Salome Karita Mattila
Herodias Ildikó Komlósi
Herod Kim Begley
Narraboth Joseph Kaiser
Jochanaan Juha Uusitalo
ニューロークのMetからのナマ中継のオペラを映画館で見てきた。ナマといってもたぶん同時ではなく少し時間がずれているのではないかな。NYでは午後一時に始まるとはいえ、ここでは始めの10分ぐらいが次のMet中継の予告で、その後デボラ ボイトのイントロダクションが10分ほどある。これは彼女が主演のKarita Mattilaの控え室までいって、「Karita 時間ですよ」とノックするとKaritaが出てきて舞台に向かう姿が映される。デボラは最近痩せてすっかりきれいになった。彼女とKaritaは同じぐらいの歳だが、まじかで見るとデボラのほうが美女だ。
彼女の部屋から舞台までは相当離れていて、この劇場の規模を想像させられる。この出場者が舞台に向かう、という映像ではもっとカッコよくできていたのがウエンブレイでやったローリングストーンズのコンサートで、ミックが舞台に向かう映像だった。こういうライブの撮影ではやはりポピュラー部門のほうが先んじている。
幕が開く前に彼女は舞台で柔軟体操をしていた。デブではないけれどちょっと太めの体系で、体はとても柔らかそうで、上体を曲げるとするりと足の下まで手がいってしまう。この体の柔らかさでオペラの途中で足を180度開くことまでしてしまう。ただこの中継は大写しが多くて、彼女があせびっしょりで、ときにはツバキを撒き散らして歌うすがたがバッチリ見えてしまう。サロメ は想像するにはうら若い美女のはずだが、まあ見かけは許そう。このオペラは数年前にENOで見たのだが、その時のサロメ の色気の無さははなはだしかった。それに比べるとKaritaのほうがもちろん歌は絶対上だし、ダンスもかなりがんばっていた。
他の歌手もみなうまいのだが、ヨカナーンの外見はもう少しどうにかならないものか。Uusitaloは歌はいいんだけれど、大男でデブ。頭もおおきく、なにかフランケンシュタインの怪物を思い出した。とてもうら若い少女が一目ぼれするような姿ではない。後半で彼の首がでてくるが、やたらと気持ちが悪く、サロメがキスすると口のまわりが真っ赤になって、ギョッとさせられた。しかし彼女が一番よかったのはこの最後の長い歌で、ここはさすが聞きほれた。Narrabothのほうがよほどいい男で、彼が自殺してしまうことろはかわいそう。
舞台はかなり現代的で透明なプラスチックなどがつかわれていた。舞台中継にしてはクローズアックが多すぎて、もう少し舞台全体が見えるカメラアングルの画面を多くして欲しかった。そのほうが臨場感があるのではないかな。実際に劇場でみると、あんな顔の大写しは双眼鏡でも使わないと見えない。おかしいことに映像より声のほうがほんの一瞬早い。これは録音技術はヘマをしたのかな。
終わってカーテンコールもやり、その後の観客の見えない舞台裏での様子なども映し出され、興味深いものだった。映画館は私がいつも行くところで、ロンドンの中心地でもないので、いったいオペラなんて見に来る人がいるのか、と疑問に思ったが、案外人がはいっていた。つぎはJohn Adamsの新作だが、これも行ってみるつもりだ。これから月に一回ぐらいのわりで、有名なオペラがこうまじかで見られるのはとても楽しみだ。
Herodias Ildikó Komlósi
Herod Kim Begley
Narraboth Joseph Kaiser
Jochanaan Juha Uusitalo
ニューロークのMetからのナマ中継のオペラを映画館で見てきた。ナマといってもたぶん同時ではなく少し時間がずれているのではないかな。NYでは午後一時に始まるとはいえ、ここでは始めの10分ぐらいが次のMet中継の予告で、その後デボラ ボイトのイントロダクションが10分ほどある。これは彼女が主演のKarita Mattilaの控え室までいって、「Karita 時間ですよ」とノックするとKaritaが出てきて舞台に向かう姿が映される。デボラは最近痩せてすっかりきれいになった。彼女とKaritaは同じぐらいの歳だが、まじかで見るとデボラのほうが美女だ。
彼女の部屋から舞台までは相当離れていて、この劇場の規模を想像させられる。この出場者が舞台に向かう、という映像ではもっとカッコよくできていたのがウエンブレイでやったローリングストーンズのコンサートで、ミックが舞台に向かう映像だった。こういうライブの撮影ではやはりポピュラー部門のほうが先んじている。
幕が開く前に彼女は舞台で柔軟体操をしていた。デブではないけれどちょっと太めの体系で、体はとても柔らかそうで、上体を曲げるとするりと足の下まで手がいってしまう。この体の柔らかさでオペラの途中で足を180度開くことまでしてしまう。ただこの中継は大写しが多くて、彼女があせびっしょりで、ときにはツバキを撒き散らして歌うすがたがバッチリ見えてしまう。サロメ は想像するにはうら若い美女のはずだが、まあ見かけは許そう。このオペラは数年前にENOで見たのだが、その時のサロメ の色気の無さははなはだしかった。それに比べるとKaritaのほうがもちろん歌は絶対上だし、ダンスもかなりがんばっていた。
他の歌手もみなうまいのだが、ヨカナーンの外見はもう少しどうにかならないものか。Uusitaloは歌はいいんだけれど、大男でデブ。頭もおおきく、なにかフランケンシュタインの怪物を思い出した。とてもうら若い少女が一目ぼれするような姿ではない。後半で彼の首がでてくるが、やたらと気持ちが悪く、サロメがキスすると口のまわりが真っ赤になって、ギョッとさせられた。しかし彼女が一番よかったのはこの最後の長い歌で、ここはさすが聞きほれた。Narrabothのほうがよほどいい男で、彼が自殺してしまうことろはかわいそう。
舞台はかなり現代的で透明なプラスチックなどがつかわれていた。舞台中継にしてはクローズアックが多すぎて、もう少し舞台全体が見えるカメラアングルの画面を多くして欲しかった。そのほうが臨場感があるのではないかな。実際に劇場でみると、あんな顔の大写しは双眼鏡でも使わないと見えない。おかしいことに映像より声のほうがほんの一瞬早い。これは録音技術はヘマをしたのかな。
終わってカーテンコールもやり、その後の観客の見えない舞台裏での様子なども映し出され、興味深いものだった。映画館は私がいつも行くところで、ロンドンの中心地でもないので、いったいオペラなんて見に来る人がいるのか、と疑問に思ったが、案外人がはいっていた。つぎはJohn Adamsの新作だが、これも行ってみるつもりだ。これから月に一回ぐらいのわりで、有名なオペラがこうまじかで見られるのはとても楽しみだ。