前の「連隊の」に続けてまたROHでIl Trovatoreを見てきた。第一の感想は、やはりヴェルディは偉大である、ということ。連隊は楽しくはあったが、音楽的には一つのアリアのほかには記憶に残るメロディーはないが、このTrovatoreは最初から最後までもう記憶に残るメロディーの宝庫である。最初の老兵士のイントロ、レオノーラの美しいアリア(たしかこういうの、カヴァティーナというんだっけ)、マンリコのメインテーマ、もちろん彼の有名な2曲のアリア。そしてとてもいいのがカウントの歌である。バリトンの聴かせどころだ。ヴェルディの中でも私の好きなバリトンの歌は「仮面舞踏会」にもある。それに数々ある重唱がまたすばらしい。
音楽がすばらしいのに気をまぎらわせておいて、このオペラの筋はまたしてもひどいものだ。大体オペラの筋はそれだけを読んでみると、そんなバカな!というのがほとんどだ。一番ひどいのがリゴレットで最後に悪役がのんきにはびこる、観客はすっきりしないことおびただしい。それでも歌のすばらしさに何回も見たくなる魅力がオペラ、とくにヴェルディにはある。
このオペラは同じモシンスキィの演出を4,5年前に見ている。その時は舞台回転がものすごく遅くて、もう絶対この演出では見たくない、とまで思ったが、今回はその時よりはすこし速くなっている。しかし、舞台になにか大きい炉とか塀とかゴチャゴチャありすぎて、もう少しすっきりできないものかな。インターバルの後の城の塔の場面なんて、凝る必要はゼロなのに。
前回は主役がホセ クラで、カオウントはディミトリさんだったと思う。今回はマンリコ:Marcelo Alvarez、レオノーラ:Catherine Naglestad、カウント ルナ:Anthony Micaels-Moore、Azucena:Stephanie Blytheといった配役で、みんなスゴイ迫力で、前回よりずっとよかった。マルチェロさんはやはりいまピカイチのテナーである。連隊の主役は声はいいが、マルチェロさんはその上に声に個性がある。やはり世界の大スターになるには、一聴でだれだか分かるくらい個性的でなくてはいけない。彼はもう数回きいているが、ますますうまくなってきている。ただこの人、見るたびにお腹の周りが膨張ぎみ。背はあるし、かなり顔もいいのに、まだ40代半ばなんだから、もう少しダイエットしてかっこよくなってほしい。思い出してみると、彼のオペラは:ホフマン、リゴレット、ルイザ ミラー、ウェルテル、とか見ているが、今回が一番よかった。
Michaels-Mooreもベテランで何回かみている。ただ、脚本から想像するに、このカウントはまだ若いはずなのに、ハゲ頭はないでしょう。前回のディミトリさんはちょっとヘンだったけど、黒い鬘をかぶっていた(彼は歳はまだ若いのに本当は真っ白な髪の毛をしている)。
とにかくヴェルディのすごさを見せつけれれた舞台だった。これだったら何回もいってみたい。
音楽がすばらしいのに気をまぎらわせておいて、このオペラの筋はまたしてもひどいものだ。大体オペラの筋はそれだけを読んでみると、そんなバカな!というのがほとんどだ。一番ひどいのがリゴレットで最後に悪役がのんきにはびこる、観客はすっきりしないことおびただしい。それでも歌のすばらしさに何回も見たくなる魅力がオペラ、とくにヴェルディにはある。
このオペラは同じモシンスキィの演出を4,5年前に見ている。その時は舞台回転がものすごく遅くて、もう絶対この演出では見たくない、とまで思ったが、今回はその時よりはすこし速くなっている。しかし、舞台になにか大きい炉とか塀とかゴチャゴチャありすぎて、もう少しすっきりできないものかな。インターバルの後の城の塔の場面なんて、凝る必要はゼロなのに。
前回は主役がホセ クラで、カオウントはディミトリさんだったと思う。今回はマンリコ:Marcelo Alvarez、レオノーラ:Catherine Naglestad、カウント ルナ:Anthony Micaels-Moore、Azucena:Stephanie Blytheといった配役で、みんなスゴイ迫力で、前回よりずっとよかった。マルチェロさんはやはりいまピカイチのテナーである。連隊の主役は声はいいが、マルチェロさんはその上に声に個性がある。やはり世界の大スターになるには、一聴でだれだか分かるくらい個性的でなくてはいけない。彼はもう数回きいているが、ますますうまくなってきている。ただこの人、見るたびにお腹の周りが膨張ぎみ。背はあるし、かなり顔もいいのに、まだ40代半ばなんだから、もう少しダイエットしてかっこよくなってほしい。思い出してみると、彼のオペラは:ホフマン、リゴレット、ルイザ ミラー、ウェルテル、とか見ているが、今回が一番よかった。
Michaels-Mooreもベテランで何回かみている。ただ、脚本から想像するに、このカウントはまだ若いはずなのに、ハゲ頭はないでしょう。前回のディミトリさんはちょっとヘンだったけど、黒い鬘をかぶっていた(彼は歳はまだ若いのに本当は真っ白な髪の毛をしている)。
とにかくヴェルディのすごさを見せつけれれた舞台だった。これだったら何回もいってみたい。