth
80 Borat
85 Casino Royale
70 The Host
55 Open Season
60 The Queen
80 The Devil Wears Prada
60 Wrold Trade Centre
65 The Black Dahlia
80 Click
30 An Inconvenient Truth
70 Children of Man
80 Crank
55 A Scanner Darkly
60 Harsh Times
55 Nacho Libre
45 Lady in the Water
65 Warrior King
80 Monster House
60 Miami Vice
60 My Super Ex-Girldriend
75 Cars
60 Stormbreaker
75 Superman Returns
80 Pirates of the Caribbean
40 Ju-On The Grudge 2
50 Over The Hedge
70 The Lake House
65 The Fast And The Furious: Tokyo Drift
60 Thank You For Smoking
60 The Omen
70 RV
65 Poseidon
75 United 93
75 X-Men: The Last Stand
60 The Da Vinci Code
85 Misson: Impossible III
80 16 Blocks
80 American Dreamz
65 Tristan + Isolde
75 Take The Lead
55 Firewall
40 The White Countess
60 Inside Man
75 Transamerica
60 Syriana
75 Capote
75 Luck Number Slevin
80 Good Night, And Good Luck
70 Casanova
70 Lady Vengeance
70 Walk The Line
75 Munick
75 The New World
80 A Bittersweet Life
70 Memoirs Of a Geisha
70 Breakfast On Puto
30 Match Point
70 Brokeback Mountain
65 Just Like Heaven
65 The Producers
65 King Kong


数えてみたら67本。まあ前年より少ないかも知れない。やはり新作を見るかどうかの判断は新聞とかロスなどの映画評に左右されることが多い。もちろん好きな俳優とか監督のものは新聞の点数などに関係なく見る。積極的に見たわけではないのに点数が高かったのはBORATである。あのはじけぶりには異様な才能を感じさせられた。私の見た中では最高点はPan's Labyrinthで2番目にはMI3と007となった。Panと007はロスの2006年ベスト10にも入っていた。007が入っていたならどうしてMI3は入っていないのか。トム クルーズを気嫌いする人が多いからであろう。しかし作品的にはこの方が良く出来ていたと思う。86点あげよう。

記憶にあるほどひどかったのはWoody Allenの Match Pointと Ralph Fiennesのでた White Countess。Ralphはとても好きな俳優の一人で、Maid in Manhattanの彼の歯の浮くようなアメリカ訛りでさえ許してあげるけれど、WCはひどかった。彼も一生これに出たことを後悔するに決まっている。

アニメは数本しかみなかったが、一番面白かったのはMonster House。Carsのすぐ後にみたので、その違いをよく覚えている。Carsはもちろん大向こう受けのいい作品だが、ちょっと長すぎて、特に中間部分を15分ぐらいちょん切ったらいいものになるだろう。絵の美しさには驚きである。しかしいくら美しい絵でも2時間以上見せれれるとアキがくる。そこえいくとMHのほうは話の筋そのものがおもしろい。しかし家があるきだすところは前年のジブリのハウルのまねのような気がする。

去年はめでたく職なしになったことだし、2007年にはもっとしげしげと映画館に足をふみいれなければならない。今年の抱負の第一番目である。

THE BRAVE

2007-01-03 18:22:30 | 映画
45点。いくら私がジョニー デップの大ファンでもこれはいただけない。あまりにものろいし全体がどろ沼の底みたい。あるインディアンが家族の為に自分の命を犠牲にするはなし。最近ではネイティヴ アメリカンといわなければならない。彼自身がチェロキーの血をひいているといっている。彼がとてもハンサムなことはこのあまりにも暗い映画でも明らかなので、現実的に考えればもっと若い時にその外見を生かして、モデルにでもなればすぐ採用されて、こんなにどん底の生活をすることを避けられたのに、なんて思ってしまう。最近の彼の魅力を見せてくれたのはOnce Upon a Time in Mexicoだった。あれでは完全にバンデラスより魅力的である。同じようなことはMonster's Ballを見たとき思ったものである。あの中のハル ベリーがあまりにもきれいで、あんなウエイトレスなどせず、モデルでもやればいいのに、と思ったものである。

この映画にがっくりしてもまだジョニー君の映画は見続けるだろう。去年は彼の昔の映画を数本みた。CrayーBabyとかElm Streetとか。今年も彼の映画で見ていないものは順番に見ます。