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ALWAYS 続・三丁目の夕日

2007-11-05 00:56:56 | Movie
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』が11月2日から公開され、今日早速観てきた。
言わずと知れた大ヒット映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の続編だ。
昭和30年代の東京の風景をVFXを駆使し再現し、一躍話題になった映画だ。
前作は古き良き日本の人々を描き、笑いと感動につつまれた非常にステキな作品だった。
続編が期待されていた作品だが、果たして出来はいかがだろうか?

いつものように比較的空いている朝一番(9:20)に行ったのだが、人気映画だけあって非常に混んでいた。
この間封切された『HERO』よりも混んでいるかもしれない・・・。
上映20分前に一番前のブロック以外、真ん中のブロック席は既に埋まっていた。
両端の後ろの席をとるのがやっとだった。

さて、本作のストーリーだが前作の4ヶ月後という設定だ。
父親の借金返済のためヒロミが黙って去った後、残された作家茶川と身寄りのない子供、淳之介は貧しくも仲良く暮らしていた。
しかしその後に現れた実の父が淳之介を連れ戻しにやってくる。
茶川との生活を望む淳之介のために、人並みの生活をさせることを条件に引き続き茶川が養うことを認めてもらう。
淳之介のため、ヒロミのため、一念発起し芥川賞獲りを表明する茶川。
一方、鈴木オートでは青森から集団就職で来た六子も仕事に慣れてきていた。
そんな折、親戚の子、美加がとある事情から鈴木オートに預けられることになった。
お嬢様育ちの美加は東京下町の生活に戸惑い反発を繰り返していくのだが・・・。

全く予想もつかなかった最初のシーン。
なるほど、そう来たか・・・と感心しつつ、3丁目ワールドは幕を開けた。
やはりこの作品は一流のエンターテインメントなのだ。
前作同様、笑いあり、涙ありのいくつものエピソードが、暖かくも優しい下町人情のもと繰り広げられていく。
やぁー、今回も結構笑ったし、大いに泣けました。
家族の絆、人に対する思いやり、下町の人々の暖かさがじわっーと染みてきた。
また前作より登場人物のキャラが際立ってきていて、より生き生きとしているように感じた。
出演者は吉岡秀隆、小雪、堤真一、薬師丸ひろ子、堀北真希、もたいまさこ等々の前作と同じキャストが再集合している。
ベテランの役者陣の活躍はもちろん期待通りだが、六子を演じる堀北真希の演技が光ってた。
時々TVで見かけるティーン向けドラマの彼女とは全然違う一面を見ることが出来た。
こんないい演技が出来る役者なんだとちょっと感心した。
あと薬師丸ひろ子のお母さん役もと良かったね。
『セーラー服と機関銃』で一世を風靡した彼女も、最近は母親役を演じることが増えてきた。
それだけ自分も歳を重ねているんだなぁとつくづく実感した。

自分はこの時代より後に生まれているが、それでも懐かしいと思うようなものはいくつかあった。
その中のひとつがハンドクリームの「ももの花」。
うちのお袋もよく使ってたね。
今はあんまり見かけないけど、今も売っているのだろうか?
羽田空港の見送りデッキや空の見える日本橋、高層ビルのない東京タワー周辺の景色など、もちろん見たこと無いくせになぜか懐かしさを感じた。

前作がとても好きだった方、この続編映画に限っては絶対ガッカリなんてないですよ。
期待を裏切らない素晴らしい出来です。
誰にでも安心してオススメできるいい作品です。


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