9月のある日曜日の話。
夕方、夫も一緒に 買い物に行くと 夫の好物、サーモンのお刺身が 安かった。
夫は「これで スモークサーモンが作りたい」と言った。
想像してみたら、おいしくできて すぐになくなっちゃう映像が浮かんだ。
「じゃあ 2パック、買おうか。」
スモークは 数回やっている。
一斗缶に 穴を開けたり ボルトを通したりした 夫の手作りスモーク缶を使う。
缶の底に チップなどをいれ 燃やすのだが 今回は スモークウッドを使った。
初めは ベランダでやりだした。
私が「スモークサーモンって 何度で燻すの?」って聞くと「30度以下」・・・。
「気温がすでに30度なんだけど。」
まあ 基本的に 常温で しかもこんな簡単な設備(?)で 冷温燻製は ムリなんだけどね。
でも 少しでも・・・と 夫は スモーク缶を 北側にあるお風呂場に移した。
家の中でやると 煙たいんだよね。
で、お風呂の入り口付近に 扇風機を置いて お風呂の窓から煙が逃げるよう、回し続けた。
多少 煙たいけど まあ 我慢できるかな。
あ・外が煙たくて 火事だって通報されたら大変!と 外も確認。
最上階だし、お風呂の窓側は 通路より高いところだし、隣の人の部屋とも 離れているので 大丈夫そうだ。
それに 外に煙は見えず、煙たくも無かった。
網の上に 前日下処理と味付けをした サーモンを乗せる。
夫は 30分おきくらいで 煙が出てるか、どんな状態か 確認していた。
6時間、スモークするんだけど・・・
お昼ごはんを食べ終わり、私がひよちゃんを寝かしている間に 夫も眠っていた。
スモーク開始から4時間、お風呂場をのぞいてみると ん?煙が出ていない。
スモークウッドが燃え尽きていた。
仕方ない、私が 追加した。
その後 煙は順調に出続け・・・6時間後、完成!!!!
色は すばらしい燻製色。でも なんだか サーモンの身が 温かすぎ。
切ってみると 案の定 焼きサーモン(^^ゞ。
煙を出すために 火をつけた木材が入った缶のふたを閉めて 6時間・・・。
当たり前の結果だよね~。
でも 一緒に入れてた チーズは とろけなかったし ちくわもおいしそう。
←チーズとちくわは 入れたばっかりのとき。
出来上がった 焼きサーモン?を 味見してみると・・・しょっぱい!!
「塩 多かったんじゃない?」 「いや、ネットで検索して その通りの量だよ。」
「塩した肉みたいに 塩抜きしたほうがよかったんじゃないかな。」 「ふき取るってしか書いて無かったよ。」
ビンに入って売っている 鮭フレークの しょっぱくてスモーク味、みたいな感じで 悪くは無いけど。
夫も 鮭茶漬け向きって言ってた。
冷温燻製、やっぱり それなりの装置がないとダメかな?
「ねぇ 今度は サーモンを凍らせてから スモークしたらどう?」は 私の案。
でも とりあえず 今回作ったものを 食べ終えてからね。
ちなみに この日は 夕飯を夫の実家で食べたのだが そのときこれを持って行って出した。
ごはんのおともにぴったり!と サーモン大好き義母は パクパク食べていた。
小さい瓶に入れて持って行ったのだが しょっぱいのに 半分くらいなくなる勢いで食べてた。
「これ、全部ここの家の分ですよ。残っても持って帰りませんよ。」と言ってみた。
やっぱり 今日しか食べられないと思って たくさん食べてたようだ。
余談だが 「サーモン大好き」と打つと「サー問題好き」と変換された(-_-;)。