他の何を差し置いてもマイホームを守るために必死で住宅ローンを支払ってきて
とうとう力尽きた人たちを沢山見てきた。
今回の衆議院選挙の結果、大勢の現職議員が落選したが、彼らのこれからの生活はどうなるのであろうか。
これまで甘い感覚で我が世の春を謳歌した分、苦しみは一入であろう。
これからの浪人生活のなかで、住宅ローンを払えなくなって苦しんでいる人たちの何分の一の苦労でいいから味わって、
次回に返り咲いたときにはその苦労を思い出して、国民のためになる良い政治をやってもらいたい。
いよいよ政権奪還と相成った。
安倍総裁はその政策に適度なインフレを描いているが、構想どおりにいくかどうかは予断を許さない。
かつての高度成長時代から２０年前までは、購入した家の価値がインフレにより常に上昇して
もし万一のときでも、家を処分さえすれば住宅ローンを返済して余りある現金が残ったものだった。
今は何とか任意売却して、少しでも借金を減らそうと苦心している状態である。
もう昔のような家本位制の時代は来ないのだろうか。
自民党が選挙で勝って、安倍さんが思い切った経済対策を打ち出すことが報道されている。
それで株価が大きく跳ね上がった。企業に対する支援も大盤振る舞いされるらしい。
それで、住宅ローンが払えない人たちが払えるよう回復してくれれば良いのだが、果たしてそうなるかどうか。
期待はできないが、期待するしかないのである。