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Piano Stories Best’88-’08 / 久石譲

2008-05-26 02:24:50 | Music
NEW AGE

映画音楽や数々のCM音楽なども手がける作曲家・ピアニストの久石譲のベスト盤である。
タイトル通り1988年から2008年までの20年間に渡る期間に発表した4枚の『Piano Stories』からのセレクションとなる。
彼の曲を時々TVやラジオ等で耳にするが、結構聞き入ってしまうことが多かった。
そんなこともあり、一度きちんと作品を聞いてみたいと思っていた。
タイミング良く、久石さんのベスト盤のリリースされた。
ちょうどいいとばかりに早速アマゾンに発注した。
(すいません、最近ベスト盤ばかりで・・・。)

アルバムを聴いてみるとどれも聞き覚えのある曲ばかりだ。
久石さんのベストだから良くない訳がない。
あぁ、この曲も久石さんの作品だったのかと思った曲も多かった。
ちなみに収録曲は以下の通り。

01. The Wind of Life
02. Ikaros -2008 Remix-(東ハト「キャラメルコーン」CMソング)
03. HANA-BI(映画「HANA-BI」より
04. Fantasia(for NAUSICAA)(映画「風の谷のナウシカ」より)
05. Oriental Wind -2008Remix-(サントリー緑茶「伊右衛門」CMソング)
06. Innocent(映画「天空の城ラピュタ」より)
07. Angel Springs(サントリー「山崎」CMソング)
08. il porco rosso(映画「紅の豚」より)
09. The Wind Forest(映画「となりのトトロ」より)
10. Cinema Nostalgia(日本テレビ系「金曜ロードショー」オープニングテーマ)
11. Kids Return(映画「キッズ・リターン」より)
12. A Summer's Day
13. 人生のメリーゴーランド -Piano Solo Ver.-(映画「ハウルの動く城」より)

どの曲も共通して言えるのだが、不思議とはっきりとした景色が浮かんでくるのだ。
もちろんその景色は曲によって異なる。
まさしくアルバムタイトル通りそれぞれ違ったストーリーを奏でている。
イージー・リスニングっぽい感じだが、聞き流しが出来ない音楽だ。
非常にきれいで印象的なメロディーばかりだ。

ちょっとタイプは違うが、引き込まれるピアノ音楽という点では坂本龍一と似ている。
どちらも力強いピアノだが、坂本作品はテンションが高く難解な感じの曲が多いが、久石作品はテーマが優しく親しみの湧くものが多い。
個人的には坂本龍一の作品は大好きだが、広く受け入れられるという意味では久石譲の方が上だろう。

ベスト版と言っても、「菊次郎の夏」のテーマは残念ながら収録されていない。
きっと一連の「Piano Stories」シリーズには収録されていないのだろう。
ということは本作に収録されていないが、彼の珠玉の名曲はまだまだあるということなのだろう。
彼が素晴らしい作曲家であり、ピアニストであることを強く実感したアルバムでした。

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