最近はバレーづいている。といってもここしばらく題名だけしか書いていないのが多いんだけれど。このバレーは私は始めて見る。といってもバレー歴の短いわたしには始めてのほうが多いのだ。オペラのほうは数回みているけれど、このバレーもなかなかいい。とにかく御伽噺にてっていしている。音楽はプロコフィエフでちょっと甘さ控えめで、鋭角的なところもある。それを振り付けと舞台装置で粉砂糖をふりかけたみたいになっている。とくに一幕の星空に天の川(こちらではミルキーウェイ)がかかっているのが美しい。二幕目の舞踏会の遠景が夕焼けからだんだん暗くなっていくのも美しい。三幕目になるとダンサーが手にもっている豆電球がきらきらしたりして、ちょっとここでやる年末のコメディ、パントマイム風になってしまっている。
今日のシンデレラは吉田さんで、これが彼女のROBでの最後の舞台になるときいた。そのおかげか会場には日本人の客が沢山。着物をきた女性もいる。私は吉田さんのナマは初めてだ。なるほど彼女の高名が理解できる。ものすごくきっちりした技巧で、素人のわたしでさえわかるうまさだ。ただ、あまりにもしっかりした踊りで、可哀そうな女の子という感じはない。舞踏会場に現れる時、階段を爪先立ちで下りてくるところなど、よくすっころげないものだ、と感心してしまった。
その他のダンサーでは意地悪な姉たちが光る。小柄なほうはウェイン スリープでコメディ役にはぴったりだ。オペラの姉たちよりはこのバレーの姉たちのほうが意地悪さはスケールが小さく、コメディ風がめだつ。翌日の新聞に彼は今年の初めにヒップレプレイスメントの手術を受けたばかりと書いてあった。たった三ヶ月であんなにも踊れるほど回復したのだ!
王子様は赤毛のダンサーで3月に3回も見たアコスタなんかに比べると目立たない。王子の4人の友人の一人も日本人で、彼はこの間のユダの木にも出ていたと記憶する。かっこうもいいし、うまいしいまにトップになることだろう。こうして四人同じ振り付けを踊ると、特にクルリと回る時のスピードが違う。彼のスピード感のある踊りが光っていた。四人の妖精の二人までも日本人。
秋からのシーズンにはバレーももっといってみることにしよう。
今日のシンデレラは吉田さんで、これが彼女のROBでの最後の舞台になるときいた。そのおかげか会場には日本人の客が沢山。着物をきた女性もいる。私は吉田さんのナマは初めてだ。なるほど彼女の高名が理解できる。ものすごくきっちりした技巧で、素人のわたしでさえわかるうまさだ。ただ、あまりにもしっかりした踊りで、可哀そうな女の子という感じはない。舞踏会場に現れる時、階段を爪先立ちで下りてくるところなど、よくすっころげないものだ、と感心してしまった。
その他のダンサーでは意地悪な姉たちが光る。小柄なほうはウェイン スリープでコメディ役にはぴったりだ。オペラの姉たちよりはこのバレーの姉たちのほうが意地悪さはスケールが小さく、コメディ風がめだつ。翌日の新聞に彼は今年の初めにヒップレプレイスメントの手術を受けたばかりと書いてあった。たった三ヶ月であんなにも踊れるほど回復したのだ!
王子様は赤毛のダンサーで3月に3回も見たアコスタなんかに比べると目立たない。王子の4人の友人の一人も日本人で、彼はこの間のユダの木にも出ていたと記憶する。かっこうもいいし、うまいしいまにトップになることだろう。こうして四人同じ振り付けを踊ると、特にクルリと回る時のスピードが違う。彼のスピード感のある踊りが光っていた。四人の妖精の二人までも日本人。
秋からのシーズンにはバレーももっといってみることにしよう。