義母のわがまま

奇跡の復活を果たした義母。

あれよあれよという間に、気管カニューレ、
経管栄養のチューブもはずされ
くすぶっていた肺炎も日毎に消えていき
あとは長期臥床による廃用性を残すのみとなりました。

当たり前だけど、喋れるようになると
人間、かわいくなくなってきます。
何故ならば　「文句を言う」　ようになるから・・・

今までは、辛そうでかわいそう。
しんどいだろうな、痛いだろうな、と一方的に
同情出来ていたから、優しい気持ちで居られたけれど

顔を見ると「これが嫌、あれが嫌」「食べたくない」
「あれ買ってきて」「おむつが痒い」「あの人キライ」

分かるんですよ。
身体は思うように動かないしね。
一日中いろんなことにイライラいらいらしてるから
面会に行ったとたん爆発しちゃうのも。。

息子は毎日来なくなったし、嫁はもっと来ない
看護師さんもだんだん無視するようになってきた。
私はこんなに苦しんでいるのに・・・

マイナー思考の私なら絶対考えちゃいますね
「なんで（頼みもしないのに）助けてくれたんや」って。


でもね、お義母さん
あなたの次男（夫）は、本当に素晴らしい息子だよ。
ここまでマメに通いつめて心配してくれる息子は
そういるもんじゃない。　
そんな優しい子にあなたが育てたのだから自信を持って。

疲れから持病が悪化して、ステロイドをまた
飲み始めた息子のカラダの事も、少しは心配してあげてね。



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心理学

コミュニケーションの初歩テクニック

１．アイコンタクト　（目線を合わせ距離感を掴む）
２．リフレージング　（相手の話を反復する）
３．ミラーリング　（相手の表情を真似る）
４．キャリブレーション　（相手の呼吸のテンポに合わせる）
５．スキンシップ　（むやみに触れない）

認知症高齢者に向き合う心構えとして
教わったことなのですが
私たち介護職は、笑顔がコミュニケーションの基本であると
思ってしまいがちです。

相手に心を開いて欲しいからニコニコ
自分の足りなさをごまかすためにニコニコ
優しい自分を演出するためにニコニコ？

自分がとても深く落ち込んでいる時に
愛想笑いもできないような時に
満面の笑みで楽しそうに話しかけてくる人に　
「実はね・・・」と
悩みを打ち明けられますか？？

と言う先生の言葉に、深く深～く頷いてしまった私。


そう言えば、義母が生死をさまよっているＩＣＵで
終始ニコニコ(*´∀｀*)説明をしてくれた看護師さんに
違和感を持ったことを思い出した。

私も今まで十数年、知らないところで誰かの心を
傷つけたり、閉ざしたり、させてしまっていたのだろうか。

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息子帰国する

到着が夜の９時だったもので
家族全員で　（うれし）　迎えに行きました。
（実は出発時にも全員で見送りに行っていた。。　　）

たった１ヶ月間の短期留学。
夏休みをダラダラ過ごされるよりは・・・と、
飛行機代のみ親持ちで、行かせたのですが
語学力が身に付いたかどうかはさておき、
知る人のない外国で、一人で頑張ったことが
ひとまわり成長した息子となって
戻ってきました。

「可愛い子には旅をさせろ」　と、昔の人の残した格言は
本当に言い得ていますね。


それにしても関西国際空港、なぜにあんな大阪府の外れに
作ったのでしょうか・・・
大阪に隣接する他府県の人間にとっては（和歌山県以外）
空港に行くまでがすでに旅行のようです。
それに、せっかく陸から遠く離れた人工島なのですから
飛行機の離着陸が間近に見えるような、観光スポットを
作ってくれたら良かったのに。。
（スカイビュー展望台からは飛行機が遠い・・）

でも、夜の滑走路は神秘的で素敵ですね。



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八つ当たりばばぁ

自分だけが仕事に家事に疲れてる

ほら、疲れが顔に出てるでしょ！

空気読みなさいよ・・・

あんたたち。


苛立ちが、手先の動作を派手にする。

ガッチャン！バタバタン！

こういう時に限っていつもはスローな動きが

テキパキと、、、怒りはエネルギーの源

なのかもしれない・・・なんて

頭の隅で考えたりもして。


何かを察した家族が、それぞれの場所に避難して

一人取り残されたあと、大きなため息・・・


冷静になった時に襲ってくる嫌悪感。

目の前には、きちんとアイロンがけされた私の服

「ああ、そうか」

知らないところでやってくれていたんだ。

大好きなペプシが並んでいるのも、重いのに

私のために買ってきてくれてあったんだ。

カッコ悪いな、小さな自分。



だけども懲りない八つ当たりばばぁは

忘れた頃にやってくる。


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