夫婦でシネマ

夫婦で見た映画と、個別に見た映画について感想をかいてます。全て映画館で見た映画で、ミニシアター系の映画をたくさん紹介!

大統領の料理人

2013年10月01日 | た行の映画
Story
ある日、フランスの田舎でこじんまりとしたレストランを経営するオルタンス(カトリーヌ・フロ)のもとにフランス政府の公用車がやって来る。彼女はパリ中心部にあるエリゼ宮殿と呼ばれる大統領官邸へと招かれ、フランソワ・ミッテラン大統領のプライベートシェフに任命されたのだ。だが、これまで女性料理人がいなかった男社会の厨房ではオルタンスはよそ者でしかなく……。(Yahoo!映画より。)
2012年/フランス/クリスチャン・ヴァンサン監督作品





評価 ★★★★


料理が主題の映画は、映し出される料理の数々を見てるだけで贅沢気分が味わえるので好きなのですが、これもそんな映画の一つです。
カトリーヌ・フロが絶えず毅然とした態度を保って演じているのが印象に残ります。モデルになった料理人のダニエル・デルプシュもそうなのでしょうが、非常にプロ意識を伺わせるものでした(これでは主厨房と摩擦も起きるよな、と変に納得)。
毅然と言ってもツンツンしてる訳ではなく、彼女が給仕長のルシェやパティシエのニコラとチームを形成して、料理をものにして行く過程が楽しい。
圧巻なのが、厨房を訪れた大統領にその場で作ってごちそうするトリュフのタルティーヌ。これを赤ワインで食したらさぞや至福の美味しさでしょうね。
このシーンは大統領とオルタンスの心境がシンクロして非常に滋味深いシーンに仕上がっています。
しかし大統領の健康問題も絡んで、次々と制約がかけられ自由に腕を振るえなくなったこともあり、彼女はエリゼ宮を離れる決心をします。そして次の職場として選んだのが南極基地の厨房。
エリゼ宮と南極基地の彼女が交互に映し出されるわけですが、世界の中心と地の果ての極端な対比が映画に独特のリズム感を持たせ、彼女の身に一体何が起こったのかという興味を掻き立てます。
大統領と、そして南極基地の男達との食を通じての触れ合いの中で、食と生きることの関連について新たな洞察が得られたのでは。ラストシーン、基地を離れるボートの上。振り返ることなく舳先に向かって歩く彼女の姿からそんなことを感じました。



映画『大統領の料理人』公式サイト


(「大統領の料理人」 2013年9月 名古屋 伏見ミリオン座 にて鑑賞)
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