功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

ちいさな決心(2022/11/03)

2022-11-03 07:22:53 | On the Road
▼国内の出張先に向かうとき、冠雪の始まった富士を仰ぎました。
 わたしたちの魂に屹立する富士、雪を戴冠すると、そのほんらいの姿が静かに顕れてきます。

 きのう11月2日水曜日のことです。
 国会での公務をしっかり終えて、東京駅から新幹線に乗りました。
 新幹線のなかでは、休みたい心身を励まして懸命に仕事をしていました。22年と7か月続く会員制レポート、東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) の11月最初の配信へ向けての執筆です。

 仕事をしつつ、ちいさな決心をしました。

『去ったばかり10月、ほんとうに苦しかったけど、やるべきことはすべてやれた。
 国会と党の公務は何もかも力を尽くしきって遂行した。護る会 ( 日本の尊厳と国益を護る会 ) も、長い水面下の議論の末に、総会を開いて組織と活動の強化に踏み切ることができた。会員が配信を待っていてくださる東京コンフィデンシャル・レポート ( TCR ) も契約の倍以上の10本を配信した。新しい小説の「夜想交叉路」も世に送り出した。筋力トレーニングもわずかながら再開した。
 出張先に着いたら、今夜はなにも仕事をせずに、日付が変わらないうちに眠ろう」

何年ぶり、いや十数年ぶり、いやいや何十年ぶりかで、ぐっすり眠りました

何年ぶり、いや十数年ぶり、いやいや何十年ぶりかで、ぐっすり眠りました

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

▼仕事せずに寝るということは、逆に準備がたくさん必要です。
 明日以降の仕事に影響させないためです。
 いや、影響はしますから、それを最小限度に食い止めるためです。

 その準備がギリギリ、おのれに誓った時間で終わり、そのとおり、日付が変わらないうちに無事、就寝しました。
 そして、一度は、仕事をしなくてはと夢に見て目覚めましたが、いつもと違って、いや、この夜は眠るのだと思い出して、ふたたび眠りました。

 この朝、午前6時過ぎに無事に目覚めました。
 
▼これを第一歩にしたいです。
 心身への過度の負担に、終止符を打つべきだと、このごろの烈しい疲弊をみずから見て、考えました。

 この躯は、長い、果てのない戦場で、よくぞ耐えてきてくれたと思います。
 この心身をくださった、亡き父、亡き母になによりも感謝します。昇る朝陽に拝礼しながら、そう深く思いました。

 今、ありのままに申して、夜想交叉路をひとりでもふたりでも読んでくださることを、こころの裡 ( うち ) でずっと願っています。




▼版元の扶桑社が提供してくださった、書影です。
 ネット上の予約画面にも、この書影が現れてくれました。

 扶桑社も苦闘が続いているそうです。本が売れない時代、出版社の大半に言えることでもありますね。
 記念碑的なノンフィクション作品となった「ぼくらの祖国」を世に送り出してくれた扶桑社が、これからもずっと健在でありますように、この書がわずかながら貢献できれば、とも、考えています。

 そして、帯の文章にありますように、読者の人生に、いささかでも、光をもたらすことを僭越ながら祈り、願うこの朝です。

★きょう11月3日は、明治天皇の生誕をお祝い申しあげる明治節です。今は「文化の日」とされていても、ほんとうは明治節です。
 きょうを「明治の日」とする、有志の国民と有志国会議員が連帯する運動を、護る会の山田宏幹事長らと共に、わたしも担っています。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする