よろしゅおあがり。

サーフィンとカメラが好きな大阪のおかんのつれづれ日記

陰陽論

2010-01-15 13:31:11 | ホメオパシー
陰陽調和料理という名のとおり
料理を学ぶときに陰陽論はかなり勉強した。
ホメオパシーを学ぶときにも
人間の多様性をみるという勉強のひとつに
陰陽論も学ぶ。

料理にも哲学がありホメオパシーにも哲学がある。
この哲学的な部分がsachiはすきなんやけど。

ホメオパシーのテキストとして
いろんな書籍を読んだりするんやけど
その中の1冊に凄い面白い本がある。

それが
「病気が教えてくれる、病気の治し方」
という本。

この本は絶版になった時期もあるが
絶版時、ネットオークションなどで10倍近くの値がつく程
ひそかに人気な本らしい。
幸運なことにsachiは絶版前に購入していて
絶版やったことも最近まで知らんかったけど。

精神療法士(スピリチュアルカウンセラー)の人が書いてる本で
ホメオパシーの本ではないけど
“病気の意味”を考える新しい考え方が見えてくる本だ。

この本の
“病気を理解するための考え方”
と題される第1部がとても面白い。

第2部は
具体的にその病名となぜその病気に向かわせるのか
とゆう精神面のことが書かれていて
その病気で悩まれている方が読むと投げ捨てたくなるような内容になっている。
この部分が受け入れられなくて絶版になったんかな?
ま~後半部分は置いといて。

第1部の中に
“両極性と単一性”
という章があって
その一文に

《自分》と言う事によって、人は自分でないものと自分とのあいだに線を引いている。
このために、両極性に縛られる。
なぜなら、自我は人を、自我と他我、内と外、女と男、善と悪、正と誤、などに分裂した世界に結びつけるからである。
そのため、単一性や完全性を感じたり想像したりすることができない。
両極性に縛られた意識は、すべてをふたつの相反するものに分ける。
ところが、反対のものは両立しないので、片方を肯定して、もう一方を否定することになる。
片方を否定するということは、片方を除外することを意味する。
こうして人は確実に不健康になっていく。
なぜなら、欠けたもののない状態が健康だからである。
(中略)
病気とは両極性であり、治癒とは両極性の克服である。

とある。
またこうも書いてある。

表面的に見れば、両極性とはたがいに排除しあうふたつの対極と考えられるかもしれないが、よく見ると両方で単一対をつくる、互いに依存しあって存在するものである。

とも。

この両極性とは陰と陽でもある。
そして

“陰極まれば陽となり、陽極まれば陰となる”

悪は善にもなり、善は悪にもなりうる。
戦争もそのひとつだと思う。

最近再発行されているので
興味のある方はどうぞ~。

「病気が教えてくれる、病気の治し方」
トアヴァルト・デトレフゼン、リューディガー・ダールケ著
シドラ房子訳  柏書房  ¥1600

です。

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