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Sugarless GIRL / capsule

2009-07-19 22:58:47 | Music
Electronica/Dance

Perfume好きが高じて、そのサウンドクリエーターである中田ヤスタカのユニット
"capsule(カプセル)"に興味を持った。
以前から聴こう、聴こうと思いつつ、なかなか聴けてなかった。
このユニットは音楽プロデューサーである中田ヤスタカとボーカルのこしじまとしこの二人からなる。
ボーカル以外の作詞、作曲、プロデュースを中田ヤスタカが手がける。
(ジャケットなどのアートワーク・デザインも彼自身によるものらしい。)

一番最近のアルバムとなるのは『MORE! MORE! MORE!』になるのだが、YouTubeで聴いたこのアルバムタイトル曲の「Sugarless GIRL」が気に入り、このアルバムを購入した。

聴いてみるとこれがメチャカッコよくて、すっかりハマってしまった。
中田ヤスタカはcapsuleでは実験的なことや自分のやりたいことをやっていると言っている。
このアルバムを聴く限りは、ガーリーなポップと本格的なエレクトロ、テクノ、ハウス系のダンスミュージックをバランスよく追求しているようだ。

1曲目の短いイントロとなる「Welcom to my world」から続く2曲目のエレクトロな「Starry Sky」が最高にクールでカッコいい。
とにかくやられたーって感じ。(何がやられたのか良くわからないが・・・。)
ぶっといベースと四つ打ちのバスドラで始まり、やがてこしじまのハイトーンが絡むノリノリな曲だ。
特に途中の盛り上がりから入るキーボードの早いパッセージが、とても気持ち良くて最高!
この曲、1曲ですっかりcapsuleのファンになってしまった。

しかし、このアルバム、この曲だけでなく、他にもカッコいい曲だらけだ。
中でも特にお気に入りの曲をあげるみる。
4曲目でアルバムタイトルの「Sugarless GIRL」はアコースティックギターから始まるポップなエレクトロナンバー。
こしじまとしこの伸びやかで柔らかい声に絶妙な加減でヴォコーダー処理されている。
中田ヤスタカと言う人は音楽プロデューサーとして有名な人だが、ソングライターとしての才能にも目を見張るものがある。
Perfumeでもそうだが、印象的でキャッチーなポップナンバーを数多く送り出している。

6曲目の「Spider」はロックテイストを感じるナンバー。
中田ヤスタカはサンプリングしたギターのディストーションサウンドをよく使うが、この曲でもギターサウンドが印象的。

9曲目の「Sound of Silence」もとてもポップなナンバーだが、ヴォーカルはこしじまとしこではないようだ。
こしじまより、甘く柔らかい声だが、特にアルバムには他のヴォーカルの名前がクレジットされていない。
もしかして、これもエフェクトされたこしじまとしこの声だったりして・・・?
うーん、でもやっぱり違うような気がする・・・。

10曲目のラストを飾る「Secret Paradise」はちょっと懐かしい感じのディスコサウンドのイントロで始まる。
この曲もこしじまののびやかなヴォーカルがとても気持ちいい。

本作の収録曲は全部で36分程で、最近のアルバムとしては短いものだが、その分濃密サウンドが凝縮されている。
「Starry Sky」と「Sugarless GIRL」の2曲は以下のアマゾンのサイトでさわりだけ試聴出来るので、気になった方は是非チェックして欲しい。

Sugarless GIRL (Amazon.co.jp)

このアルバムが事の外、気に入ったので他のcapsuleのアルバムも聴いてみたくなった。
なお、8月26日にはcapsuleのFLASH BESTが発売されるようだ。
こちらも非常に楽しみだ。

Perfumeのサウンドが好きだが、まだcapsuleを聴いたこと無い方は一度聴いてみるといい。
現在の日本を代表するエレクトロ・テクノサウンドは、ハマること間違い無しだ。


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