代位弁済と巻き戻し

住宅ローンの返済が滞り、一定期間を経過すると
保証会社が代位弁済する場合があります。

「代位弁済」とは・・・代わりに支払をする
ということですが、代位弁済されたら今度は
その代位弁済した保証会社から
「あなたの代わりに支払ったので、まとめて（一括で）
返してください」と言ってきます。

当然、宝くじで１億円当たったりしなければ
一括で払える人なんて、ほとんどいないことでしょう。
で、払えないと保証会社は、強制的に不動産売却（競売）
する手続きを取ることになります。
この手続きが、競売の申立というものです。

いずれにしても、この段階になると
競売か任意売却かの選択をし
ご自宅を売却することになります。

ただし
「巻き戻し」という方法が取れれば、マイホームを残すことが
出来ますが、この「巻き戻し」とは、個人再生の住宅ローン特例のことで
ハードルが高いうえに、弁護士や再生委員の費用が必要で取り組んで
みたけどダメだった、と聞くことが結構多いのです。

当然、トライする場合には、弁護士へ依頼することになりますが
通常、着手金なしで依頼を受けてくれる弁護士さんは
いないと思いますので、良い結果が得られないときは
大切なお金をドブに捨ててしまうことになります。


後悔することがないよう、ご自身で決断をしてください。
私たち任意売却相談室では、このようなことから「巻き戻し」を
お勧めすることはしていません。
でもどーしてもマイホームを守りたい！という方が多いのも事実。
その場合には、弁護士さんに相談してみるといいと思います。
ただ、相談でさえも、料金が発生するのが弁護士業であることに注意。

何度も言いますが
どーするのかは、あなた自身が決めることです。

私たちは、ご希望に沿ったアドバイスをさせていただきます。
しかし、弁護士業ではないので「巻き戻し」に関することは
ご相談にはのれません。


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