環境法令ウオッチング

2006年7月から2007年12月までの環境法令情報・行政情報・判例情報を掲載。

3R推進月間特集 22 建設リサイクル法 その3 改正の方向性

2007-10-22 05:45:29 | リデュース・リユース・リサイクル
2007年10月22日 
 建設リサイクル法は、その附則第4条において、『政府は、この法律の施行後5年を経過した場合において、この法律の施行状況について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする』と規定されています。
 国土交通省は、平成18年12月、社会資本整備審議会環境部会に建設リサイクル推進施策検討小委員会を設置。一方、環境省も平成19年10月15日に中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会建設リサイクル専門委員会において、改正に向けての議論をスタートさせました。平成19年11月6日からは、両委員会合同の審議に検討の場が移され、本格的な議論が開始されることになります。
 一部報道によると、対象品目や対象工事の規模などについて検討される、とされています。また、解体木くずに関する「CCA問題」なども議論される見込みです。CCAとは木材の防腐、防虫処理剤として使用された薬剤であり、主成分は、クロム(Cr)、 銅(Cu)及び砒素(As)化合物です。現在では、これらの薬剤を塗布した木材の国内生産は中止されているが、現に家屋等に使用されているものについては、これから解体期を迎えるものが多く、新たな注意が必要である、とされています。
 建設リサイクル法をめぐる改正議論はまだ緒についたばかりで、論点など明確に見えてきませんが、今後の改正議論については、環境法令ウオッチングでもフォローしていく予定です。

【官報ウオッチング】
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【行政情報ウオッチング】
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【判例情報ウオッチング】
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ISO14001
◆毎週更新中!「環境法令管理室」に「10月15日から10月21日までに公布された主な環境法令一覧」を更新しました/2007.10.21
◆毎週更新中!「環境法令管理室」に「10月15日から10月21日までに発表された改正予定法令一覧」を更新しました/2007.10.21